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■2004/02/29(Sun.)■

 お昼ごろ、大家さんがやってきて突然告げた。

 今ちょうど、アパートの住人が全員いるので、隣のアパートの部屋割りクジビキをやってしまいましょう!!ということだった。部屋が決まりさえすればすぐにでも運べる、というかできれば運んでしまいたい本の山なんかがあるので僕はもうウキウキしてクジビキにのぞんだのである。

 ……見たことのない人が一人いていささかひるんだのだけど、ちゃんと住人だった。9年住んでて初対面とは……。いくら郊外とは言え、やっぱり都会のアパート暮らしなんだなぁと思った。

 クジビキは、4部屋のうち一番きれいな部屋を引き当ててしまった。今年の運はもう使い果たした……。


■2004/02/28(Sat.)■

 昼起き。

 金をおろして公共料金の支払い。電話だのガスだのネットだの、かなりまとめてやったのでけっこうな金額になった。帰宅後、ひさしぶりにウチでメシ。

 事故で修理に出していた自転車が帰ってくる。借りていたくせにこういうことを言うのもアレだけど、変速のない相方のチャリンコは正直かなりキツかったので、明日からまたラクに通勤できそうなのだ。

 引越のために、ちょっとは部屋を片付けておこうと思って、机や床に出しっぱなしで山積みになっていたCDを棚にもどした。これまたけっこうな量でした。


■2004/02/27(Fri.)■

 会社がテレビ取材を受けるということで、撮影班がやってきた。どうも夕刻すぎるということで、別段用事のない僕と先輩と、あと主任様が残ってたのだけど、待てど暮らせどちっとも来る気配がない。業務そのものは別段忙しくないので、残業と言えどもなんとなくボケーッと過ごす。

 元々テレビというものには良い印象をほとんど持っていないので、もうまったくの独断と偏見で「きっと、いかにも“ギョーカイの人”みたいな軽薄ヘラヘラ野郎が来るんだろうなぁ……」と、若干のイラつきを腹にためて待っておったのでした。

 ところがどっこい、「お待たせしました!申し訳ありません!」と、エライ常識的な撮影班がやって来られていささか面食らってしまったのだ。

 「こういう画面が撮りたいから、こういう風に座って、こういう操作をしてください」という指示も的確で分かりやすく、ぼくはセッセセッセとパソコンを動かしておったわけです。隣の先輩さんも同じ。

 「ハイ、そこでいったん画面ストップしてくださいー」と言われたのでぼくは操作を止めて画面を静止状態にした。





(……いつまで止めてりゃいいんだよ!)



「こっちのヒトの方が動きがあるね、こっち撮ろうよ」

 待てやーーー!!!!!!!オマエが止めろゆうたんやないかい!!!

 くそ、まったくテレビはキライだ!


■2004/02/26(Thu.)■

 昼休みに入ると同時に、高校時代のツレであるキクオから電話が。「メシ食わへん!?」とのこと。なんだかここんとこ旧友とヒルメシってぇのが多いなぁ。

 会社の近くで待ち合わせて、ブラブラと店を求める。「突然やけどなぁ!明日からフランス行くし!」……まったくコイツも思いのままに生きていて、俺はつくづく面白いヤツに囲まれてんなぁと。

 大阪の片田舎に下宿してバイト&貯金生活を送っている彼は、「京都はなんでもあってエエなぁ!!」と言う。確かにせまい範囲にアレやコレやとコンパクトに詰まってる感じはするね。

 会ってから、何かしゃべるときは必ず「!!」付きのキクオなんだが、聞いてみたところバイトが休みの日は部屋で本を読んでいたとのこと。けっこう地味なんやねぇ、と言うと「そやぞ!!!俺は地味なんじゃ!!!」だって。言動の不一致とはこのことか。

