トップページへ*楽人にメィル*

clear.gif

diary_logo.jpg

clear.gif
m_select.jpgABOUTINFORMATIONWORKSDIARYREVIEWBBSLINK


<<<先月  一覧   次月>>>

■2002/06/30(Sun.)■

 しゃら君が担当しているアニメで、今度大阪を舞台にしたエピソードを作るそうで、背景の資料写真を撮影に行ってまいりました。彼から指定された場所は以下。

・JR新大阪駅 新幹線ホーム
・JR新大阪駅 みどりの窓口周辺
・通天閣 全景
・通天閣 展望台
・通天閣 展望台からの大阪街並み風景
・通天閣 前の新世界(商店街)界隈の街並み
・南海電鉄 電車外観
・南海電鉄 電車車内
・南海電鉄 天下茶屋駅
・南海電鉄 天下茶屋駅前
・南海電鉄 天下茶屋駅周辺街並み

 新世界に天下茶屋!?濃いぜ!!というわけで、面白がって同行を志願してきた明楽と新幹線新大阪駅のホームで待ち合わせ(明楽は東京帰りだった)。

 まずはJRで天下茶屋駅へ。南海電車の入場券を購入し、撮影をしつつひと駅乗ってまた戻ってくる。その後徒歩にて天下茶屋周辺を経由して新世界へ。最後に通天閣でシメ。いやー濃かったです。ハンドルカバーと傘立てつきの、大阪名物ババチャリも無数に見ましたし。新世界では、生ビール350円、日本酒200円、ワイン200円という逆に不安になってくる価格設定。昼間っから酔っ払って寝ているオジサンがた。メチャクチャシンパシーを感じる街、新世界。

 休憩に入った喫茶店で、思わずビールを頼んでしまう俺。酒を呑む以前に街に呑まれてます。

020630_1.jpg ところで、途中天下茶屋付近で見つけた店。ネットカフェとリサイクルショップの融合。……って、どんなんやねん!定休日で偵察することはできなかったのが悔やまれます。

020630_2.jpg さらに気になったのが右の看板。「30分300円」という謎の価格設定もさることながら、このコンピュータは何だ?コレ、20年ぐらい前の「マイコン」とかいうやつじゃないのか?

 そういえばここはリサイクルショップも兼ねてるんだったな……。もしや!?

 他にも数々の「ネタ」を発見してきたんですが、ウケ狙いじゃなくてこれが日常だってところに天下茶屋/新世界の凄さがあると思います。

 ちなみに、当のアニメは10月ごろ放映だそうです。


■2002/06/29(Sat.)■

 しゃら君からの頼まれ仕事で、急遽デジタルカメラが必要になったので、まぁこの機に購入しても良いかと、宝ヶ池のミドリ電化をはじめとして松ヶ崎のタニヤマムセンを経由し、寺町まで電気屋をまわってデジタルカメラを求めるが、狙っていたブツは結局寺町にしかなかったという・・・。

 コレを狙ってたんですけども、やっぱ郊外の電気屋じゃ置いてないっすね。挙句ミドリ電化のオッサンは「液晶つきとなると、やはり2万円台からということになりますねぇ……」って、あるっちゅーの!1万円で!無知無知無知無知。

 おまけにそういえばタブレット買ってもいいかなということに気づき、迷っているうちに結局何も買わずに帰ることに。っていうか最初の目的忘れてました。

 カメラは結局ゼミ生から借りることに。

■2002/06/28(Fri.)■

 早朝から勉強。14:30頃から論文指導の面談。夕方4回ゼミのTA。このTAが一番キツいなぁ・・・。一番ヒマでもあるのだけど、ゼミ生見てると切なくなってきます。ドウ切ナイカハ詳シクイエナイケレドモ。

 その後、フリースペースのボランティアで九条まで。


■2002/06/27(Thu.)■

 「人文学への視点」TA

× × ×

 先日東京で「新世紀東京国際アニメフェスティバル」なるイベントがあったらしい。その内容をドキュメンタリー風に追ったテレビ番組まで放映されていたらしいのだが、その番組にしゃら君が出演していたということで、DVDで送ってもらった。

 番組は、イベントの様子のみならず現在のアニメーション業界の動向も追っていたのだけど、しゃら君はその中で、アニメ製作行程におけるデジタル化の実情、というような部分の解説をやっていた。なんかメッチャ緊張してるし。「こちらが……」などといいつつ作業風景を指し示す手がフルエています。なんか日本語も微妙におかしかったような……。

