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楽会快酔於東京 弐

 話は昨日、6月18日の深夜から続く。

■っていうか本番■

 クラブを脱出した我々ですが、この時点ですでに夜中の1:00。京都の感覚やともうだいたいどの店も閉店か、それに近い状況なんですけども、さすが東京。まだけっこうバリバリで営業中の店が多いです。そういえば昨年春に行った新宿の仏バーも5:00閉店だったっけ。しかし分からないのが、その微妙な時間。あと1時間開けときゃ、始発が動き出すだろうに。新宿歌舞伎町なんかで、始発を待ってウダウダ過ごしている人たちというのは、みんなそんな具合でビミョーな時間に放り出されてしまった連中なんだろうな。

 それはさておき、みつけたのが「などわど」という地下酒場のようなところ。入り口の所の立て看をみても、まずまずのメニューと相場。突入。

 全体的に和風なんですが、よくあるいわゆる小料理屋とは全然違って、天井が高くなんだか薄暗い感じ。薄暗いなんて書くと語弊があるか。ダウンライトが良い感じで、どことなく西木屋町の「電気食堂」を思わせます。

 思い思いの日本酒を注文し、力強く語りモードスタート。ここ読んでる人は、酒といえばアッチというイメージかもしれませんが、このしゃら君も実は結構酒豪です。神聖の1升瓶を2時間ほどで空けたという伝説も。伝説って言うか事実なんですけど。

■専門vs専門■

 途中、面白い話が。彼のやっている「演出助手」という仕事は、脚本にあるセリフの言い回しなんかをチェックする作業も含まれているらしいんですね。ところが今の子どもたちの日常会話というのがイマイチよくわからない。世代的にも地域的にも。ちなみに『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』には関西弁のキャラクターが出てきますが、そっちの方はバッチリです。

 で、ツテで紹介を受けて、とある小学校まで取材に行ったそうです。放課後のグラウンドに潜入し、ドッヂボールなどに興ずるジャリどもにアタック、「”○○○○〜”って、どういう風に言うの?」と。

 そりゃマズイだろ。

 こういう取材(というかフィールドワークですよね)には大別して、オノレの身分や目的を明かした上で質疑するっていうのと、そういうのカンケーなしにとりあえずそこに飛び込んで、見えるものをひたすら書き取っていくというもの2種類があります。当然ながら生の光景や言動を観察するのには後者のほうが適しているわけですね。インタビューってのは、意図するしないに関わらず、回答が操作されてしまうんです。多かれ少なかれ。

 で、まぁ僕もヘボヘボながら人文学を志す人間としてそこの所を突っ込んだワケなんですよ。「この場合、”近所の兄ちゃん”としてドッヂボールに参加してしまい、仲良くなっていっぱい喋ってしまうのがいいんだ」と。ところがヤツ、答えていわく、

「まぁ、所詮アニメのセリフやし」

爆弾発言!!!!キミがそういうこと言っちゃイカンですよ。東映アニメーション代表なんだから!!!テレビ出てんだから!!!

■朝もやのわかれ■

 たくさんの話をして、やはり5:00に追い出される。だからなんで5:00なんだっての。

 なんとなく会話が止まらないので、そのまま六本木から渋谷まで歩くことに。……って、距離感がよくわかっていなかったのでじゃぁそうしようそうしようと何も考えずに歩き出したんですが、相当な距離がありました。睡眠不足の上(3日間で2時間ほどしか寝てなかった)、酔った体にこの「散歩」はキツかったです。ここでまたしてもしゃら君による爆弾発言。

「俺、彼女に”仕事行ってくる”言うて出てきてん」

 まぁ確かに彼の業界、17:30頃に出社で翌朝帰りってのも不自然じゃぁないんですけども、別にオンナと密会するわけでもなし、地元のツレが出てきたから呑みにいくのを別段隠すこともないじゃぁないか。