 結局、会社の近くのサ店で700円のランチを食った。とりあえず僕が2人分支払って店を出た。

「フランスか、元気で行ってこいよ。餞別や、おごったるで」
「いや、出す!出す!出すって!出すぞッ!!!」
「お前があんまり出す出す言うと卑猥なんだよ」

 ヤツにも、「地味な休日」を経て貯めたという自負があるのか、受け取ることにした。

「500円以下やったらオゴってもらうつもりやったけどな……ウッヘッヘ……あれ、コマカイのねーや。650円にまけてくれ」

 まったくコイツもまた相変わらずなんだなぁ。


■2004/02/25(Wed.)■

 GO!GO!7188のユウたんソロアルバム「てんのみかく」を購入。アッコのソロはCCCDだったのに、ユウたんは違うのね。いいんだけど。

 初回特典のDVD。うーむ、という感じなんだけど、とりあえず首輪をつけられておじいちゃんに散歩連れられてるユウたんはナイス。でもそれもPVの一環みたいなもんで、最後にああいうオチが待っているとは思いませんでしたな。

 7188は作詞アッコ作曲ユウでやってんだけど、やっぱメロディ&声の力ってすごいなって思った。というのも、僕は7188に限らず基本的に歌は「歌詞派」なんだけど、パッと聴いただけだとぜったいユウたんのソロの方が7188っぽく聞こえてしまう。ネットであれこれ書いている人の感想を見ていても、アッコの詩+ユウたんの曲がベストコンビという意見が多かった。

 僕もそう思うんだけど、最近7188は恋愛系の歌が多くなってなんだかどうにもこうにもな印象。1st.アルバムのような疾走ロックがスキなのだ。

× × ×

 まるで関係ないのだけど、ウチのアパート全館にひきこまれている水道管がどこかでやぶれているらしい。ウチはアパート全体の水道料金を人数でアタマ割りしているため、このままでは「漏れた分」だけ月々トンデモナイ額になりそうなんだが、破損箇所がよくわからないらしく、修理しようにもできないとのこと。

 そこで、同じ大家さんが管理している隣のアパートに総員引越!ということになった。隣のアパートの空き部屋はすべて1階で、3畳ほどの庭がついている。庭への出入りは縁側風でもう俺としては言うことナシなのである。庭でビールをかっくらう夏が今から楽しみなのだ。

 ちょっと前から「いい加減、環境をかえたいなぁ」と思って引越資金をためていたところに降ってわいたこの話なので、俺はもうウハウハで本を段ボールに詰めたりしておるわけです。

 関係者の皆様には、後ほど改めて新住所をメールさせていただきます。ほとんど変わらないんですけど。


■2004/02/24(Tue.)■

 昼休みに入った定食屋でテレビをボンヤリと眺めていると、38億円だかのダイヤモンドの話題がでていた。そこにナントカという女優が出てきて「このダイヤでプロポーズされたらどうしますか!?」という質問を受けていたのだけど、女優はこともなげに「とりあえずダイヤはもらって、結婚についてはその後考えます」などと言っていた。

 最近はモノ乞いがテレビに出てるのか。全然知らなかったなァ。

 でもその後女優は付け足していた「もしかしたら、コロッと(結婚に)いっちゃうかもしれません」と。38億円で人生を売るのか。安っぽい生き様なんだな。国家予算にも満たないじゃねーか。

 次のコーナー「手抜き&節約料理術」。これはタイトルで興味をそそられてさっきよりはいささかマジメに見ていたんだけど、なんでも「冷蔵庫にあるもの+たったワンコイン(500円)で作れるスグレモノレシピ!!」……っておいおい、500円もの大金を投じている時点ですでに節約になってへんやんけ。おまけにその500円持ってスーパーに買い出し。手抜きにもなっていません。

 節約と手抜きの基本は、手持ちのモノをどう活かすかということでしょうよ。お金も時間もムダに消費して「手抜き&節約」だなんてちゃんちゃらおかしいのだ。大体、買い物にかかった時間分を料理にまわせば、アリモノだけでも結構なモンができまっせ。買いだしコストである500円も不要、時間も有効利用。