 いやいや、それでも大したもんです。海外出向し、着実に制作責任者へとステップアップ。そしてスタジオを代表してのテレビ出演。親友の活躍というのは素直にうれしいものです。

■2002/06/26(Wed.)■

 季節の変わり目恒例の風邪にて一日寝込む。夕方少し回復し、賀茂川の川原に出て涼んでいた。

 そんなことをしつつアッチと携帯メールで遊んでいたわけですが、気がついたら短歌のやりとりに。俺がフト思い立って上の句を詠んでみたら、しっかり下の句が返ってきました。

 俺ら、ちょっとスゴイかも、と思った。


■2002/06/25(Tue.)■

 先月東京に行き、また少し東京の習慣や言葉に慣れてきたように思う。しかし未だに解せんのが、例えば以下のようなやりとりから読み取れる現象である。(ちなみに僕が具体的に誰かとこういう会話をしたわけではありません。ネット上の日記や掲示板をあちこち眺めていて見たものを、簡潔に会話で再現してみただけっす。)

A「ハラ減ったなー、マクドでも行こか」
B「あぁ、関西では”マクド”だったね」
A「うん、関西で”マック”って言うとまずマッキントッシュをイメージするわぁ」
B「でも、マックシェイクとは言うけど、マクドシェイクとは言わないから、やっぱマックの方が正しいんじゃないの?」

 待て。

 誰が正式な略称について論議してるんですか。ていうか、「略す」という行為自体、オフィシャルから離れてるような気もするんだけど。こういうのって、単なる文化の違いなんじゃないんでしょうか。以前、東京の友人が「東京の人間って、東京の文化を日本オフィシャルの文化だと思ってる節は、確かにあるね」というようなことを言っていた。それだよ!!まぁみんながみんなそうだとは僕も思っちゃぁいませんが、なんかこう、ひっかかる部分があるんですね。

 そういえば『コミッカーズ』にも、神田の文房具屋の広告が。全国誌に東京ローカルな広告載せんなヨ。

 こういうのって、みみちい地元意識なんでしょうかね。自分としてはそれとはちょっと離れた所でもの言ってるつもりなんですけども。


■2002/06/24(Mon.)■

 御承知のようにここの日記には実時間と随分タイムラグが発生しております。ひとえに楽人の怠惰のなれの果てなんですが、コレ書いてるのもすでに9月という体たらくで……。

 更新時には、リアルタイムで書き残しておいたメモ日記や、メールの内容、デジカメ(H")の画像、果てはレシートまでをも参照しつつ、思い出しつつ話をふくらませて書いておるわけです。

 事実に関してはそれでOKなんですよ。しかし難しいのが感情の部分で。書いているのは9月でも、あくまで6月当時の自分になりきって書きたいわけですね。だから例えば(あくまで例ですヨ)、6月にひどく腹の立つ出来事があったとしても、執筆時点ではすっかりゴキゲン、ていうような場合なんかは、スゲェ書くのが難しいんです。2ヶ月以上も前のことに突然怒ったりしなきゃイカンのですから。

 ツレと喧嘩した時なんかもそう。「オマエ昨日楽しく呑んでたのに、何2ヶ月も前のことで突然怒ってるんだよ」てなことがこの先起こるやもしれませんが、あくまで「その時のキモチ」として読んでやってくださいな。

 ……と、9月の俺の視点から書いてみる。アンビバレンツ。


■2002/06/23(Sun.)■

 朝起きたら頭痛はおさまっていたが、どうにも体力を消耗している。どうやら風邪をひいてしまったらしい。軽く熱もある。ヨッパラッタ体で窓全開でフトンもかぶらずに寝たせいか。

 昨夜明楽に頼まれていたCDを焼いて、夕方ツタヤに嘉門を返しに行くついでに明楽宅へ。ヤツは今頃アタマガンガンらしい。遅いぞ。トシか?しかしオレも帰ってきてから本格的に体調を崩し、手は震えるわアタマはボーっとするわで。仕方なく布団にもぐりこんだが、ネムタイわけではないので、椎名誠『哀愁の街に霧が降るのだ』などを読んでいると調子に乗って1冊読みきってしまった。何をやっとんじゃという感じです。