「いや、楽人やからマズイねん」

 ……どういう風な嫉妬をされてるんでしょうか。ちなみに帰京後、この話を明楽にすると「そりゃアンタやからマズイんや!!!」と即ツッコミ。俺が何をしたってのさ……。

 渋谷駅で、(帰る方向が違うため)向かい合わせのホームに立って「次に会うのは盆か正月かなぁ」と、名残惜しい別れ。また、お互い自分の領域でガンバリましょう。しゃら君どうもありがとう。

■ワタシノオウチハドコデスカ?■

 気力体力もそろそろ限界。帰巣本能のみによってほぼオートマチックな状態でホテルに帰還。しかし、マヌケなことにサコの部屋番号を忘れてしまっていて、どこに帰ればいいのか分かりません。仕方なくフロントへ問い合わせ。

俺「すみません、ウスビ・サコって何号室でしょうか?」
係「(検索)……サコ様は本日ご投宿されておりませんね」

 ンなアホな!?昨日チェックインしたやん。てゆーか部屋にも入ったし。荷物部屋に置いてあるし。戸惑うぼくに、フロントが驚くべき発言を。

係「あ、サコ様でしたら一週間前にチェックアウトされておりますね」

 ちょっと待て。したら俺は一週間も「などわど」で呑んでいたというのか?そんなバカなことがあってたまるか。しかし思わずロビーに走って新聞の日付を確認しようかと思ったのも事実。

 結論から言うと、このフロントマンが「サコ=迫(あるいは佐古)」と思い込んでいたようで「エス!エー!シー!ケー!オー!SACKOなんですけど」という説明であっさり了解。めでたく部屋も分かりました。しかしここで思わぬ追い討ち。

係「少々お待ちください、お電話おつなぎいたします」

 いや、ええねんええねん。自分で行けるし。というかよく考えたら、ぼくら便乗学生組は、サコの「客」として部屋に出入りしているのであって、正式な宿泊客はサコ1人なんですよね。客っていうか、潜伏してるのに近い状態。だからこんな風にフロントに来て「俺の部屋どこだ!?」と言わんばかりの質問ってのは少々マズかったわけです。

 逃げるようにフロントを後にし、部屋に帰還して倒れこむように撃沈……したかったんですが、なにぶんシングルの部屋。唯一あいていたチェストに中途半端なポーズで座り込み、そのままズブズブと眠りについた。

■再起動■

 12:00たたき起こされる。ウニャウニャムニュムニュ言いつつ体を起こすと、外は「これでもか!!!」と言わんばかりのピーカン快晴。「そうまでか!!!」と唸ってカオ洗ったりして本格的に起きた。サコはすでにアフリカンフェスタの会場である日比谷公園に向かったとのこと。そういえば今朝、俺が眠りにつくのとほぼ同時に起きてきて、講演用の資料をパワーポイントで作ってたっけ。エライなぁ。

■意味なーい■

 ことずかったサコの忘れ物をカバンに詰め込んで、クルマで会場へ(サコはタクシーで行ったらしい)。助手席に陣取り、道路地図をドデンと開いてナビを担当する俺。碁盤の目状の京都に育った俺は、放射状に発展した城下町という構造がニガテなんですが、まぁ地図を読むのはかなり得意な方なんで、アレコレ指示を与えます。

 途中まではそれで良かったんですよね。

 運転手、何を思ったか突然ナビを無視し始めます。「こっちの方が近道だと思うんだよね」とか言って。しかも、「こっちの方」というのが結構テキトーに選んだ道っぽくて、なぜか一方通行のファッションストリート。おかしいってソレ。例えて言うなら、たいして渋滞してもいない河原町通りを捨てて、御幸町通りに突入するような感じ。

「だったらナビさせんなよ」とか思ってると、案の定大渋滞。あのね、わき道に入るのは、大通りが混んでる時に有効な手段なんですよ。クルマ乗らない俺でも分かることをどうして(略)。そしてやはり待ちくたびれたボスから催促の電話。