 シメに「15分で作れます!!!!」だなんて力説していたけど、オマエ買い物に何分かかってるよと思った。

 ……と、つらつら書いていて気がついた。前半では「38億円は安っぽい」と言い、後半では「500円という大金」などと言っている俺。問題があるのは俺の金銭感覚だということが改めて分かった。これもひとえにテレビ様のおかげなのだ。まったく頼もしいぜ。


■2004/02/23(Mon.)■

 フト去年の今頃の手帳を見てみる。「16:00高島屋」とか、「バイト大津駅」と書いてあるだけなのに、そしてそんなのがアレやコレやと2ヶ月も続いたのに、今パッと見るだけでそれがどんなバイトで、何があったか鮮明に思い出せる。記憶というのはフシギなもんだ。3/25とかすごいスケジュールでビックリする。

 あの頃は本当に、この先なにをやっていったらいいのかよくわからなくて、やりたいことはあったんだけど何を選びたいのかも自分で分かっていなかった。そうなんだけど「迷う時間」を確保する余裕はなかったし、迷って決断を先延ばしにすればするほど生活はジリ貧になっていくことが目に見えていたから、とにかく日銭を稼いでおったわけです。

 本当にいろんな選択肢があった頃だった。縁がなくて落ちてしまった会社もあったけどそれもひとつの未来の可能性と考えると、今の会社にいて、同僚たちとワーワー言いながら絵を描いているというのが本当に奇跡に近いように思えてくる。

 去年の3月にも書いているけど、僕を知っている人と会うことがない日々が何日も続き、さすがにまいってしまうこともあった。最近はどちらかというと、道ばたで犬の散歩をしている人とか、商店街や定食屋のオバちゃんとふたことみこと言葉を交わす方がなんだか楽しい。つくづく僕っていうのはないものねだりというか飽き性というか。

 今日はとりとめもなけりゃぁオチもありません。たまには。


■2004/02/22(Sun.)■

 相方様は東の空に帰ってゆかれました。新幹線ホームでお見送りといういつものスタイル。

 そういえば以前、ボーダーフォンのCMの「家まで送っていくよ」メールに失笑したという文章を書いたけど、この際我々の別れ様を書いておくとしよう。

 新幹線を見送って、僕はテケテケとプラッツ近鉄へ向かう。こんな時でないと足を運ばない、旭屋書店とソフマップをチェックするのだ。もっとも、ソフマップで何か買うということはほとんどないのだけど、例えばプリンターや、ラベル用紙などを見て制作のモチベーションが上がった、などというメールを相方に送る……ていう感じ。

 今日は旭屋で『げんしけん』の2,3巻を買い、速攻で帰宅して読みふける。この漫画、大学のいわゆるオタク系サークルを舞台にした日常系漫画なのだけど、これについてメールを交わしておりました。

「こういう言い回し、するよね!!」
「ていうかさ、2巻の斑目さんのこのセリフが……」
「ここにきてこの展開は、ちょっとアレだよね」

…………というようなやりとりが、まさしく『げんしけん』内でかわされておるのですよ!

 あぁ、やっぱりオタク系なのか我々は!!ちょっと服装に気をつけてみたって、たとえ最近のアニメに疎くたって、脳内の構造はすっかり「あっちの人」なんだなということを改めて痛感しました。そりゃ世間様ともうまくいかんわ。


■2004/02/21(Sat.)■

 三条四条方面へ。地下鉄で行くあたり己の軟弱っぷりを実感します。

 京極・新京極・寺町(信長)、河原町でラウンド1という、もうオキマリのコースなんですけどねエエ。

× × ×

 この春から相方氏は京都に越してきてくださるそうで、賃貸情報とか見てワァワァ言い合っとるわけですが。「あんな部屋にしたい、こんな部屋にしたい」って、夢は尽きない相方。うーむ、俺も家を出る時、そんなことを考えていたっけなぁと感慨にふけることしばし。

 ぼくもたまに「一人暮らし」系の雑誌やムックを拾い読みしてるんだけど、ああいう部屋にはぜったい住めないような気がする。色とか素材とか、何かテーマを決めて構築された部屋が多いんだけど、生活っていうのはもっとドギツイもんじゃないのかなぁと思ってやまないのだ。

 少なくとも僕は、「テーマ」で縛られた空間は居心地が悪くてしょうがない。絵も描きたいし本も読みたい、ゲームもするしネットもするし、料理にもこだわりたい。ガチャガチャも集めるし、万年床だって便利だ。ハンガーロープは梅雨の必需品だぜ!!

