トップページへ*楽人にメィル*

clear.gif

diary_logo.jpg

clear.gif
m_select.jpgABOUTINFORMATIONWORKSDIARYREVIEWBBSLINK


■2003/08/31(Sun.)■

 昨日に引き続き、延々と家康を読んでおりました。

 それとは関係ないのだけど、なんだかここ数日ワケもわからずイライラしている日々でまったく周囲の皆々様方にご迷惑をかけちゃったのだ。申し訳ない。ぺこり。

 明日から定時が30分のびるらしい。終業まぎわの30分って、長いよなぁ……。


■2003/08/30(Sat.)■

 親の家から強制的に送りつけられてきた、山岡壮八原作・横山光輝作画の『徳川家康』を読んでいる。いやーつくづく人間ドラマで面白いのだ。

 みなもと太郎の『風雲児たち』では、家康はどちらかと言えば悪役っぽく書かれているのだけど、山岡(横山)家康は「乱世にもまれる苦労人」というイメージをうちだしており、当然のことながら史観によってこうも違ってくるんだなぁと恐れ入った。

 それにしても三河武士の気骨たるやエライもんがありますな。家康人質時代の苦渋を思えば……!!ということでどこまでも彼に付き従い、時には公然と主君を罵倒する、アツい男どもがいっぱい。それが、時がくだるにつれて『風雲児たち』で描かれるような幕府安泰至上主義・武士のサラリーマン化・保守官僚化になっていくというのはつくづくモノガナシイ話なのだ。


■2003/08/29(Fri.)■

 7月23日に書いたテレビ番組は「明日役立つムダ知識」じゃなくて「トリビアの泉」とかいって最近けっこう人気の番組らしいね。そこ!「今頃何言ってんの」とか言わない!テレビなんて年に数回見れば多い方なんだから。

 それはさておき、これってどうなんだろう。「明日役立つムダ知識」というキャッチコピーは、まぁ多分翌日会社や学校でペラペラしゃべってみんなにそれこそ「へぇー」と言わせるということなんだろうけど、これが人気番組になってしまったら、「へー」もクソもないんじゃないのか。翌日しゃべっても、みんな知ってるわけでしょ。

 でまぁ、先日どっかで読んだんだけど「処女膜があるのは人間とモグラだけ」というネタが紹介されていたらしいが、そんなの誰でも知ってるんじゃないの?書いてた人は「へぇ」って言ってたけどさ。


■2003/08/28(Thu.)■

 ここに書くことが思い浮かばなくて、その日の出来事を「業務日誌」を頼りに思い出そうとしているのがイヤだ。


■2003/08/27(Wed.)■

 また、急にシゴトがたてこんできた。年単位の繁忙の波はだいたい聞いて知っているのだけど、こういう小さな波はまったく予測がつかずある日突然やってくるものなのね。ヒマだからと油断しておってはイカンな。

 夜は久々に相方とはなさない夜。インザスープをガンガンに鳴らして物思いにふける。なんとなく、いろんなことが安定期に入り、金銭的にも精神的にも別段不自由していないと思う。別段不満はないのだけど、かつて望んでいた「もうちょっとマトモな生活」というのは、こういうものだったのだろうかとフト思った。先日、アッチと近い将来の人生設計の話をした折も「何守りにはいっとんねん」とツッコまれてしまったしなぁ。もっとたくさんの本を読みたいし、歌もききたい。人とも話をしたい。

 「サイコーですな」などとゴロゴロしている場合ではないのだ。


■2003/08/26(Tue.)■

 こうやって毎夜パソコンに向かって陰気な夜を過ごしていると、フト思う。生活環境が一変し、連絡を取らなくなった人が急増したなぁと。

 「年末に結婚しようと思う」と告げた彼、先月彼女が出来た、と、ちょっとゴキゲンな彼、某離島のホテルに「赤貝の潮干狩りに行ってくる」と、シモネタ全開でバイトに旅立った彼、私生活不詳の彼とか彼とか。ヤツらは今日のこの夜、何を思い、どうやってすごしているんだろう。

 かつて懇意だった人の「夜をやりすごせ!」という誌を思い出した。その人にとって当時、夜は「やりすごす」べきものだったんだろう。それと重ね合わせるわけでもないが、なんとなく最近「時間つぶし」的生活を送っているような気がする。次の休日まで、アッチと呑めるまで、あそこに遊びに行く日まで、カネが貯まるまで、相方に会えるまで。何かを心待ちにする生活は悪くないと思うのだけど、それまでの日々をあまりにぞんざいに過ごしていないか?と思った。

