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■2004/04/30(Fri.)■

 改めて書くほどのこともないアタリマエの話なんですが、ペンにはペンの、絵の具には絵の具の、水墨画には水墨画のタッチがあるように、フォトショップにはフォトショップの、イラストレーターにはイラストレーターのタッチがあるなぁと思う。

 かつてこういうツールが出始めた頃には(特に漫画業界におけるフォトショやペインターの位置づけとしては)、手書きで出来ない部分をサポートするとか、副次的な要素が強かったような印象がある。まぁそれは僕が当時藤原カムイさんの使い方くらいしか知らなかったからなのかもしれないけど。

 でも、これだけ一般化して、ちょっとツールをかじったヒトなら「あ、これはこうやって描いた」と分かっちゃうご時世にまでなると、やはりコイツらもある種独立した「画材」として扱われているんだなぁとつくづく思う。

 そこで自分の画法を振り返ってみると、イラレ使ってんのに、ペンのタッチを「再現」することに汲々としてるおれはまだまだだなぁ。だったらペンで描けよと。


■2004/04/29(Thu.)■

 帰宅するなり、ひたすらドラクエやってました……。

 いいじゃねーか!世間では5も出ることだし、俺は4だけ未体験なんだし!


■2004/04/28(Wed.)■

 サコサイトの資料を取りに、セイカへ行ったわけですよ。そしたらなぜかそのまま茶山のお好み焼き屋に拉致されたわけですよ。なんだろうなぁ、ここに来ると、必ずその夜は予定外の結果が待っている。でもまぁ、それがいいんだなぁ。

 この春に入学したというヤツの中に、伝統産業というか、伝統芸術というか、まぁ由緒正しき家系の御曹司がおったんですが、コイツがなんとまぁ俺以上のアル中で、朝からビール3本くらい呑んでいて、それで詩を書いたりギターを弾いたりして、それなりに副収入があるって言うもんですからタマゲてしまいましたね。あぁいいなぁ、そういうヤツと色んな話がしてみたかったんだよなぁ、と、つくづく思いながら色んな話をしておりました。

 が、なんとなく飲み足りない状態でおひらきとなったため、exit君チにでも行こうかなぁ、と電話したら、修学院でtomozouさんと呑んでるというので、直行。ステキな炭火焼のお店だったんですが、俺が着くなり「飽きた」とか行って撤収。オイオイ、おれオシボリしかもらってねーよ。

 まぁいいや。で、修学院から高野に移動して焼酎でイッパイやってたのだが、exit君は来るなり寝てしまい、ぼくはずっとtomozouさんと、藤子・F・不二雄作品に置けるエロシチズムについて熱く語っておりました。


■2004/04/27(Tue.)■

 4日ぶりに会社へ行ったら、デザイン採用が3件も来ていてビックリ。しかし決まったら決まった分だけ「型」を起こさねばならず、なかなかにうれしい悲鳴をあげておりました。漫画家で言うと、一気にネームが3本も通ったような感じ。ペンが〜!!ベタが〜!!

 なんとなく、悲鳴の対象が、昔夢見ていたものとは若干ズレてきているような気がする。そういえばトーンなんてもう何年触ってないだろう。

 ……などと言いつつも、夜はドラクエ三昧。ていうか、サコさんに頼まれたサイトを作らねばならんのだが、とんでもない時期にドラクエなんて買ってしまってハッキリいって後悔はしないがさすがにいささか反省しておる次第であります。


■2004/04/26(Mon.)■

 元々相方の部屋探しは、今日あたりをメインに予定されていたので、俺もそれに合わせて有給取ったりしていたんですが、もう別に俺のサポートもいらんやろ、ということで、俺自身の引っ越しにまつわる役所まわりの日ということにしました。

 なか卯へ行き、帰りにフラリとゲームショップに寄ると、『Xi』や『ドラクエ4』が格安で売られていたので即ゲッツ。相方様はは部屋探しに行き、おれは予定通り役所まわり。

 途中、後ろから激しくクラクションを鳴らされた。これ以上ないというくらいに左に寄っているにも関わらず、だ。こういうヤツっているんだよねー。クルマがこの世で一番エライと大カンチガイしているスカタンが。思わず喧嘩を売ってしまった。まったく俺も大人げないのであります。