 ……と、こうなると室内は飛ぶ鳥落とす勢いで「混沌」の様相を醸し出してくる。何がテーマだ!ちょこざいな!

 などとほざきつつ、『TOKYO STYLE』や『賃貸宇宙』などを引っ張り出し、相方の夢を無惨に打ち砕く快楽に身を震わせる夜を過ごしたのでした。


■2004/02/20(Fri.)■

 早朝、夜行バスで来京した相方様はアパートの前から、1時間にわたり何度も電話してくれたそうなのだが、俺はグースカ寝ておりました。心から申し訳ないと思う反面、行くたびに路頭に迷ってる俺の東京での所在なさを少しは思い知ったかグヘヘヘ、という気持ちがないと言えば嘘になる。

 仕事はチャキッとかたづけて高野で待ち合わせ。自力で高野に来られるなんて、ずいぶん京都慣れした相方氏。

 いるか喫茶でバンメシを食らい、ゴチャゴチャと話しこんで、うだうだ言いながら帰宅したのでありました。

 「昼間は、どこ行ってたの?」と訊いてみると。

・恵文社
・WILL
・カナート

 セイカコース……メッチャ精華コース……。


■2004/02/19(Thu.)■

 事故でチャリが大破して以来、出勤には相方様のチャリを拝借しています。

 が、明日は早朝から相方が来るらしく、僕の仕事中にウロウロしたいとのことで、借り物のチャリで会社に行けないために、バイクの給油に行った。

 このスタンドがまた、事故の相手の勤めてるガソスタなんだから、ちょっといかがなものかとは思うのだけど、最寄りで便利なのだから仕方がない。で、給油してくれたにいちゃんに「○○さん(事故の相手)は今日はお休みですか?」と聞いたところ「ええ!」という元気な返事が返ってきた。その直後「あ!いや!昼は、いてはりました!!」と。別にこっちは彼のシフトを知りたい訳じゃない。昼にいようがいまいがそんなことはどうだっていいのだ。「今、いるのか?」ということだったんだけど。

 でも彼としては「休みか?」と聞かれたわけだから、決して「お休み」というわけじゃないという点を明確にしておきたかったんだろうなぁ。

 事実にこだわると失笑をかうという法則を、まさか自分以外の人から体験しようとは・・・。


■2004/02/18(Wed.)■

 たまたま携帯の着信音を切り忘れていた今日に限って、昼休み直前に『ちんこ音頭』が鳴り響いた。『ちんこ音頭』はアッチ専用のメロディなのですぐ分かって、かけなおしたら「ヒルメシくわへん!!??」とのこと。

 待ち合わせをとりつけて会社の前で待っていたら、MR-Sでバイイイィィーーン!!!!!と乗り付けられました。もちろんオープンカー仕様で。メッチャ目立っとるやないかい。

 しばしウロチョロして、近所のソバ屋で定食を食ったりしているとアッという間に昼休みは終わってしまった。アッチとしゃべるのに、60分という時間はあまりにも短い。だって、休日に遊んでる時なんかは、「ヒルメシどうしよう?」などといいつつ3時間ぐらい平気でパネポンをしていたりするのだから。普段いかにダラダラと遊んでいるかを思い知った。

 今日は昼イチで会社をちょっと抜けさせてもらって、交通事故相談所というところに行く予定だったのだけど、「昼休みから直で行きます」っていうことにしといたらよかったなぁ、というハナシになりまして。いやしかしアンタ、思いっきり友達風のクルマでヒルメシに出かけていって、そのまま私用をたしてきますって、あやしすぎ。