■2002/06/22(Sat.)■

 昨夜中からずっとサコwebの更新作業。もうすぐUP♪

 朝イチで学校に行きTAの勤務報告を出して、サコwebの授業公開に出てきたキーワード「両側町※」の資料として住宅地図をコピーして、帰りに洗剤を買って帰る。

 昨日の修士論文指導で「居心地」に代わる何か別の言葉を作り出したほうがよい、というような話になったんだけど、今日の朝の行き帰りでフトある言い回し(表現?)を思いつく。するとどうだ、またしてもこれで何もかもがキレイに説明づけられるような気になってしまうではないか。なんか最近研究ではこんなのの繰り返しばっかりだなぁ。

 帰宅後洗濯。あまりに天気が良いので、珍しく外に干した。2時間ほどで乾く。恐るべし夏の陽射し。

 夜は明楽と呑み。お互い最近あまり呑んでなかったので、2人ともはやいうちに撃沈。夜中に目を覚ますとすでに宿酔でアタマガンガン。

※両側町(りょうがわちょう)
京都独特の町の区分け。一般的には、道を隔ててA町、B町が隣接している(道が町境になっている)が、京都の中心部では道を挟んで向かい合った家々がひとつの「町内」となっている。詳しくは
ここの図を参照。

■2002/06/21(Fri.)■

 修士論文の個別指導。なかなかいいところまで来たよ。とりあえず来月17日の中間発表までに、この理論を何人かに話して、模擬中間発表のようなものをやっておこう。

 5限は4回ゼミのTA。が、もうアレやね。イッちゃってますね、ハイ。まぁ何人かは面白い視点で面白いことを研究しようという人がいるんですけども。昨日会ったクロイヒトなんかは、与えられた場所を最大限利用して何かを身につけようとか面白いことやってやろうとかいう貪欲さに満ち満ちたヤツなんですが、そういう人が来て然るべきなんじゃないかと。彼が昨日悔しがっていた様を思い出し、心底不憫でなりませんでした。

 それはそうと、先日の学園祭で開いた模擬店「Cafe de SACKO」で収支に黒が出たらしく、資本金+αで金が返ってきた。ウシシ。

■2002/06/20(Thu.)■

 「人文学への視点」大講義の日。サコ氏&猫松センセイのコンビで大講義。テーマは「街」について。個人的にもかなり楽しみでした。猫松先生をこよなく尊敬するクロイヒトも授業に潜入。ぼくは講義前の準備でドタバタしていて、授業前は相手どころかロクに案内もできなくて申し訳なかったんですが。

 だって、なんか今回に限って撮影班とか来てるし。モニター3台ですか。いったい何がおっぱじまるのか俺もワケわかんなかったです。更に先生がお二人ともPOWERPOINTをプロジェクター経由でスクリーンに映し出したり、猫松先生がラジカセで漁村の音風景を流すという趣向もあって、準備段階ですでにてんてこ舞い。始まったら始まったで、web授業公開用の写真撮影にはいったため、講義はほとんど聴けなかったんでした。まぁこの授業のアシスタントは「そういう」業務なんで、ある程度割り切って考えてたんですけども、ちょっち残念。

 授業後、ラウンジにてクロイヒトと会談。ハッキリ言ってウチの学生よりしっかりノートとってました。しかも、僕のようにハンパに学問的術語を身につけていないので、着眼点がかなりピュアな感じです。白紙のヒトが本気で興味を持つとオソロシイことになるんですね。いや本当に。

 クロイヒトは、昨年秋に来校した時同様、「大学」という環境をひたすら羨ましがったり、悔しがったり。ガスガスとデジカメに風景を収めておられました。帰りに修学院のSPEAK EASYに寄ろうかという案もあったんですが、生憎の雨のため断念。というか、クロイヒトが精華に来ると必ず雨が降るんですけど……。

■2002/06/19(Wed.)■

 S先生の授業で発表でした。ちょっとずつ形になってきた(なんか最近毎回こんなことを言っているような気もするけど)。

 直前までずっと自宅でレジュメを練っていたんだけれども、ウチのプリンタは遅すぎてぼちぼちやってられん感じがする。データをMOに移して学校でプリントアウトしてもいいのだけど、たまりにたまった裏紙をはやく使ってしまいたいという気持ちがあり、つい家で印刷を始めてしまったのだ。9枚プリントするのに30分以上はゆうにかかりました。うがー。