 いま、カネとヒマのバランスがちょうどいい具合になりつつある。こんな時にダラダラと過ごすのは……サイコーですな。


■2003/08/25(Mon.)■

 案の定、ひどく出勤のダルい朝。しかし、3日間遊び倒した翌日に給料が入っているというのは気持ちがいいなぁ。

× × ×

 今日の日付分のメモ日記に「ナルトは、結局実存を問う話なんだな」と書いてあった。わからん。何を考えていたんだこの日。まぁ、いいたいことは分かるし、『NARUTO』と実存主義との結びつきは前からボンヤリ考えていたのだけど、それだけに、この日はなんでまたそのことを考えたのか皆目思い出せない。つくづくアカンたれです。

 ていうか、この文章は果たして「日記」なのか?


■2003/08/24(Sun.)■

 もうちびっとだけ続くんじゃ。

『ぼくの(リアル)なつやすみ 3』


■2003/08/23(Sat.)■

 まだまだつづくぞ。

『ぼくの(リアル)なつやすみ 2』


■2003/08/22(Fri.)■

 あまりに膨大な量なので、ファイル分けました。3日間続きます。

『ぼくの(リアル)なつやすみ 1』


■2003/08/21(Thu.)■

 会社帰りにフラッと京都駅前のソフマップに寄ってみた。あまり「フラッ」とよるような距離じゃないんだけど、細かいことはどうでもいいのだ。特にアテもなく、まぁいろいろ機材をみていたらモチベーションも上がるかなぁぐらいの気持ちで行ったんですが、なんとまぁ中古プリンタ約5000を発見いたしまして。早速相方やexitくんに相談。インクジェットプリンタに関しては無知蒙昧なので。

 結局購入しました。万一ハズレを引いたとしても、5000円なら授業料の範疇だと。修士論文執筆真っ最中にレーザーがブッ壊れて以来そのままになっていたので、とりあえず出力機器が入るというのはうれしいことです。

030821.jpg 帰り道、烏丸五条上ル西側に、新しい文房具屋を発見した。かなり大型だ。文具フェチとしてついフラフラと入っていってみると(なんか今日はやたらとフラフラしているなぁ)、店内の一角に「めるぷ」(ページ内「TAG」というのが、このお店。)なるキャラクターグッズのコーナーがあった。おおおぉぉぉ、かわいいじゃねぇか!!!というわけで使うかどうかもわからんノートを買ってしまいました。店の袋もなかなかにセンスよく、気に入ったのです。

 気に入ったのは気に入った……のだけど、ここまで文房具を買いにくるということは滅多にないだろうなぁ。五条だもんなぁ。中途半端なんだなぁ。


■2003/08/20(Wed.)■

 最近、ごくごく簡単なアクセス解析をとっていて、たまに眺めて面白がっているんですが、先日リンク元をたどってみるとGoogleで「楽人くん」で検索をかけてやってきた人がいるようだ。

 ハンドルをご存知ということは、知己なのだろう。ブックマークのない環境からわざわざお越しいただいたのかな?それはいいとして、なぜ「楽人くん」なんだろう。ウチでは自分に敬称をつける習慣はないし、せいぜい日記の中の登場人物のセリフぐらいなんじゃないか。

 あと、「CG オリジナル 絵本」とかで来てくださっている方も。絵本ネタなくてすみません。「MIHAL」が、一応絵本マンガを目指しているので、その関係でひっかかるようにしているのです。

 「イラスト 中華」で来てくださった方は、とりあえず『剣をもつもの』を予約注文してください。印刷製本のモチベーションが通常の3倍になります。

 どうにもやる気が低くて申し訳ないっす。宗派は本願寺系です。他力本願寺。


■2003/08/19(Tue.)■

 ギャー!毎日つけている「仮の」メモ日記までもが8/3から止まってる!!現在7月中旬の日記を執筆中な日々なのだけど、ちゃんと継続できるのだろうか……と心配していたら、結局なんとかなっている。我ながらスゴイ。

 会社では、上層部(?)からの絵描き指示をウチの主任が受けて、その後部員に割り振っていく、という感じなのだが、最近主任不在の折にぼくが代わって話を聞いても理解できるようになってきた。うれしい。

 夕方すさまじい夕立。帰るタイミングを逃した者約3名、とりあえずタイムカードを押してオフィスでのんびりダラダラすごす。こういうのもいいなぁ。これで音楽でもかけられる環境があればもっといいなぁ。ビールとツマミでもあればさらにいいなぁ。