 ……でもちょっと、そうすりゃよかったと思った。


■2004/02/17(Tue.)■

 最近お気に入りの洋食屋のカッチョエエおねぃさんとか、少林寺サッカーのムイとか見てると、やっぱりムダがなくて美しい動きっていうのは流線型で、円弧を基としてるっていうのは本当なんだなぁと思う。たしかこれを最初に知ったのは『鉄拳チンミ』だったと思うのだけど。

 昔はこども好きだった俺も、最近はもうなんだかくたびれてしまって。レストランや映画館で走り回るガキを見るとその瞬間殺意を抱くようになってきた。うるさいとか、迷惑だとか、親は何やっとんねんとか、もちろんそういうのもあるんだけど、単純にう動きブザマで気に入らない、というのもあるような気がする。

 迷惑うんぬんはさておくとしたら、これはガキどもが悪いわけではないのだけど彼らの動きって、ひどく直線的なんですよね。ギャッと行ってギャッと止まる。連続的でないんです。美しくない。

 言ってみれば、ガキはラインで功夫は螺旋といったところでしょうか。

 そういえば俺、ヘアピン風の階段より、螺旋階段の方が好きだ。まさかそんなシュミのルーツがカンフーにあろうとは。


■2004/02/16(Mon.)■

 朝の9時から昼メシに思いをはせる。

 どんなことでも、どんな小さなことでもいいので、何かひとつ「楽しみなこと」が残されていると、なんとかやっていける。

 目下、ぼくの人生はヒルメシによって支えられている。


■2004/02/15(Sun.)■

 小さい頃から疑問だった言い回しで「みんな我慢してるんや!」というのがある。日照りの中の運動会行進練習とか、ムダに遠回りな指定通学路なんかがそれにあたっていた。

 仮に、みんなは平気でぼく一人が不満というなら、ぼく一人が我慢すればいいし、全体の利益のためにもそうすべきだと思う

 だが、みんな我慢して嫌々やっていることなんだったら、全体の利益のために何らかの改善をほどこすべきなんじゃないか、とこう思っておったわけです。

 などと思っているうちに大人になってしまい、まわりの人間の趣味嗜好や価値観も細分化して散り散りになってしまい、「そうだそうだ!」と一緒に拳をふってくれる人なんて誰もいなくなってしまった。気がついたらいつも少数派に回っている。全体の利益のために、これからも我慢し続けようと思う。


■2004/02/14(Sat.)■

 ちょっと前にココイチに行った時に、店に電話がかかってきた。

 調理場にいたニイチャンは、こともあろうにその場で電話をとって、あろうことかタメ口で相手と延々しゃべっているのだ。聞いていると、電話の内容は私用ではなく仕事がらみのようなんだけど、どうにも印象がよくないなぁと思った。

 内容がなんであれ、そういうクチの聞き方で話すような相手なら、できれば奥にひっこんでほしいものだ。


■2004/02/13(Fri.)■

 昨夜事故った直後は本当にもう、見事になんともなかったのだけど、朝起きたら首の付け根にわずかに鈍痛を感じた。「寝違えたのかな」と思ってあまり気にしないようにしていたのだけど、昼過ぎから痛みはじわじわと本格化し、定時前には右腕が完全にあがらなくなってしまっていた。会社のドアを開けるのに「クッ」と力を入れるのにも激痛なのだ。

 左手に図案を持って、右手で開けるのが習慣になっているため、今日は毎回ドアの前で立ち止まって図案を持ち替えて左手で開けるという体たらく。

 示談が終わってからマズいことになっても困るな、と思って念のため早速病院に行ってみる。なんか今年はすっかり医者漬けなのだ。

 レントゲンを撮ってもらったりもしたのだけど、まったく異常なし。早い話が、転倒して手を突いた衝撃で、まさしく「寝違えた」のと似た現象が起こっているらしい。案ずるに及ばないとのこと。そればかりかレントゲンを見て「いやぁー、キレイな骨ですなぁ」などと褒められる始末。口だけは達者な俺も、さすがに「はぁ……」としか言えなかったとさ。