 相方は部屋を決めてきたそうな。おぉ!俺の会社が近い。職安も近い。ユニクロ近い、無印近い。特に、無印フリークの彼女としては、徒歩ン分で無印に行けるだなんて、夢のようなのではあるまいか。今までは電車で15分か20分かけないと行けなかったわけですから。

 しかしまぁ、部屋も決まり、なんだかこうして「その時」が来てみると、あまり実感がない。ここ1年くらいは、僕が上京することが希で、会うのはほとんど京都だったし、相方もチャリを買ったりして、微妙にグラデーションを描きつつ京都人になりつつあるからなぁ。

 でも、「“上ル”ってどっちだっけ?」という質問はそろそろ卒業してほしい。


■2004/04/25(Sun.)■

 相方の希望で北野天満宮の市へ行く。なるほど噂にきいた通り、骨董品から古着古本まで、雑然とぶちまけられている様は圧巻でありました。

 ガキの頃、親父に何度か連れて来られたことがあるのだけど、当時は僕はもう本にしか興味がなく、古本のエリアしか目になかった。今日は、器やら着物のハギレやら、映画の小道具の日本刀やら、火鉢やら、なかなかに魅力的な品々を物色しつつ「おぉ……俺も成長したのぅ」などと1人で悦に入ったりしてたわけであります。

 欲しいものは色々あったんですが、いかんせん自宅はすでにモノであふれかえっていますので、今日に限らずついつい買い控えをしてしまうわけなんです。食器とか火鉢とか、かなりツボなものが安くあったんですけども。で、「買う!」ということに対するモチベーションが消滅すると、途端に見るのがかったるくなるのがマイ性分。ウインドウショッピングできないヒトなんですね。気が付けば歩幅は広がり、速度は増し、相方様ははるか後方という展開に。

 来春、本当の意味で引っ越しをする際に、ガスッと荷物を減らして、いろんな雑貨の買い物を楽しみたいものです。

 部屋探しの続きをするという相方と別れ、俺はフラフラとビブレ方面へ。以前より気になっていた、1000円散髪の店に突発的に入ってみました。謳い文句を見ると、ターミナル駅なんかにできたのが最初の、いわゆる「散髪のコンビニ」というイメージで、切るだけ、梳くだけ、整えるだけ、といったようなイメージ。髪型をガラリと変えるのには不向きですな。洗髪もないしカオも剃ってくれませんが、俺的には全然オッケー。

 サッパリと帰宅して、ダラダラネットしてたらもう夜でした。洗濯するつもりだったのにな……。


■2004/04/24(Sat.)■

 とりあえず今日はダラダラする予定だったが、気が付くとダラダラにも飽きてきた。さりとて他に特にやることもないので、相方様の部屋探しに。京都の地理サポートと、興味本位も手伝って同行することにした。

 大学院時代、研究室で同じだった学生が勤めているという不動産屋へ行き、何軒か紹介してもらって見て回る。俺が最初に引っ越す時もこうだったなぁと、しばし感慨にふける。俺も今度の4月には今のアパートを出たい気持ちなので、手続きや金銭的なことは、しっかり見ておこうと思う。感慨にふけってばかりいるわけにはいかないのだ。

 そういえば会社のヒトたちは、相方の来京を聞くと「結婚!?同棲!?」と、色々聞いてくる。いやいやいやいや、僕ら共通の認識としては、ようやく、世間一般、ヨソサマと同じタートラインに立てる、という感じでして。

 つーか、そんな色恋沙汰ばかりで世の中回ってませんて。まだまだ遊びますよ。


■2004/04/23(Fri.)■

040423.jpg 会社帰りにスーパーにて採取。今、ちょっと辞書をひもといてみたら、確かに「Lettuce」は「レタース」と読む場合があるらしいが、これ以来、3文字の単語はすべて「○○ー○」と脳内変換されるようになってしまった。タバーコ、ズボーン、マウース。

 アイーン。

 そんなわけで昨日に引き続き再びセイカへ行っておりました。みんなでなんかモノを作るのはやはり楽しいなぁなどと思います。「文化表現学科」なんてぇものができたせいなのかどうか、今の1・2回生は結構話しやすい人が多いです。大学院時代の2年間は、あんまりうまくメンバーにとけ込めず、居づらかったんですけども。俺もこの世代に入学したかったなぁと、ちょっと思いました。