■2003/08/18(Mon.)■

 やはりというかなんというか、盆明け出勤はダリい。休みボケ→仕事集中バリバリオラオラ、へとグラデーションを経て行きたかったのだが、頭の悪い俺は盆前に単純作業系を残しておけばよかったのに、朝イチから新規の絵柄をウンウンうなって描いては消し、描いては消し。

 ラフ用紙の隅っこにはところどころ悟空とかが描かれていたことはナイショです。

× × ×

 JRバス関東の運転手が飲酒運転でタイーホされたそうな。まったくけしから話なのだ。JRバスと言えば俺も相方もよく利用しているだけに、憤りもひととおりではない。けっこうフラフラと運転していたらしく、事故らしい事故に至らなかったのはまったく乗客のみなさんは強運の持ち主なのだ。俺もこの先しばらくの間に2、3回ほど夜行バスの世話になりそうなのだが、ちょっと考えてしまう。天下のJR様がこんな有様なんだから、新幹線や在来線、ましてや民間の交通業者なんてまったく信用できなくなってくる。

 そういえばどこだかで、電車の運転手が乗務中におにぎりを食ってたとかで懲戒処分になってたなぁ。おにぎりぐらいだったらまだ許せる感じがしてくるなぁ。幕の内弁当だったらちょっと許せないなぁ。のり弁当ならまぁいいか。なんだか論点がずれてきたなぁ。


■2003/08/17(Sun.)■

 元々今日は4人で川遊びに行く予定だったんだが、朝起きたら無念の雨模様。くそ。今年はサンダルも短パンも新調したと言うのに。で、結局昼まで寝てる。やや二日酔いで食欲もなかったのだけど、早くから起きていたらしいアッチが「決戦2」にハマってくれたおかげでずいぶん回復の時間がとれた。「決戦2」そばで見ているだけで結構面白かったです。言うなれば「少林サッカー」の三国志版。飛んだり魔法使ったりもうハチャメチャです。しかしなぜ孟獲と祝融の声優がが大介花子やねん。関西人は異民族かい。

 晩飯に、exitくんオススメのラーメン屋に行く予定だったが、開いていなかったため焼肉屋へ。番狂わせはここから始まった。その焼肉屋も開店20分ぐらい前だったので、近所のゲームショップで時間をつぶす。めいめい自分好みのジャンルのところをうろついていた。ガンダムフリークのアッチは、ひたすらガンダムゲームのところを熱心に見ていたのだけど、実は今日彼が来ていたのはこのTシャツで、彼も自分で気づいていなかったらしいんだが、さすがにその光景はちょっとヤバいんじゃないか。

 さて、めざす焼肉屋でおのおのたらふくくって一息ついた頃から、座の様相が変わってきた。タレと一緒についてきた揚げニンニクとおろしニンニクがあまりにうまそうだったために俺がパクパクつまみ出したことから、それは始まった。明日盆明け出勤にも関わらず、だ。こうなったらもうみんな明日はモハモハと異臭を放って社内の顰蹙を買おうぜ!!ということになり(というか俺がムリヤリ)、タレに投入、肉に塗布。挙句のはてにはお冷を「つぶつぶ入りニンニクジュース」に変えてしまい、座は阿鼻叫喚のニンニク地獄。

 店を辞し、さすがにちょっとやりすぎたと反省した。なんせ自分でもわかるぐらいの猛烈なニンニクスメル。コンビニでブレスケアを購入。しかしこのブレスケアというのはまったく人の足元をみた価格設定なんだな。背に腹は換えられぬ人たちが買っていくんだろうなぁ、俺たちみたいに。

 exitくんたちは帰り、なんとなく呑み足りない俺とアッチで、近所の居酒屋へ。「マァ軽く……」ということで日本酒1合ずつとわずかなツマミでダラダラダラダラ。家で呑むのとあまりかわらん。だって、8人がけぐらいの座敷で2人で呑んでたんですよ。寝られますよコレ。ていうか後半横になって呑んでましたけど。ますますウチで呑むのとかわらんじゃないか。