■2004/02/12(Thu.)■

 入社以来初の長時間残業。俺以外は誰も会社にいない状態でたいへん集中できました。ただ、時折給湯の方から「ピシッ」だの「パリッ」だのという音が聞こえてきてたいへん不気味でありました。そうでなくても、普段から昼間でもわりと得体の知れない音や声が聞こえてきて薄気味悪いなぁと思っている。他のみんなは「聞こえない」と主張しているのでもう本当にオッカナかったのだ。

 だからというわけでもないけど、いい加減ガソリンが切れてきはじめて21:00半頃に退社。絵描き系のお仕事としては相当早い方だと思うのだが、ウチの会社は原則として残業を禁じているので、たとえ7時あたりでもあまりいい顔をされないんである。

 そんなことはどうでもいいや。帰りにコンビニに寄ってビールと酒を買い、もうあと3分もすれば至福の「うぐうぐタイム」が待っている!という時に何としたことかまぁ、歩行者との接触事故を起こしてしまいまして。幸い僕も相手も大したケガはなかったんですが、当然の話、事故なんて気分がいいわけがない。「あー、もう、やっちゃったなぁ」感満点。チャリの前輪リムも見事にグンニャリでありまして。

 相手方にはナイショだけど、自分の身が無事だと分かった次に案じたのは、酒瓶が割れていないかどうかだった。次にチャリ、携帯と続き、ラストで相手方。
我ながらちょとどうかと思った。


■2004/02/11(Wed.)■

 おいおいなんだよこの忙しさは。ある意味繁忙期並み。……というか、まぁ案件数はさほどではないのだけど、急ぎの仕事がとめどなく回ってくるのでやってもやっても終わらん感じ。

× × ×

040211.jpg そういえば書き忘れていたのだけど、ちょっと前にH"で音楽を聴くためのMP3プレイヤーを、オークションで格安落札。ドライバ関係でちょっとモタついたものの、最近とても快適な音楽ライフを送っております。携帯にジャックを刺して使うもんだから、CDやMDと違って何より軽いというのがナイス。忘れて出かけるということもないのでナイス。

 メモリーが32MBということで、6〜8曲ぐらいしか入らないのだけど、一日のうちで音楽を聴いている時間というのはそんなもんだから丁度よいのだ。かえって、今までトバしていたアルバム曲なんかもじっくり聞き込むことができてヨロシイ。

 孤独な昼休みともこれでお別れなのだ。


■2004/02/10(Tue.)■

 最近見つけたステキ食堂の美人おねいさんは、動きがおそろしいほど速いのです。俺の料理も、相方には「手がはやい」などと言われていたけど、そんなもん比べ物にならない。

 動きにムダがないことはもちろん、次に何をするか予測もつかないですよ。中腰で踏ん張ってケチャップを振りかざす姿は感動的なまでに美しかった。少林サッカーの饅頭屋のムイみたいだ。こりゃおったまげ〜♪


■2004/02/09(Mon.)■

 色んなサイトの日記や掲示板や2chとか見てたら思うことなんだけど、結局のところ、何をやっても批判してくる人間はどこかにいるんだと。まぁ当たり前と言えば当たり前の話なんだけど、でもそういうことなんだと。だから何をやってもいいんだと。そんなことを考えておりました。


■2004/02/08(Sun.)■

 昼前起床。

 「仮契約に立ち会ってみるか?」という親父のセリフで、そのように。なかなかおもしろいものだ。新婚夫婦というのは、ああいう顔をして家を買うのかぁ。

 仮とはいえ契約のための会談なのに「ハンコいるんですか!?」とか言い出す男の方もなかなかの困ったちゃんのようです。親父曰く「ハンコ忘れても、カネは忘れてなかったからヨシとしよう」と、寛容と言いますかクールと言いますか。