 帰宅したら、来京にともなう部屋探しのために、相方様が来ておられました。


■2004/04/22(Thu.)■

 サコの頼まれ仕事で、終業後セイカに行ったんだが、研究室に入るなり「あれ!?明日とちゃうの!?」などと言われてしまった。先日わりと遅くに打ち合わせをしたので、実際どうだったか思い出せない。ただ、打ち合わせの電話を切った直後に、手帳に今日だと書き込んだ記憶はあるので、サコが間違っていないとしたら、俺は電話を切った時点ですでにカンチガイをしていたことになる。まったくどうしようもないのである。

 明日は『花とアリス』を見に行こうと思っていたんだが……。だから仕事は今日だっていう風に組んだはずだったんだけどなァ。


■2004/04/21(Wed.)■

 ここ数年、毎年同じメーカーの手帳を買っている。中身のデザインが使いやすくて、使い方も固定化されてきているのでなんとなく離れられないのだ。僕はコイツに、文具店で売っている透明なナイロンの文庫用カバーをかぶせて使っている。こうすると、文庫カバーのサイズが若干大きいため、背表紙にたるみ部分にペンを入れておくことができ、大変便利ってわけです。

 しかしながらこの手帳、表紙やカバーのデザイン及び素材が毎年変わるのが難点。先日買った今年度分は、バカでかい布製のカバーになっており、このままでは文庫カバーをかぶせることができない。エイクソ、と思って布カバーをはずすと、ボール紙むき出しの本体が出てきた。いくらなんでもこれはちょっと……と思い、今日は突貫でオリジナル表紙を作ったわけです。

040421.jpg WORKSにある「イースタン・フォト・スタイル」を流用したんですが、早速相方に「アニメグッズくさいね」などと言われてかなりションボリしました。俺としては、MIHALや凰輝よりはマシだろうと思ってチョイスしたんですが。

 とりあえずキャラものはダメってことですな。

 ……というようなことを、リアルタイム当時にメモ日記に書いていたんですけども、2ヶ月たって見てみると、さすがに自分でも「ちょっとどうか」と思えるようになりました。面倒なのでそのまま使ってますけども。


■2004/04/20(Tue.)■

 街へ出ても、会社へ行っても、1人でいても、ワケもわからずなんだかイラダチ気味の日々であります。

× × ×

 『サトラレ』という映画がある。人の考えを読み取ってしまう妖怪の「サトリ」とは逆で、自分の考えていることがまわりの人全員に読み取られてしまう特異体質なヒトが主人公の作品。

 この「サトラレ」体質の人間は、同時に並はずれたIQを持っているので、貴重な人材として国家によって保護されている。「サトラレ」が、「サトラレ」であることを自覚してしまうような行為は厳禁とされているわけである。つまり、隣のヤツの思考がアタマに否応なく入ってくるのだけど、平然としていなければいけない。

 この「サトラレ保護法」によて、作品世界内においては「自分が“サトラレ“ではないという保証は一切ない」ということになり、なかなかにスリリングだと思うのですが、劇中では主人公のドラマ中心に回っており、このステキな設定がいまいち消化不良のまま終わってしまった点が残念だったわけであります。

 説明が長くなりましたが、要は「もし俺が“サトラレ”だったら……」と、ヒヤヒヤしておる、そんな日々でありますと。

 そういえば、俺に対する評価は「ポーカーフェイス」と「分かりやすい」とに二極分解しており、本人としてはなかなか面白いもんだと思ったことがある。

 だからどうした、って感じですね。ハイ。


■2004/04/19(Mon.)■

 会社でプチ異動の話が持ち上がる。と言っても、別に俺だとと指名されたわけでもなく、これから決めるらしいが、いずれにしても環境的にちょっとした変化が起こるようである。なんだか楽しみでもあるが、大いに不安でもある。

 退社して帰ろうと思ったら、ひどい雨であった。カッパの用意はなく、ドロップハンドルのチャリでは傘をさすこともできず、帰りに銀行に寄ろうと思っていたのでバス代もなく、もう散々。

 異動に関するモロモロの考えごとと、雨に降られたヤケクソエネルギーも相まって、突発的に炭火焼を敢行することにした。今まではなんとなく週末のヒソヤカな楽しみてきポジションにいたこの炭火焼だが、よく考えると焼いたり食ったり火の管理をしたりで結構忙しく、普通に呑んでいるより酔わないということに気づいた。だからむしろコイツは平日向きとも言えるのである。