 さて、明日から会社。盆明け急遽の仕事がいくつかあったんだっけ。ん、ヒマよりはいいか。

× × ×

※バナーを変えました。バナーつきでリンクを貼ってくださっている方は、更新してくださるとうれしいです。「ABOUT」コーナー内にあります。


■2003/08/16(Sat.)■

 昼メシにMKバイキングに散歩がてらブラブラ歩いて行き、帰りに焼きもち屋、神馬堂へ。帰宅後2人で「少林サッカー」を見る。太極拳のムイがチームの危機を救うラストに対して「これじゃ太極サッカーじゃん!!!」と怒る相方。いや、そんな、ラストでタイトルが決まるんですか。ほなドラゴンボールのタイトルは「天下一武道会」になりますがそれでいいのか。つぅか劇中でちゃんと「すべての武術は少林より出づ」と言ってるじゃないか……。

 ドタバタと準備をして、北大路のはな華へ。今日はいつもの連中と送り火を見て、相方を駅まで見送るのだ。少々遅れて行ったため、ほぼメンツはそろっていた。exitくん、N川、MSRとは初対面の相方。ちょっとキンチョーしてたのか?各々急ピッチでアルコールをあおり、送り火へ。北大路橋のたもとで異様なハイテンション集団と化す。焼酎ですでに目の据わりかけているexitくんだけが大人しい。大人しいというかエネルギー切れかけっすか?

 さぁほな見送りに行くべぇか、と思っているとなんとまぁみんなついてきてくださって。ゾロゾロと集団移動。申し訳ないありがたかったっす。相方の乗るバスにはちょっと早くついたので、ポルタのスターバックスでお茶。というか、店内には空席がなかったので、テイクアウトをしてみんな店の前でヤンキー座りでお茶。ハタ迷惑な客をやってしまいました…。

 また北大路までひきかえして、近所のカラオケ屋へ。「水木一郎熱唱メドレー」とかいうなかなかに濃いセレクトをしたり。ますますテンションの上がるアッチは、exitくん家までの途中、クリーニング屋の前に立っていたノボリを奪取。戦国合戦の旗指物のように掲げて走り回る。アブナイ奴だな……。ちゃんと返してましたけどね、ええ!!一応言っときます。途中でサケも買って行ったりしたのだけど、真っ先にアッチが電池切れで撃沈。残ったのは呑めないN川と「今日はもうええわ……」とグッタリしているexitくん。俺はまぁチビチビやりながら、3人でボソボソと何事かしゃべりあって順次眠りの沼にはまっていきました。


■2003/08/15(Fri.)■

030815_1.jpg 今日はお出かけです。けっこう強行軍の予定なんでどうなるかと思いつつ出発。とりあえず地下鉄で東山まで。平安神宮でも行こか、ということでプラプラ。三条東山から白川沿いにあがったところで、なぜかアヒルたんが飼われておりました。グワグワ。鴨とかアヒルって好き。平安神宮でお参りしていると、会社の同期様に遭遇。いやー、会った場所が場所だけにビビりました。ちょっと前に、相方も同期もともにスピッツ好きということを知りまして、そういう話を(俺仲介で間接的に)していた関係で、コレをシールにしたやつが相方から同期様へ贈られてまして、そのお礼とか他一言二言。

話をきかないヤツ 神社を辞し、蹴上方面へ。琵琶湖疎水記念館脇の「かめはめ波」の像を通り過ぎ、インクラインへ。このインクラインについては、京都では小学校3年生で教わるのだけど、明治時代、とか言われても当時ピンと来なかったなぁなどと思い出す。今日はバッチリ解説できましたが、相方はあんまり聞いていませんでした。その後疎水の水路閣や、南禅寺近辺をうろつく。高校の帰りにexitくん家に寄った時なんかは、だいたいここが帰宅ルートになってたんですけども実際こうやって「観光」するのは初めてです。なんせ水のある所が大好きなので、ようやっと水路閣を目にすることが出来て嬉々。

 地下鉄蹴上駅から、山科へ。今でこそいっぱしの地方都市みたいなツラをしている駅前だが、マイホームタウンはもっとショボくあるべきなのだ。駅前にツタヤとかロッテリアなんてあってはいけないのだ!!山科駅前と言えば小汚いバスターミナルと、「うもーん」とか言って走り出す2両編成の京阪電車だろうが!!なんだよ大丸って!!!3月にバイトさせてもらったけどさ!!