 プリント中ヒマなんで明楽にメィルで実況をしていたところ「ヘンなトコでエコライフ展開すな〜」などと追い討ちをかけられてションボリ。

■2002/06/18(Tue.)■

 朝方、2人と別れて学校へ。

 しっかしラウンジ(喫茶)でサッカー観つつギャァギャァわめいているバカども、ホンマうっとおしい。いつからここはテレビ見る場所になったんでしょうか。僕の記憶では、お茶を飲んだり食事をしたりする場所だったような気がするんですけども。


■2002/06/17(Mon.)■

 授業はなかったが、用事でチョロっと学校へ。夕方からアッチと姐さんが呑みに来ることになっていたので、買い出しや部屋の片付けなどをして過ごす。買い出しの帰りに、アレを購入。前々から気にはなっていたんだが、なんかカウンターに持っていく勇気がなくて足踏みしていた一品。

020617_1.jpg中華キャノン。

 早速酒の肴に組み立てはじめたんですが、コイツはスゲエ一品というか、逸品です。高さ10cmくらいの小さなものなんですが、この稼働率ってどうよ!っていうぐらいの勢いでグリグリと関節が。何年か前にエヴァンゲリオンのHGモデルってやつが出た時に「あぐらのかけるプラモ」ということでちょっと話題になったことがあるんですけども。この中華キャノン、それどころじゃありません。

020617_2.jpg 下ネタに始まって、いろいろなポーズをつけて遊んだんですが、まさかグリコのポーズができるとは思いませんでした。

 大学院生とホテルマンと司書と3人集まって何をやってるんでしょう……。


■2002/06/16(Sun.)■

 つくづく「待つ」という行為が苦手で嫌い。信号待ちに始まり、医者の会計待ちとか、食堂のレジ待ちとか。日本人は行列のスキな民族だとかいうのを聞いたことがあるが、俺には考えられない。待つという行為を半ば楽しんでしまう人たちをバカにしつつも、実はけっこううらやましかったりもする。

 どちらかといえば、というよりもこれはもうハッキリと攻めの日々が好みなんであるが、思えばこの2年間、よくもまぁこうまで待ち・守りのジンセイを貫いてこられたものだとつくづく思う。なんなんだろうこれは。

 今週の月曜日の話とも重なるんだけど、今俺には「攻め」の対象がないのだ。いや、やらなきゃイカンことは山ほどあるんですよ。論文とかアルバイトとかボランティアとか。でもなんかその辺は「義務」として遂行しているカンジがあって、おれが今心から切に望んでいるものといえば、やっぱり「ハライッパイ」なわけなんですよ。

 自炊という行為になんの苦も感じない俺にとって、「ハライッパイ」というのはやはり割とお手軽に実現できる欲望なわけで。「したい」「ほしい」「ありたい」というような強烈な願望と意思、それと努力によって何かを勝ち取る、もぎ取ってくるということをここ数年やっていないような気がする。僕を古くから知っている方々には幾分か分かっていただけるかとは思うのだけど、やはりこれはちょっとオカシイんである。しかしさりとて他に特にほしいものは無し。

 あえていうなら「欲しい物」が欲しいといったところか。

 5/31分の「猪口さん」の写真をUPしました。


■2002/06/15(Sat.)■

 一昨日の「自転車競走」で思い出した。高校のとき、ひと山越えての自転車通学だった俺。ある日の帰り道、峠の上り口でひとりの外国人が俺の前を走っていた。もう2年もかよった道で、体力・脚力・ペース配分等バッチリ身につけている俺は難なくそいつを追い抜いていったワケだが、何を思ったかそいつはモーレツな勢いで俺を抜き返し、あろうことか右手で「カモン!カモン!」とばかりに手招きしているではないか!