 でまぁ、買い出しに行ったわけですよ。レジでカネ出したら、小銭を出した拍子に、一緒にどういうわけだかナニの毛がポロッと出てきてですね、何事もないかのようにカネ払うトレーの上に舞い降りたわけなんですよ。違和感。すげー違和感。スーパーのレジに一本の黒いライン。つーかなんでそんな所にそんなモンが入ってたんだよ。

 レジのおねぇさんはさすがにプロ。何事もなかったかのような表情をよそおいつつもしっかりと問題のブツを避けて小銭を奪取。ぼくはもう、そそくさと食材をフクロに詰めて逃げ帰ったので、ブツのその後についてはあずかり知らぬことなんですが、僕の次に並んでた客はどうしたんだろう。

 しばらく、あのスーパーに行くたびに、店員に目をつけられるんだきっと。「あ、チンゲや」「チンゲのやつが来た……」なんてアダ名まで付けられたり。


■2004/04/18(Sun.)■

 昨夜落としてしまったカギを作りに川端ニックへ。なんか引っ越し関連で先週も来てたよな、ニック。

 カギと言えば、前の開閉における回転の向きが、アパートと逆なのでいまだに慣れない。今までは、閉める時は左まわしだったのが、右に変わったのだ。だから、つい手クセで左回しをして、閉めた気になっていることが多い。会社から帰ったらカギ開いてた、なんていうなかなかに笑えないことも何度かあって、ちょっとマズいなぁと思っている。

× × ×

 2chに「男女問題板」なんてものを見つけてつい読みふけってしまった。こんな板があったなんてちっとも知らなかった。いろんなスレを見てまわっていると、なんだか俺と似た境遇で似たことを考えてる人がいるんやなぁという感じが。


■2004/04/17(Sat.)■

 休日出勤です。しかも通常業務とは違って立ちっぱ仕事だったのでいささかくたびれました。学相の時も、立ちっぱはやっぱりキツかったです。あるいみ引越し以上。

 さて、今日から夜は走ることにしました。オナカに、さすがにちょっと危機感を抱き始めたのです。走ったあとで呑むビールがまた最高なわけです。意味ない。

 そして走ってたら部屋のカギを落としてしまった。アホや・・・。


■2004/04/16(Fri.)■

 巨匠が逝っても世界は回る。

 終業後、はるばる滋賀県大津は膳所まで『きょうのできごと』を見に行って来ました。気がついたら京都での上映終わってやがんの。しかも膳所だって今日が最終日、ってわけであわてて行ってきたわけです。

 膳所駅から、大津パルコまでテケテケ歩いたんですが、膳所ってこんなに開けてたっけ!?いつの間にあんなオシャレスポットになったんだ?しかも、駅からパルコまでの道!「ときめき坂」ってなんだよ。

 映画は、非常によろしゅうございました。大学院進学のために京都に引っ越してきた青年の引っ越し祝いに集まる友人たち、という設定。「どこにでもありそうな」ということを徹底して狙った作品で、狙ってやってる割に上手くできていて、まさしく「これ、俺らやん!!」というような場面も多々あり。

 帰りに、財布の中が心もとなくなって、フトsuicaに結構残りがあったことを思い出す。駅員に「icocaと提携してますか?」と尋ねてみたところ「使えへん使えへん!!」とつれないお返事。ションボリしてトボトボと帰路につきました。


■2004/04/15(Thu.)■

 昨夜ネットを見ていると、かの横山光輝さんが全身大火傷だっていうじゃないですか!!ハッキリ言って相当うろたえたんだがどうすることもできず、2chの「三国・戦国板」の流れなんかをずっと追っていたわけですが、今日、お亡くなりになられたとのこと。

 僕に、多大なる影響を与えた方が4人いて、藤子不二雄・鳥山明・椎名誠・そして横山光輝御大なわけです。歴史好きは元からだったんだけど、それに拍車をかけたのがやはり彼の漫画だったわけで。アッチとも『三国志』をきっかけに知り合ったし、そこからKOEIのゲームに派生して、ゲーム(というかコンピュータ)をきっかけに知り合ったのがexit君でした。