教訓:ナビは信じてこそナビ

■臨時業務:パシリ■

 日比谷の、大使が泊まっているというホテル着。クルマを入れておく。運転手ほか女性陣は会場へ。ぼくはある任務のため別行動。

 さっきの催促の電話の中に、指令がひとつ。今回の東京行に際して大学のビデオカメラを借りて行ったんですが、どうやらテープを買い忘れた模様で。どこでもいいから買ってこいとのこと。僕も無知から来る認識の甘さにより「はいはーい」なんて諒解したんですけども、日比谷近辺って店がないんです。完全なビジネス街。京都で言うと烏丸御池あたり。でも、京都のその辺って、適当にコンビニが配置されていますけども、極限まで発達した街・東京ってやつは、都市機能の分化がかなりカッチリしていて、ビジネス街は本当に徹底してビジネス街みたいです。

 結局東京駅まで歩くハメに。実は東京駅って初めてだったんです。いっつも新宿着の夜行バス使っていたので。しかし呑気に「観光」してるヒマのあろうはずがなく、即座にUターン。

■デジタラー楽人■

 もはや競歩に近い足取りで日比谷公園に向かったのですが、イマイチ地理がつかめていない俺、歩けど歩けど到達しない状態に不安を。前述のようにコンビニに入って地図を確認、というワザも使えません。コンビニないし。ついさっき得たばかりの教訓「信じてこそナビ」ですが、もはや自分を信じられなくなったらオシマイです。

 というわけで、H"のコンテンツサービス(H"専用のiMODEと思ってください)で、地図を見ることに。H"(PHS)には「位置情報」という概念があって、こういうときに非常に便利なんす。例えばパソコンからYahoo!の地図を見ようとしたら「日本>東京>都心>日比谷」というように全体から細部へもぐりこんで検索していかねばなりませんが、H"で地図を開いたらいきなり現在地を表示してくれるんですね。

 今回初めて実用したんですけども、かなり便利ですコレ。もっとも、こういう技術がなかったら、あらかじめ東京駅あたりで地図見たりしてたんでしょうけども。技術に対する甘えがあったんでしょうね、多分。

■アフリカンフェスタ■

 会場である日比谷公園大噴水前に無事到着。就職活動でおとといから上京していたゼミ生の男の子ともめでたく合流。とりあえず一息つきたいところだったんですが、ボスの講演は始まっちゃっており、すぐさまビデオを回し始める。いやー、しかし動画撮影って難しいです。ありがたいことに席は満員御礼だったので、正面から撮れなかったこともあって。

 ちゅか、「講演会+日比谷」っていうイメージで、勝手に日比谷公会堂を想像してたんですが(行ったことも見たこともないけど、日々公)、模擬店のテントみたいなとこが会場でした。アリですか。

 講演を撮り終えて、ボスはまたしても大使館関連の打ち合わせへと走る。

 ヒマになった僕と男子学生とで(女性陣はいつの間にかそれぞれの目的地へすでに散っていた)、しばらく会場をブラブラしてたんですけども、さほど大きい会場というわけでもないのでまたたく間に3週ほどしてしまい、ヒマヒマ。ここで男子学生にボスから連絡があり、ホテルに召還。

 1人になってますますヒマになった俺、そういえば朝から何も食ってないことに気づいて、昨日narco嬢と買ったパンの残りがあったことを思い出し、噴水脇に腰を下ろしてツブれたカレーパンをモシャモシャ。わびしい……。コトブキカヲリ嬢がヒマしてるかなーと電話してみるもつながらず。オイオイオイ、こんな始めての土地(しかもビジネス街、さらに快晴猛暑)でどうやって時間をツブしゃぁいいんだ?