 当時すでに相当の脚力と体力を身につけていた俺は、普段ならそんな挑発には乗らず(素人さんに勝ってもねェ)、あくまでマイペースで走り続けるんだが、この時ばかりはなぜか「おーし、やったろうやないけ」と意気込み、ペダルをグイと踏み込む。

 ちなみにこの峠道、3車線の府道で、けっこうクルマも多く、危険です。そんな道を抜きつ抜かれつのデッドヒート。その外国人のチャリンコ経歴は知らないが、俺はこの道を2年間毎日走り続けていたのだ。脚力もさることながら、登りの長さ、下りの長さ、車線の選択、信号機のタイミングまでバッチリ体に染み付いているのである。負けるはずがないではないか。

 案の定途中で力尽きたそいつを難なく引き離し、峠を過ぎて300メートルほど先の信号にひっかかり停車する俺。そこへヤツが追いついてきて一言。

「オー、スゴクハヤーイ」

 闘いを終えた者同士、敵味方を越えて芽生える友情。同じチャリンコを愛する同志として称えあい、慈しみあう瞬間。思わず親指をグッと立ててニヤリと笑う俺。

 信号が青に変わる。俺は今週号の『週間少年ジャンプ』を目指してさらに500メートル先の本屋へ猛烈ダッシュ。しょせん一期一会(意味違うような気もするが)。


■2002/06/14(Fri.)■

 4回ゼミTA。自分の研究をやっていて申し訳なくも少々遅れて行ったんだが、行ったらすでに終わってた。1人しか来てなかったらしい。卒論のゼミで出席者「1」ってのはどうなんでしょうか。遅刻した俺が言えた義理ではないんですけども。

 「自分のことは棚に上げる」の法則。

 ………………ゴメンナサイ。


■2002/06/13(Thu.)■

 「人文学への視点」TAに出て、食堂でSN氏とだべり、みなみ青少年活動センターへ。

 「居場所づくりボランティア」とかいうやつを募集してたので、まぁ見学っつーか顔合わせっつーか。しかしこういうのに参加するのは実に7年ぶりです。うまくやっていけるんでしょうか。けっこう不安です。

 みなみ青少年活動センターは、去年足しげくかよった映画館「みなみ会館」の近くで、道も分かっていることだしということでチャリンコで出かけたんですが、汗だくでした。もうたまらん。

 帰りに四条河原町付近で「有事法制反対デモ」と遭遇。邪魔。日々の生活を守るというお題目で行われているデモが、おれの生活を邪魔しているというアンビバレンツ。しかし今時デモって、いかほどの効果があるんでしょうか。愚かにもよく知らないんですが、キッチリ警官に護衛されたりなんかして。デモってやっぱり機動隊と戦ったりするんじゃないんですか。古いですか。そうですか……。

 さらに帰り道。映画『マルコビッチの穴』に出ていたようなボーズの白人と自転車競走。


■2002/06/12(Wed.)■

 「地域研究概論」のTAをやって一旦帰宅。サコマツ研究会で発表だったのでのレジュメ作り。で、発表。まぁいいかんじ。


■2002/06/11(Tue.)■

 これから執筆する修士論文では「役割期待」だとか「スティグマ」だとか「変容」とか「相対化」とかいう言葉を用いていくことになりそうなんだけども、ハッキリ言わせてもらうとこういうのを日常語として使うようなヒトにはできればならずにいたいなぁというのが本音。

 いったん覚えてしまうと便利なのでついつい使ってしまうんですが、生きたコトバ、生きた画面、生きた関係性(この言葉もナンダカナァですが)の中に「生きたい」と切に願う。


■2002/06/10(Mon.)■

 70年代の若者と現代の若者の日記を比較した論説を読んでいる。2人とも最後は自殺してしまった女性だ。

 そこでは、行き詰った人間が向かう方向として「身体性への希求」ということが描かれている。うまく自分の中に理論を取り込めていないので舌足らずになるけども、現象としては薬物やリストカットなどの自傷行為や、逆に健康志向の生活にハマっていったりということ。

 ぼくの場合で言うと、アルコールとメシがそれにあたるのだろうか。僕がはたして「身体性」とやらに向かっているのかどうかは謎だけど、もしそうだとしたら「食らう」という行為(逆説的には”空腹”という現象もまた)は確かに「このカラダ」というものを感じさせる。しかしメシ食って「生きてるなァ」などと実感したりすることはあまりない。むしろ手頃な欲望をカンタンに充足させる手段として利用しているだけのような気もする。

 いろんな願い(欲望)が諸般の理由でかなえられない中、「ハライッパイ」というのは、かなり手軽に実現できるのだ。2000円ほど持って米を買いに行き(米があるならその必要もない)、4合炊いて全部食ってしまえばいいだけの話なのだから。