 今は、和物のデザインなんかを手がけていますが、そういう業界に違和感なく入っていけたのも、もしかしたら彼の歴史漫画を山ほど模写した経験があったからなのかもしれません。ちょっとこじつけっぽいですけど。

 もう、あの「ジャーンジャーンジャーン」「うっ」「あっ」「ムムム」が読めなくなるのかと思うと、無念でなりませぬ。

 ……合掌。


■2004/04/14(Wed.)■

 2ヶ月も前のこととなると、もう本当に記憶が定かでない。それで結局、「その日何を食ったかメモ」なんぞを頼りに記憶の糸を手繰り寄せるわけなんだが、どうあがいたってこれはヒルメシ日記にしかならないわけですよ。そんなわけで(どんなわけだ)、本日はスピーディー姉さんのいる洋食屋(040210参照)へ久々に出向きました。

 客と姉さんとの会話を聞くともなく聞いていて初めて知ったのだけど、姉さん店長だったのか!!!!てっきり、おっちゃんの方がボスかと思ったよ。だって、マスターくさぁい顔をして、マスターくさぁい格好で、マスターくさぁい動きをしてるんだもの。

 仕事がちょっとたてこんで、夜は久しぶりに居残り。相変わらず本社(会社はビル3つで構成されており、僕は「北ビル」と呼ばれる場所にいる。真ん中にある、営業や総務のいる建物を「本社」と呼んでいる)は閉まってるし。まだ外は明るいのに会社に誰もいないって・・・。

 いやまァ、滅多に残業がないなんて、本当に同業の方々には申し訳ないくらいなんですが、残業したらしたで会社に結構気を遣うという、どうやっても肩身の狭い日々であります。ます。


■2004/04/13(Tue.)■

 exit君と昼休みに待ち合わせてメシ。今回は、集合前に彼が目をつけておいたという、住宅街の一角にあるひなびた食堂。ジモティーオーラ全開です。お昼のNHKニュースなんぞを見ながら、ヘナヘナの天丼を食いました。

 二条城の脇に移動して、缶コーヒーなんぞを飲みつつちょっとおしゃべり。最近exit君と会うたびに聞かされるキーワードに「ラジオカフェ」というやつがあり、あんまり度々出てくるにも関わらず、あんまりその内実を知らずにいたので、今、ちょっと調べてみた。

 NPOによる、フォーシチズン(こんな術語あったか?)な放送局らしい。これまたジモティーな……。「カフェ」というのがどうなのか、そこのところはいまいちよく分からなかったのだけど、街の声を街の中に発信というか、還元していくのはいいなぁ、と思った。こういうのを、例えばデザイン系の職場なんかでなんとなく流しておいたら、色々な刺激が入ってくるのではないかと思う。

 夜は、サコ関係の仕事の用事で精華に行くが、どたどたと向こうから駆けてきたサコは「今、新入生一泊研修の真っ最中やねん!」と言って、何やら機材を引っさげて、またどたどたと走って行かれた。

 仕方がないので、『木野評論』で気になっていた記事だけ目を通して、帰る。こんな日もあるんだな。


■2004/04/12(Mon.)■

 まぁねぇ、27年も生きてたら敵もいますし味方もいますがな。それで普通でしょ。

× × ×

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 こんな日は鯛のアラで鍋でもやってイッパイひっかけるに限るぜ。


■2004/04/11(Sun.)■

 小さい頃から「言いたいことを言えない世の中」になんどなくくすぶるモノを感じており、いまだにどこかでそんなものを抱えているガキんちょで生きております。

 が、よく考えるとまわりのみんなもそうなんだ。「言いたいことを言えない世の中」のおかげで、僕は平穏な日々を過ごすことができる。

 いつでもどこでもなんでも言える世の中だったら、ぼくはもう指弾の矢を全身に浴びてズタボロだったことだろう。あぁ、言いたいことを言えない世の中っていいなぁ!!!