 その後下鴨の和食ファミレスでメシをおごってもらい、家まで。市長選挙に行って、昨日買った「ネバーランド」を一気に読む。イイね、こういうのスキです。日本版「スタンド・バイ・ミー」といったところでしょうか。映画で見たいな。


■2004/02/07(Sat.)■

 いよいよ山科の家を売却することになり、仮契約のために親父がこっちに来ているということで、遊びに行ってきました。しかし山科の家にはもうロクな食器も食材もなく、外食でということに。しかし、最近の山科は外で呑もうと思ってもそうそう店がないんだなぁ。俺が住んでいた頃や、しょっちゅう帰っていた頃の飲み屋はのきなみつぶれたり雰囲気が別物になってしまっていたりで、どうにもこうにも。

 おかげで、駅前まで電車で行って魚民なんぞに入るハメに。駅前再開発の話が出てきた時から、なんとなくこうなる予感はしてたんですが、案の定と言うべきか、いろんなものが駅前一極集中になっております。一極集中してるんだけど、実際にはあまりそのように機能していない、というあたりがなんともトホホ感あふれる昨今の山科区。

 まぁ魚民で会社のこととか、田舎暮らしのこととか、相方のこととか、父の病気のことですとか、アッチのこととかくっちゃべってました。

 店を出まして、帰りに親父が「スシでも食おう」ということでテケテケ歩いてみたんだけど、どこもかしこも閉店していて、結局寒空の下を徒歩で帰っただけの結果に。ガランとした家で、日本酒と麦茶を同時進行でダラダラ呑みながら話す。


■2004/02/06(Fri.)■

 昨日歯医者で待ち時間の間にテレビをボケーッと眺めていたら、奈良の法隆寺の門前にある食堂が県によって取り壊されているニュースをやっていた。

 なんでも、道路拡張のために立ち退きをお願いしていたのだが、この食堂だけが頑として要求をはねつけていたらしく、昨日強行手段に出たというものらしい。映像では、県職員によってガッチリディフェンスされた現場を遠巻きに、食堂経営者の夫婦が泣き崩れる、そして容赦なく建物に突き刺さるユンボーの爪!!といった具合。このご夫婦は、県の横暴を許さない!ということで、早くも何かの署名運動を始めているといった、まぁそんなニュース。

 そんな話を人としていたら、また違ったデータが入りまして。そもそもこの食堂があった土地というのは、県の所有だそうで。立ち退きにともなう代替地も、相当のものが提案されていたらしい。そもそも道路拡張の話は、食堂ができる以前からあったようなのだけど、そういったことはニュースでは一切流さないんだなぁ。昨日の映像だけをみていると、どう見ても国家権力の横暴に虐げられる市民、というシナリオだったもんなぁ。

 やっぱり危険だよなぁ、こういう断片的なワンシーンだけを意図的に編集して垂れ流し、それを疑いもなく傍受し続けるというのは。


■2004/02/05(Thu.)■

 歯医者さんの日。

 ……なんだけど、昼ごろにとつぜん同僚が「今日、焼肉いきません!?」とノリノリで提案。部員みんなで出かけることに。歯医者の方はもう数回の治療で所要時間がだいたい分かってきていたので、みなさんには先に現場へ行ってもらい、あとで合流することに。

 そして治療もエライ早く終わったので、お待たせついでにナカヌキヤへダッシュしてPS2版『DRAGONBALL Z 2』を買ってくる。

 焼肉屋というのは、OPAの裏にある「知る人ぞ知る」といったような個人営業のちんまりしたお店で、同僚の2人はけっこうよく来ているようだ。しかし、この2人、ここで食った翌日は必ずハラをこわしているらしい。でも、なんかやみつきで時々思い出したように「行こうよ、行こうよ」と言い合っているのを何度か耳にしたことがある。今回は俺と同期ちゃんも巻き添えを食らうことになるのか!?