030815_3.jpg 鼻息荒くなってしまったが、山科を散策。ガキの頃遊びまくった公園は、夏休みだというのに人の数はまばらであった。よく遊具の取り合いをしたものなんだが……。かわりにノラネコ天国と化しているエリアがあり、なんかすごかったです。10匹ぐらい住み着いてんの。捨てる→増える→捨てやすい→捨てる→増えるの悪循環なんだろうなぁ……。ちょっと前に、少年犯罪が起こるたびにマンガやゲームの「命を軽んずる」悪影響を指摘する声が聞かれたが、そういう時はあまりこういうペットの界の実情というのは取りざたされないんだなぁ。

 強行軍はまだまだ続く。今度は浜大津までどーんとひとっとび。初めての琵琶湖にカンドーの相方様なんだが、ここはまだ琵琶湖のほんの入り口なのだヨ。浜大津アーカスで本屋に寄ったりタイピングゲームをしたり。でも大津ってけっこう不便だよな。OPAとアーカスは近いからいいとして、パルコや「なぎさ公園」まで結構な距離があるしなぁ。

 いい加減帰ろうということで、四条まで出てさらさで晩メシ。よー歩いたわ。疲れた。激しく疲れた。


■2003/08/14(Thu.)■

 ひたすらダラダラしてました。きわめて非生産的です。

× × ×

 この日記、リアルタイムとの時間差が月単位なのがもはや標準っぽくなってきてまったくもって恐れ入ってしまうのだけど、19の時に北海道でチャリダーをやっていた時も、こんな具合だったなぁ、とフト思い出した。何しろ日中は走ってるし、夜はテントを建てたりメシを作ったり、相棒と語ったり、ドラゴンボールカードゲームのルールを考えたりが楽しすぎて、記録を残すことに時間をかけている場合じゃなかったんである。

 それでまぁ、帰りのフェリーの中(30時間ぐらいヒマをもてあます)で、半月分ぐらいの日記を一気に書いたのだった。しかも1日あたりの文章量が、この日記の3倍ぐらいある。ものすごいことをやっていたんだなぁ。しかし記憶というものは頼りないもので、後半になると食い物の話ばかりが登場してくるようになった。買い物のレシートは残していたので、それを手がかりにして書いていたのだけど、食ったもの以外思い出せないようになっていたのだ。おかげであの時どこで何を食ったかは今でも鮮明に思い出すことが出来るが、走っているときにどんな風景だったかについてはかなり心もとない。

 今から10年後、酒を飲んでいた記憶しか残っていなかったらと思うとさすがにちょっとクラクラする。


■2003/08/13(Wed.)■

 アッチ、相方と3人で伏見方面へ。このあたりで遊ぶのは高校以来だなぁ。昔育った街に行くと、丁度ここ数年で再開発が進んだということもあってあまりの変貌にボーゼンとしてしまったりするのだけど、この伏見のあたりは60年代ぐらいからもうこれからも永久に時間が止まったまんまなんじゃないかと思うくらいでした。

 桃山御陵前で下車し、御香宮へ。ここには「名水」があるというのでアッチのお勧めでペットボトルまで持参してきたのだ。あとは大手筋商店街をブラブラ。あぁジモティーだ。もう大好きこういうの。さすがに酒の街だけあって、商店街の酒屋は品揃えも申し分なく、試飲のサービスも行き届いているようだった。いろんな酒を見たり、ビールをのんだり。退屈そうな相方には「女の子で言うウインドゥショッピングみたいなもんや」と言い訳。

030813.jpg ほんでもって酒蔵の見える川沿いの道を歩く。酒好きのくせになんとまぁここを歩くのは初めてだったのでした。黄桜の施設で「サケのできるまで」みたいな展示を見たり、「カッパミュージアム」とやらをのぞいたり、歴代黄桜のTVCMをひたすら見たり、………酒のんだり。もう伏見、ナイスです。街全体が大人の遊園地です。ディズニーランド?知るか。フシミだよフシミ!!!

 夜は京都駅まで戻り、Q楽で点心なんぞをついばむ。


■2003/08/12(Tue.)■

 先日書いた王将メニューの英語表記ですが、読者の方からメールをいただいて、スペルミスをことごとく修正しておきました。ああ恥ずかしい。どうもありがとうございました。だが「私でも気づくミス」という表現が気にかかる。「私も英語は決して得手ではありませんが」と言いたいのだろうが、どうも「オマエはそれ以下だ」と言われている気もする。まぁ、きっとその通りなんでしょうが。精一杯の感謝の気持ちを込めて悪態をついておきます。……俺はそもそも攘夷主義者だから夷荻のコトバなんぞうんたらかんたらごにょごにょ……。

× × ×

 お見送り2日目。他部署はいったいどうなっているのかよく分からないのだけど我らが絵描き部屋は、盆休み前ということで上半期(ていうの?)のシメキリが軒並み「今日」とかだったりでもう、おわんねー!こんにゃろ!」的空気がムワムワ。