■2004/04/10(Sat.)■

 アッチと昼過ぎまでダラダラと「桃鉄」。

 夕方前あたりから新大宮商店街へ買いだし。前々からずっとやりたかったのだ。野菜は八百屋!魚は魚屋!肉は肉屋!という買い出しスタイル。「戦後」という香りのただよう新大宮商店街が、これまたモチベーション上昇効果抜群。

 結果から言うと、こういう買い物は本当にタイヘンなのでした。鮮度の問題もあって、一番に魚を買うわけにいかず、巡回の順番からアタマをひねる我々。とりあえずかしわ専門店でネックを買い、激安スーパーで野菜を買い、豆腐屋を冷やかして最後に魚屋へ。楽しいけど、やっぱ不便というか時間がかかるというか。高度経済成長の時代、都市化・郊外化とともにスーパーがはやりだしたのが実に納得というか、分かる気分だった。

 何にするか決めかねていると、店のオヤジが「何食いたいねん!?」などと訊いてくる。「あうー、あのー、エトエト……」と口ごもっていると「どうやって食うねん!?」と、もう畳みかけるような攻勢。「あ!焼きます!焼きます!炭火です!!」「だったらシャケやね!コレ!」と言って指さしたその先には、まさしく「どん!」という感じの赤くてプリプリのサーモンちゃん。

 ズシリと重量感のある、実にたのもしい限りの食材類を手に、アパートに帰ってきた。急遽N川に連絡をとったところ、所用を終えたらすぐに向かうとのこと。先月の引っ越しの時もそうだったが、やはりヤツは働かないで常にオイシイタイミングでひょっこり現れるんだなぁ。

040410.jpg 初の庭呑みにチャレンジしました。3人でワッとやるには若干狭い気もしたけど、まぁ涼しげでよろしゅうございました。最初、あまりに明かりがなくて何を食ってるか分かんなかったんですが、丁度窓と接している面に机用のスタンドライトがありまして、そいつを「グィッ」と窓側に向けたら、なんとまぁ、ほの明るく、ほの赤い、バチグンの雰囲気に。


■2004/04/09(Fri.)■

 いそがし、いそがし、あ、いそがし。

 なんやかやと、コマゴマしたことで忙しかった日ってのは、なんだか全力疾走で一日を駆け抜けた気分になりますなぁ。

 夜、アッチ来訪。

 ……書くことない日って、ホントにあるなぁ……。


■2004/04/08(Thu.)■

 前から気になっていた、長田裕幸の漫画を買ってきて読む。面白いではないか!イッツ冒険エンターテインメント!!スピード感がたまんないです。

 特に『東京純白化計画』に収録の『喜ん亭』(←実際には“亭”に濁点が付いて「よろこんでぃ」)、爆笑です。バイトや職業経験のある方なら必ず分かる。

 なんだろうな、俺がハマる漫画(など)の定義がよくわからんようになってきている。『ドラゴンボール』『鉄拳チンミ』まであたりはけっこうわかりやすい流れなんだが、そこへ『もっけ』『げんしけん』なんかがからんでくると、どうも熱血少年漫画派、というわけでもないらしい。

 そういえば、S.N.氏から『いいからオマエは「めぞん一刻」を読め!』と、もう5年以上も言われ続けているがまだ読んでいない。スンマセン。


■2004/04/07(Wed.)■

040407.jpg 昼メシ食った所の近くの自販機でみつけた一品。「午後眠らないコーヒー」。それはいいんだが、デカすぎないかコレ。確かに午後眠らなかったけど、逆に胸ヤケでムカムカしたぞ。

× × ×

 夜は他部署のお歴々に誘われて花見……はいいのだが、お誘いの書類を見て驚いた。

集合場所:四条京阪北西角
コース  :四条川端〜三条川端
      後、河原町三条の居酒屋「天狗」にて2次会

 花と酒が完全に分断されているではないか。宴会場までの道中をそのまま花見にあててしまおうというこの粗忽なプロジェクトには面食らう他はない。1軒目の店なのに「2次会」っていうのもヘンです。

 しかも、夕方から雲行きがあやしくなったため、急遽連絡が回ってきた。

「今日のお花見、1次会は中止します」

 ……あの、1次会を中止したら「お花見」じゃなくなると思うんですが。


■2004/04/06(Tue.)■

 営業に連れられて、大阪方面の顧客のところをアチコチまわった一日。とても勉強になりますた。社内で営業さんはひたすらしゃべりまくっておられました。

 ウチの会社は北海道から鹿児島まで、地方出張も多い。そのあたりの話が面白かったのだけど、出張では指定宿もなければ日報の義務も特にないらしい。だから、出張先で業務を終えた後の行動は、モロに好みが出るそうな。ジョギングは趣味のHさんは、河原や運動公園のある町まで行って、そこに宿を取るそうな。Mさんはウマイもん好きらしく、宿代を最低限にまで落として、町へ繰り出すらしい。