 座は、これぞ中小企業貧乏サラリーマンの寄り合い!といった感じで盛り上がりまして、お肉も大変おいしゅうございました。本当にハラ壊すのかなコレ。


■2004/02/04(Wed.)■

 昼休み、exitくんを呼び出してヒルメシ。僕の会社と彼の会社はチャリで10分くらいなので、真ん中あたりの店を指定すれば、12:05には集合できてしまうのだ。

 「まさか高校のツレと会社の昼休みにメシ食えるとは…!!」という喜びと、「俺って本当につくづく他に友達いないんだな」というキビシイ現実。

 夜はS.N.氏との約束があって彼のオフィスへ。オフィスっていうかセイカなんですけども。

と、偶然サコさんと会い、S.N.氏とひとしきり話した後で茶山鉄板焼屋へ連れて行かれる。話というのはまぁ研究室のサイトのことなんですが、改めてwebの仕事を再依頼される。先日のあつまりで大体の改造方針を打ち立てたので、俺はもう手を引いて若い人たちに任せようと思っていたのだけど、やはり引き継ぎが完了するまではサコ&俺の体制でいこうという話に。もちろん在学生も一緒に作るということで、久しぶりに共同作業でのモノ作りに関われそうでワクワクしております。

 それはともかく、やはり大学という場所は予想外の展開になりやすい場所だなぁと思った。今日はちょっとS.N.氏と雑談するだけのつもりでセイカに行ったのだけど、結果はというと、百万遍まで行って、茶山へ移動して、同席したサコさんのお知り合いさんとも色々話してと、いやもうなんだか今日はいろんな人としゃべりまくってくたびれたのであります。


■2004/02/03(Tue.)■

 ネクラ日記。

 いつから、こんなに人としゃべるのがおっくぅになったんだろう。昔はこうではなかったんだけど。

 ……と、関係あるのかないのかよくわからないけど、「〜にやたらとくわしい」っつー人に一度なってみたい。なんか中途半端なんだよな、俺の知識って。

 ネット関係にしても、絵関係にしても、漫画アニメゲーム小説映画関係にしても、社会学にしても。もちろん仕事関連はまだまだ。なんかこう、それに関わっていない人からしたらそこそこマニアックなんだけど、その世界においては素人同然という感じ。水泳部だった時もそうだった。体育の時間ではヒーローだけど、部内ではちょっとどうかというくらいのヘッポコぶり。この中途半端加減は一生つきまとうものなのか。


■2004/02/02(Mon.)■

 先日「銭湯に来てるオッサンはなんであんなに自己主張がはげしいのか」などと書いたのだけど、会社の上司先輩方であるいわゆる「おじさまがた」というのは割と好きなんだなぁ。ぶっちゃけ、特に品があるというわけでもない人だっているのだけど、しかしながら嫌みもないカラッとした受け答えが好きだ。ほめてます。本当に。

 朝、こういう人と顔を合わせたら「おはようございますッ」と元気に言うように心がけているのだけど、相手もさるもの「おァよーーーっす!!!!!!」と、もうなんというか圧倒されてしまうんですけども。

 日雇い月間からはや1年ですが、早くもあの頃の感覚を忘れつつある。うーむ戒めねば。「おはよっす!おはよっす!おはよっす!」

 「声が小さい、やり直し!」とかいうドリフスピリットあふれる先輩上司がいたらなお楽しいのだが。


■2004/02/01(Sun.)■

 夕方まで寝ていて、アッチが持ってきてくれていた「桃鉄」をやる。ダラダラしてんなぁ。20時過ぎに「メシでも食おうや」と言ってこれまたダラダラと家を出てる。なんか、アッチは最初「ソバが食いたい」とか言っていたんですけど、そのうち「気持ち悪い」とか言いだしはじめ、挙げ句の果てには「やばい!」などと言ってビブレの便所に駆け込む始末。

 そうしている間にもお店はどんどん閉まっていき、結局ココイチでカレーを食したのでした。散々歩いたあげくココイチのカレー。

 その場で別れたんですが、彼は帰宅する頃には体調は万全に回復しており、食ったばかりだというのに小腹がすいて「おかん、なんかない?」と聞いたところ残り物のカレーが出てきたそうです。

 イエローナイツ。



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