030812.jpg 夕方アッチと酒屋で合流して、フロに行って相方と3人で呑む。彼ら、初対面ではないのですが「こんなに仲よかったっけ?」という感じでビックリしました。いつの間にか相方、アッチにタメ口きいてます。相方には我々の宴会スタイルを体験してもらったのも良かったですな。いっつもこんな具合でやっとります。

 途中、相方の発言がどうかと思ったので「オマエは○○(アッチ俺共通の友人)の彼女さんか!!」とツッコんだところ「失礼なっっ!!」という逆襲。いや、その発言もだいがい失礼やと思いますが。

 俺が寝てしまった後、相方とアッチでパネポンをやっていたそうな。しかしウチのAVまわりはかなり複雑な操作を必要とするはずなんだが、アッチ、きわめてますな。


■2003/08/11(Mon.)■

 相方は盆休みらしいが、俺は明日まで仕事なのだ。くそ。行きがけに「いってらっしゃい」などと言われた。別に惚気ているわけではないけど、あぁなんか見送りっつーのは久しぶりじゃのう、と思った。

 3月の東京放浪と逆で、俺が仕事で相方が遊び。遊びっつーか俺はバイトしてたんですけどね!ええ。

 夜メシは、マクドとさんざんに迷ったあげく、ココイチでカレー。行きしなに、近所の橋のところでサスペンスドラマの撮影をやっていた。賀茂川に死体があがったシーンらしく、捜査官のコスプレをした集団が担架をかついでいた。ヤジウマAのおばちゃんによると、「あそこにいはんの、ヒカワキヨやって!」ということだった。ヒカワキヨシは、折りたたみの椅子にたいくつそうに三角すわりをして、ボンヤリ台本を眺めていた。

 メシから帰ってきて、相方の今日の遊びコースをボンヤリ聞きながら仕事をしていた。明日でラストなのに、ちょっとヤヴァイ進行だったのだ。なんかこう、ムナシクなるね。滅多に会えない人が来てくれてんのにシゴトなんてさ。途中からなんかもうヤケクソになって「エーイ!もうこれでいいわい!」と投げ出してしまった。いかんいかん。つーか家のマシンが会社とは段違いに快適でビックリしたのです。


■2003/08/10(Sun.)■

 えー、昼ごろモソモソと起きだして、半日かけて大掃除をしました。夕方北山駅へ相方様を迎えに行く。3月に東京で9泊10日した時は、「もうこんなに連続して会えることはないだろうなぁ」などと話していたのだけど、今回6泊7日だそうです。

 まぁ時間も時間なので出かけることもなく、晩飯リクエストであるうどんにお応えして近所の「なか卯」へ。

 聴けば今回青春18きっぷで鈍行を乗り継いで来たという。俺はもうハタチぐらいのころからこのルートを何度も使っており、特に帰りなんかはダルくてしょうがないんだけど、相方様はなかなか楽しかったとのこと。……初めてだからだよきっと。鉄ちゃんでもないのになぜか東海道本線の駅名がパパパッと出てくるようになる頃には、新幹線ブルジョワにあこがれるようになります。ええ、きっとなります。なってね。


■2003/08/09(Sat.)■

 何事もなく実にダラダラと過ごした有意義な休日。

× × ×

 ライブについて思う。歌はやっぱり本人が目の前で歌っている方がいいと、素直に思う。でも、そこにカネが絡んでくるとどうもそのあたりのパワーバランスが微妙なことになってくるんだ、俺の場合。

 例えばライブワンセットと、CDアルバム1枚がだいたい同じ内容だったとしよう。価格はライブが4000円ぐらい、CDが3000円ぐらい。この時点で金銭的にはすでにCDの圧勝である。さらにCDは何度でも聴くことができる。仮に100回聴いたとしたら、単価は30円になってしまうのだ。10〜20曲聴くのに30円と4000円の差。「生のほうが絶対いいって!」と分かってはいても、いざ数字にしてみるとはたして100倍200倍の感動が得られるかどうかはちょっとアヤシイ。

 あともうひとつ気になってしまうのは、どうもヒトのフンドシで相撲をとっている感が否めないんだなぁ。人様の力を借りてテンションを上げている気がする。ヤローの連れと呑む時の方がハッキリ言って盛り上がるんだ。しかもホラ、ライブって、どの曲のどの瞬間にあいの手を入れるかとか、暗黙の了解で決まってるじゃないですか。あれがどうも……。影ちゃんのライブでは「CHA-LA HEAD-CHA-LA」のところで拳をかかげることになっているのだけど、中には「玉乗り仕込みたいね」のところが異様に燃えるゼ!という人だっているんじゃないのか。テンションは最高潮なのになぜかまわりにあわせている自分、というのがどうも釈然としないんである。