 うーん、営業なんて、俺にもっとも向いていない職種だと思っていたけど、こうやって聞いてみるとなかなかシアワセそうじゃないか。何より、普段と違う景色で、普段と違うヒトとしゃべるってぇのがいいな。


■2004/04/05(Mon.)■

 大谷でヒルメシを食った後、フト「CD、十字屋に注文しちゃおう!」と決めて、ビブレへとダッシュ。

 売り場のお姉さんに尋ねると、まず三条本店の在庫を確認するとかで、電話をかけはじめた。12:47にはここを出なければ会社に間に合わないので、あまり猶予はないのだけど、とりあえず待つことに。

 だが、向こうは向こうで立て込んでいるらしく、なかなか話が通じない模様。そうしているうちに俺のリミットが来てしまい「すいません、ちょっと急いでるんで……」ということで、携帯の番号を残して去ることにした。思えばあまりにブッキラボウで申し訳ない感じだ。

 ビブレを出て駐輪場に向かう道で、十字屋のおねぃさんから、三条本店に在庫があること、とりおきをかけておいたことを告げる電話が入った。なんて親切なんだ!あんな態度の悪い客なのに。惚れました。これからはCDは十字屋で買いまっす!

 終業後、十字屋三条本店まで走る!買う!帰る!聴く!

 いやー、ええっす。現代音楽と津軽三味線の融合。伝統と先鋭の融合というのは東儀秀樹さんなんかもやっておられますが、僕にはこっちの方がしっくり来ます。『MIHAL』のサントラにいいなぁ……などと思ったり。第1話しか書いていないのにもうサントラの心配をしているこの男をシバいてやってください。


■2004/04/04(Sun.)■

 俺は、すぐに人から影響を受けてしまう。『おーい!竜馬』で、高杉晋作が三味線片手に小唄をうたうシーンにシビれてしまい、やっぱアコギより三味線の方が渋いぜ!などと思い、いつの日か、ほどよく酔った酒の席で、おもむろに三味線などを弾けるようになってみたいものだ、などと思ったりしていた……が、経済的・時間的・怠慢的な理由によっていまだ実現されないその野望なのであった。

 そんな日々で、どこだかのフリペで見つけた津軽三味線を弾く女の子のCDの記事。

 早速探しに行きましたですよ俺は。ユリナとか、十字屋とか、カナートとか、タワレコとか、HMVとか。

 どこにもねぇんでやんの。


■2004/04/03(Sat.)■

 なんだかんだ言ってまだ引っ越しをやっております。家具なんてのはカンタンだったんだよ。バラして運んで組み立てるだけなんだし。問題は床に散乱していた小物や本などだ。通常の引っ越しであれば、こういうものは処分をしたり、それなりにダンボールなんかに詰め込んでおくものだ。俺も以前はそうした。

 今回は、生活しながら、その生活の状態をそのままにキープしつつ毎日ちょっとずつ引っ越しをする、という地味というか奇抜というか、とにかくあまり他に類をみない手法を採択しているので、なかなか困ったことになっている。

 そもそも、ダンボールも2つしか使っていない。詰めて、運んで、開けるの繰り返し。むしろ、大量のダンボールを調達したりなんかしたら、部屋はテトリスの末期状態よろしく、ボックスの山と化すことは目に見えている。だからこうやって、運んでは収納してという作業。

 とにかく、引っ越しと生活と仕事と遊びが全て同時進行で展開しているのが、ここ数週間の状態であります。言うなれば、料理をしながら食べて、同時に洗い物もしてついでにウンコもしちゃう、という感じ。なかなか貴重な体験をしているなぁと思いつつも、どこか釈然としない部分が残る。引っ越しってこういうもんだったか?