■けっきょく南極bjy■

 そこへ天の助け。男子学生が会場に帰還。20:30に日比谷パレスホテルのロビーに集合という連絡を伝えにくる。この機を逃さず彼を捕獲し、そのまま有楽町方面へ歩き、どっか腰を下ろして休める涼しい場所へ行こうということになり、移動開始。

 途中、ソニービル発見。卒業論文のテーマが「企業のブランド戦略」である彼、「ちょっと寄らさしてもろてエエっすかねぇ?」とやや遠慮がちに打診してきました。が、その目がキラキラと輝いていたのを俺は見逃しはしません。というか、「とりあえず有楽町方面に歩いてみますかぁ?」という彼のナビは、かなり計画的だったのでは。

 ソニービルで、彼のデジタルカメラを勝手にPCにつなげて写真見たり、研究室の掲示板に何か書き込もうと試みるも、SONY以外のサイトにアクセス制限がかけられてたり、『FINAL FANTASY10(11ですか?)』のデモに「もうこのギョーカイが何をやらかしても驚けないなァ」と諦観してみたり。

 ああ、そうそう。MP3対応CDウオークマン。デカいよ。

 ソニータワーを後にして、ドトールのような喫茶店に入って、昨日のそれぞれの東京見聞録を交換。ブランド戦略や<居場所>などの各々のテーマにも触れ、一時白熱した議論にもなりました。が……

気がつけばbjy論。

 なぜ。

■思わぬ再会■

 この時点で17:00ごろ。さっき電話したコトブキカヲリ嬢からコールバック。どうやらバイトだったらしく、今からメシくらいならつきあえるとのこと。丁度男子学生が乗る新幹線の時間が迫ってきていたので、彼を見送り、ビッグカメラで御手洗の後、彼女と待ち合わせ。よもや会えるとは思ってなかったので、ちょっとウレシイ。ウンコは気合の象徴です。ええ、多分。

 エト、あれはもう銀座になるんでしょうか?地下街の中華風フードバーみたいなところに入り、シーザーサラダとヤキメシを注文。お互い好みは譲りません。我々が通された席は、コックが餃子を作るところ(おそらく小麦粉から”皮”をつくるところも)を、目の前1メートルのガラス越しのところで見物できるようになっており、その手さばきに感服しつつお互い近況報告。思えば半年ぶりです。彼女とは京都で会った回数の方が多いなァ。日数で言えば圧倒的に京都です。

 近況報告の中に、2人とも「H"機種変更」という話題が含まれており、お互いHV-200とJ700の自慢大会。J700のアイコンメニューは確かにカッコ良かったです。しかしこっちにはSDメモリーカードが……と、こういうセコイ主張って、俺らやなぁという感が否めず。いや、実際には我々はもう少しだけシビアなんで、「どのように使っているか」にまで話は及ぶんですが、まァそれはそれとして。

 カヲリ嬢がバイトあがりで、僕も集合の時間が迫っていたので、あまりどっしり落ち着いて語りこむ、というようなわけにもいかず、20:00ごろおひらき。方向が一緒なので東京駅まで見送って、俺はパレスホテルへ。

■マリタイム炸裂■

 丁度よい塩梅に、20:20ホテル着。しかしというか、やはりというか、ボスはいませんでした。聞けば、大使らとメシに行ったとか。急速に不安になってくる俺。しかし、この不安も、あくまで俺が想像できる範囲内での不安。「予想外の事態」という表現の真の意味をかみしめることになるまで、あと数時間……。

 約1時間遅れでサコ、大使とともにホテルに帰還。聞けばメシではなく打ち合わせだったとのこと。ひぇぇぇぇぇ〜、マジお疲れさんス。てか、アナタ朝から何も食ってないんじゃ……。東名入って最初のPAでなんか食いましょう、という俺の言葉をさえぎってボスから発せられたのは驚くべき言葉(なんかテレビのよくあるB級ドキュメンタリーみたいになってきたな)。

これから部屋に入ってまだ打ち合わせあるねん。

 よく見ると(よく見るまでもなく)、サコ氏、講演の時に着ていたマリの民族衣装のままです。もしかして着替える間もなかったのか?というややアセリ気味の我々のギモンをよそに、自室へと消えてゆくボス。