 これまでいくつかライブを経験したけれども、心から「よかったなぁ!」と思えるのは、やっぱり落語だった。あと演劇。勝手に笑ったり勝手にカンドーできるおおらかさというのがいいんだなぁ。


■2003/08/08(Fri.)■

 なんか今週は異様に長く感じた。ヒーやれやれ。しかし来週2日出勤したら極楽の盆休みなのだ。むふふふふふ。

 関係ないけどそういえば先日、他部署に新入社員(男性)が入ってこられた。まだ一言二言挨拶を交わした程度なんだけど、どんなヒトなのか期待がふくらむ。まさか入社して3ヶ月チョイで「後輩」ができるとは思わなかった。後輩と言っても俺よりも少し年上、という話なので、いろんな社会経験人生経験女性経験その他モロモロあれこれ御教授いただくことも多いんだろうけど。それはさておき。

 ウチの部署にもあいさつまわりに来られた。彼が去ったあとしばらく、彼のウワサ話というか、勝手な人物像推理に花が咲いたわけだが、よく考えると4ヶ月弱前に、俺もまったく同じように挨拶回りをしたのだ。あの時も俺が去ったあと、こんな風にヒソヒソ会話が交わされていたのかなぁと思うとなんとなくやるせない気分になった。噂話は聞くのもするのも苦手なのだ。


■2003/08/07(Thu.)■

 この8月から、社長より社内全面禁煙が申し渡された。これまでは社内の片隅に喫煙所があり、スモーカーたちはそこで憩いのひとときを過ごしていたものだった。昼休みなんぞはまるで不良のたまり場の様相を呈しており、まことに居心地がよかったのだが。

 社長いわく、全世界中が禁煙化の波に乗って押し進んでいると。俺のようにおかしな大学に行ってそこにドップリ漬かってしまうとなかなかヨノナカのことが見えなくなってしまっていたのだけど、そうか知らない間に世間はそんなことになっていたのか。そういえば立命館大学はキャンパス内全面禁煙だったっけ。どこへ行ってもプカプカ煙を吐きながら闊歩している精華が、やっぱりおかしかったんだなぁ。

 しかし社長はぬかったと思う。こともあろうに「敷地内全面禁煙」と申し渡してしまったのだ。社長の主義および立場からしたら「出社〜退社まで全面禁煙」とすべきだったのではないか。それはちょっとたまったものではないけど、まぁおかげでみんな「敷地」から1歩だけ出て、通りでプカプカやるようになった。この通りというのが、けっこう大きな幹線道路で、ヒトもクルマもよく通る。そんな道で昼間っから社員がスパスパやってるというのは会社イメージとしてずいぶんマズイんじゃないかなァ……などと思ってしまう。

 喫うからにはマナーぐらい守ろう、と思ってこれまでやってきたので、いきなり今日から路上で、というのはいささか抵抗があり、おかげで喫煙量もずいぶん減ってしまった。健康の面からしたら確かにいいことなんだろうけど、なんとなく「してやられた」感がつきまとい、釈然としない。やめる時は自分の意志でやめたい。


■2003/08/06(Wed.)■

 最近、歩いて5分ちょっとの露天風呂銭湯に通うのが億劫になって、いつも家の真裏にある銭湯に行くようになったという話は以前にも書いたと思うけど。先日その銭湯で信じられないような体験をした。

 いつものように「あーダリダリ……」などと脱衣場でいそいそと服を脱ぎだした俺だが、その瞬間脇の扉が開いて、女子高生風のオンナノコが普通に入ってくるではないか。あたかも俺は最後の一枚を手にかけようとした瞬間だったのだ。その扉はボイラーにつながっており、まぁ多分その子は風呂屋の関係者−おそらく家族とか身内とか−と思われるのだけど、これはちょっと不意打ちがひどすぎるのではないかと思った。

 おそらくこういうのはもはや習慣なんだろう。幼い頃からこういう体験をしていると、チンポコなんて屁でもないんだろうなぁ。チビッコから少年、青年、中年、老人と、ありとあらゆるチンポコを目の当たりにするのが、もはや日常的なことなのだ。おそろしい話である。