040403.jpg それでもまぁ、旧居は見違えるほど広く、キレイサッパリ片づいてしまいました。9年前、不動産屋に連れられてこの部屋を見た時も、きっとこんな感じだったんだろうけど、もう全然覚えていない。と同時に、たった1ヶ月前まで、ここで当然のようにメシを食い、酒を呑み、絵を描いたり本を読んだり人と話したり泣きわめいたり、エロビデを見たりしていたということに実感がわかない。「空間」というのは、どこから来て、どこへ行ってしまうんだろう。


■2004/04/02(Fri.)■

 昨日買い出しをした、ある店で会社の人と遭遇した。遭遇したというか見かけたというか、目は合ったんだけどそらされたというか。だから俺もこっちから声をかけることはしないでいたんだが、これがまったく俺の勘違いで、彼女は挨拶をしようと思ったんだが俺はアッチとギャァギャァはしゃいでおり、タイミングがつかめなかったそうな。

 その後のことは、実は昨夜アッチからも聞いており「あの女、ずーっと俺らの方見とる。なんやねんアイツ。シメたろか」などと結構物騒なことを言っていたんであるが、今日出社して、当人から真相を聞かされたという次第。

 オマケに「楽人さんのお友達の人が、ずーっとこっち見てて、なんやねんオマエは!って思ってたんですよー」とのこと。

 ……えーと、仲良くしてね、キミタチ。


■2004/04/01(Thu.)■

 いやはや、すっかり放置状態になってしまっていましたが(5月27日現在)、なんとか生きております。各所の仕事が放ったらかしですとか、インフルエンザ級の夏風邪を患ってゼエハア言ってることを除けば、諸事万端、うまいこといっています。

 さて、4月1日。

 終業後アッチと待ち合わせて、花見。花見の目的地を決めないまリカーマウンテンや大黒屋などをハシゴしてまドカドカと買い出しをしてしまい、とりあえず御所でということになったんですが、これが結構アタリでした。御所の夜桜。枝垂れ桜が見事に咲き誇っており、カンビールと純米酒はアッという間に空いてしまう。

 外で呑るには、まだ若干肌寒かったのだけど、色々な話が盛り上がり、体はあったまった。この、御所のベンチというのは、高校時代にアッチや他の仲間たちとよくポーカーやウノに興じた場所なのだ。往年のように警備のパトカーを冷やかしたり、まったくいくつになってもやることは変わらない我々なんです。

040401.jpg ボチボチ京都が恋しくなってるんじゃないかと、岡山にいる親父に夜桜写真を携帯メールしたところ、このような写真付きで返事が返ってきた。

 「今、テラスでやってます。」

 くそ、俺たちがようやっと10センチ角の飛騨こんろを手に入れてチマチマ慎ましくやっていたら、いつの間にかこんな本格七輪を手に入れてやがる。追いついたと思ったらまた引き離しやがって……!!!!まったくベジータの心境そのもの。

 それはさておき、ヒトップロ浴びてシメにしようかということになった。どうせならexitくんも誘おうということで、彼の家の向かいにある銭湯まで走ったのだが、生憎彼とは合流できなかった。「まぁしかたないか…」と、350円払ってとりあえず俺は便所に行ったわけだが、出てくるとアッチが見知らぬ男と仲良さそうに談笑している。

 聞けば、彼が脱衣していると、そいつが突然「銭湯マニアの方ですか?」と声をかけてきたらしい。その時、客は俺たちの他にもいたのだけど、どういう基準でアッチに白羽の矢が立ったのか、そこのところはどうもよくわからない。でまぁ、アッチは銭湯をやってる親戚が多いこともあり、結構意気投合してあちこちの銭湯を紹介しあっていたらしいのだ。

 俺も早速その輪に加わり、近所の露天風呂銭湯を教えてやったところ、彼は「帰ったら早速ネットで検索してみます」と言い残して去っていった。うーん、きっとそういう、銭湯ファンが集まる結構大きなサイトとかあるんだろうなぁ。

 ヒトップロ浴びてソファーでくつろいでいると、続々と学生風のやろーどもが集まって、脱衣場でおしゃべりを始めた。入浴するわけでもなし、なんだテメーらはウルセーなぁなどと思って見ていると、番台のオバちゃんの合図で彼らは一斉に洗い場へと突進していき、いそいそと床を磨いたりなんかしている。そうか、掃除のバイト君たちだったのか。そういえば、脱衣場で談笑するものの、どこかおたがいよそよそしい彼らの態度は、何となく既視感があったんだ。学相バイトだ!

 うーむそうか、フロ掃除というのはこのようにして行われているわけか。

 アッチが「岡崎に枝垂れ桜が見事な所があるで」というので、そこまでチャリを走らせて、件の桜を前に「おぉー」「うぁー」などとよくわからない声をあげて、そこで別れた。



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