 ロビーに軟禁されてしまった我々、意味なくビデオカメラを回したりして遊ぶしかありません。というか、俺が勝手に撮られてただけなんですけども。

 約2時間後、妙に陽気なアフリカ人とロビーに降りてくるボス。『ここが変だよ!日本人』とかいう番組にレギュラー出演している、ママドゥ・ドゥンビアという人らしいが……誰???というか、チョンマゲ……???マリ風????そしてマリ風チョンマゲの構造を解説しだすママドゥ氏。もうワケわかりません。そしてボスから発せられた言葉は、ますますワケわからんものでした。

……大変なことになりました。
私は明日も打ち合わせすることに。だから今夜は帰れません。
あなたたちだけで帰るか、ここに泊まるか今すぐ決めてください。

 正直言います。僕以外の全員の女子学生が免許持ってましたが、僕はどうしても彼女らに命をあずける気になれなかったんです。しかし悲しき哉多数決民主主義。残留派は俺1人でした。まぁ僕がクルマに乗りなれてないっていうのもあるんでしょうけど、かなり不安です。大丈夫なんでしょうか。

■ヤヴァイ……!!??■

 我々だけで帰る、という方針も決まったことだし、さして慌てることもないじゃないか、と(なぜそんなことになったのかよくワカランのだが)パレスホテルのボスの部屋へ潜入。……というかサコさん、「私の部屋見ていきますか?」とか、余計なことを言わない!!いや、俺も見てみたかったけどさ。

 言い忘れてましたけど、この日、俺のリュックをボスに貸してたんです。何かと手ごろだったらしく。僕の荷物(中身)はボスのクルマに入れて、リュックだけ貸してたんですよ。それを返してもらいました。で、こっちで買ったものも含めて、荷物の詰め直しをする俺。そこへ、

……あぁ、リュックからこんなん出てきたよ。失くしたらアカンと思って私が持ってたんやけど。

 ドラゴンクエスト あるくんです

 スライムの形状をした万歩計ゲームです。一時期はやった、ポケットピカチュウのドラクエ版。電池も切れて、もう何年も使ってなかったシロモノですが、大学院生にもなって「あるくんです」はないだろうと思い、そそくさとリュックに隠蔽しようとした時、

うわ、楽人さんて、こういうの集めてはるんですか?なんかちょっとイガーイ(意外)!!

 アンナ

 昨日中野のガチャガチャでテイク1でゲットした逸物。この時点ではまだあのカプセルに収まったままなので「アンナ」というよりは「ガチャガチャ」というイメージで彼女は発言したんでしょうけど。

「大学院生がガチャガチャコレクション」

 俺的にはまるでオッケーなんですが、一方でそれがマイノリティであることは百も承知。うあー、こういうのを「やっちゃったカミングアウト」っていうんでしょうか?しかし彼女らの反応は「意外」を代表に「カワイイ」、「新たな一面発見」と、どちらかといえばポジティブなもの。アレアレ??

 ヤツらがどういう内部処理でその結論を導き出したのかはわかりませんけども、僕が漫画好きで自分も描くんだ、ということを全然知らない彼女らにしたら、結構新鮮だったみたいです。「院生=研究=堅い」という固定観念に加えて、僕自身学校では普段寡黙なところがあるので、こういったいわゆる「コドモ趣味」なグッズの所持が意外だという見方はまァ、納得いきますな。

 ……しかし、俺が今現在、普段つきあってる人たちって、俺が絵を描くことを知らない人の方が多いんですね。「楽人=漫画」で語られてたこともあったんですけど(その中身はさておき)、なにやら微妙な気持ちです。

 一件落着して(そうなのか?)、窓を開けてスモーキン・タイム。と、女子学生のひとりいわく

「なんか、マリファナのにおいしない?」

 一斉におれに集中する全員の視線。まてまてまてまて!!!!キャスターキャスター!!!!いやマヂで。ほんま。嘘偽りなく。ホラホラホラ。と、やたらと反復語でウロタエル俺でしたが、まさか昨夜のクラブでのマリファナ事件が、ここでの伏線になってるとは思いませんでした。

 そして、出発の時間も決まらぬまま、ダラダラと19日の夜は更けて……。

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