 これまた先日、何かの告白手記で「咥えたチンポは3ケタにのぼる」とかいうのを読んだのだけど、そんなのてんで相手にならないのである。だって、そういう商売をしてたら、1日に3人相手したとして、1年もたたない間に3ケタに到達してしまう。フロ屋の彼女の場合、まず1日2ケタは確実で、しかもそれを10年以上続けているのだ(多分)。年季が違うである。

 なんでこんなにフロ屋の女の子をヨイショしているのかわかりませんが。そもそもこれは「ヨイショ」なのか。


■2003/08/05(Tue.)■

 近所の王将へメシを食いに行った。料理を待っている間メニューをボンヤリ眺めていたら、それぞれの料理の脇に英文が添えてある。外国人の来客を意識してのことなんだろうか。面白がって中華料理の英語名を見ていった。メモをとってなかったので記憶がだいぶ曖昧なのだけど、

海老の甘酢 fried shrimp sweet sour sauce
ヤキメシ fryed rice with roast pork and vegetables
天津飯 a rice with fryed egg and crab

 などなど、あぁ、まぁナルホドな……というかかなりそのまんまやな、という感じがするんだけど、わからんでもない。ただし、これだけは解せん、つーのがあって、

春巻き spring roll

はる まき。そのまんまっていうか、意味通じるのかガイジンに!?スプリングロール。


■2003/08/04(Mon.)■

 僕が高校生の時に、ドラゴンボールの最後の人気時代があった。同人誌界では、人造人間編以降下火だったようだが、魔人ブウ編からチビッコ向けのノリに戻り、本来の読者様方であるジャリどもにはウケていたようだ。グッズなんかもまだバシバシ出ていて、ドラゴンボール同人界のカリスマ、ふるじゅんさんもけっこうな量を描いてらした。

 こういうグッズは、もちろん鳥山先生が描いてらっしゃるものではないし、かと言って東映動画の人(中鶴さんや山室さん)の絵柄でもないグッズがいくつか見受けられ、フシギに思ったこともあった。でまぁ結局ふるじゅんさんのようなグッズ描き専門の人がいるのかなぁ、俺もがんばったら描けるようになるのかなぁ……などとあらぬ妄想に鼻息を荒くしたものだった。

 そんなことを考えながらダラダラと20代前半を過ごし、鳥山絵もかつてのようにソックリに描けなくなってしまった今(その割にオリジナルを描くと「ドラゴンボールや!」とか言われるのだが)、やってきたのがこのドラゴンボールリバイバルの波だ。

 「孝行をしたいときに親は無し」ということわざがあるが、俺の場合「孝行をしたいときに能力無し」と言ったところだろうか。なんかこんな風に書くと救いようがないなぁ。


■2003/08/03(Sun.)■

 うわー、ダラダラした休日2日間だったなぁ。

× × ×

 昨日はあんなことを書いたけど、フト思った。自分が好きなモノの「好きなところ」を挙げるのはなかなかむずかしいなぁ、と。不満な所ならわりと簡単に言葉に乗せることができるんだが。あれも嫌、これも嫌、それもキライ。でも好きか嫌いかと問われると迷わず好きと答えてしまう。不条理といえばこれほど不条理なことがあるだろうか。

 「イヤよイヤよも好きのうち」という言い回しがある。犯罪的性愛のタテマエにこの言辞が用いられるのは女性ならずとも不愉快極まりないところだろうが、その一方で視点によっては言い得ているのかもしれません。

 でも、ホタテ貝の内蔵の部分は嫌いです。あれは本当にきらい。


■2003/08/02(Sat.)■

 愛ゆえに、なのです。

 ホラ、過去にまったく興味も抱かなかったはずなのに、愛するモノからの影響というか、意味連関で、今更ながらズブズブとのめりこんでいってしまう、というようなことが往々にしてあるでしょう?

 というわけで、コカコーラをガブガブ飲んでいます。ヤムチャと人造人間18号が当たりました。


■2003/08/01(Fri.)■

 先週須磨の海でコンガリ焼いたものですから背中の皮がボロボロになってきた。うーん、もう少し気合を入れて焼いたらもっときれいにペリリーっといくと思うのだが、どうにも中途半端でモロモロときたならしいことこの上ない。

 今年は日本中が冷夏、冷夏とさわぎたて、確かにいつまでもしつこく梅雨が続いてダラダラとだらしなく「なんとなく夏?みたいな」という空気が漂うが、こうしてみると俺は俺でそこそこ夏をあそんでおりますなぁ。



clear.gif

copyright.gif