 とりわけ若者と呼ばれる世代の精神分析の分野なんかでは、「拒食」「過食」というような現象が取り上げられるけど、僕の「ハライッパイ」も過食に含まれてくるんだろうか。

 いつの間にかナンチャッテ精神系サイト。精神系サイトの人が怒ってきそうですが。「猪口=オチョコさん」とか書いてるヤツに言われたくないだろうな。


■2002/06/09(Sun.)■

 部屋にこもり、研究室webに載せる授業公開「地域研究概論」第2回目の原稿おこしをひたすら、ひたすら。


■2002/06/08(Sat.)■

 夜中から朝方まで、研究室webの作業。ちょっと疲れて、ハラも減ったことだし米を炊いたりなんぞして気分転換。が、丁度米が炊き上がる頃、授業のまとめページを作っていて「京つけもの」の話題が。無性につけものを食いたくなったオレ、米が炊けたというのになか卯へ行って朝定食。俺なりのプチアウトロー。

 帰りに、ここいらじゃ観光客にも有名な「神馬堂」にて焼きもちを購入。ウマいんだこれが。てか、まだ6:30(朝)だというのにフツーに営業してるってのがまずオドロキなんだが。で、店に入ってもカウンターに誰もいなくて、思わずなぜか「オハヨーゴザイマス!」などと叫ぶ俺。なぜ朝の挨拶。それはいいとして、この時間帯に行くと焼きたてホカホカのが手に入るんよね。この神馬堂、さっきも書いたようにけっこう有名で人気があり、休日などは昼前にはもう売り切れて閉店してたりするのだ。

 もちろんこんな早朝だと観光客の訪れるはずもなく、ノンビリした感じのオバちゃんに「せっかくやから焼きたてのあったかいのにしましょか?」なんてサービスを受ける。良いね、マクドなんかには絶対ないコミュニケーションです。こんなステキなお店の近所住まいでつくづく幸せだなァと思う。

 帰りは明神川のせせらぎをききつつ、しばしボケー。

 昼から学校へ必要な書類をGETに行き、その足で高野に行き、カナート、丸山書店等徘徊。よさげな漫画買う。才谷ウメタロウ氏の『魂鋼』だ。てか、この人の絵柄、かなり俺に似てるんですけども。俺の画風をずっとずっと上手くした感じ。

 帰路、明楽宅に赴き焼きもちのおすそわけ。ヤツもかなりの神馬堂フリークですので。帰りにツタヤに寄ってCD大量借り。一通り聴いて速攻寝にかかってしまう。

 なんか充実していたように見えるが、実質的には何も進んではいないというオソロシイ罠。

参照
明神川
明楽『明楽堂』


■2002/06/07(Fri.)■

 4回ゼミのTAだったが、今日は必要なかったらしく「帰ってエエよ」とか言われたし。帰ってベンキョしてwebの作業やって・・・。

 そうそう、研究室のMacはみんなで共用ということなので、俺がひとりで「○曜日の○時から2時間webの作業」とかいってスケジュール組んでいても、その時にマシンがふさがっていればいろんなことがズレにズレていくんですよね。で、ニューマシンも買ったことだし、作業環境を全部家に移したんですよ。

 ……という、別に読んでいてもちーっとも面白くないウラバナシでした。


■2002/06/06(Thu.)■

 「人文学への視点」TA。やることなし。サコクラスに潜入して<性>についてのディスカッションを傍聴。

 その後明楽と合流。ちゅー画伯よりいただいた券で『GO』と『陰陽師』の2本立てを観に行く。画伯、多謝!!!去年に比べて今年はぜんぜん映画見に行ってないなぁ。特に新作をぜんぜん観てない。リバイバル上映ばっか。

 それはさておき、『GO』主演の窪塚洋介、最近かなり多方面でブレイクしてたので、アマノジャクの俺なんかは「ヘヘン」なんて思っていたんですが、なかなかどうして好演でした。民族学校の先輩役、山本太郎もナイスです。ますますタローに惚れ気味ですわ。あと、窪塚の親友ジョンイル(名前なんとかならんかったんか)を演じていた何某も、静けさのうちに熱いスピリッツを燃やす男を見事に演じておりました。こりゃ話題にもなるわぁ。柴咲コウは……まぁあんなモンでしょ。

 ところでこの窪塚くん、サウンドノベル『街』に出てたということもあって、俺はこの大ブレイクのずっと以前より知っておりました。デビューに近い頃なんかなぁ?この頃は「窪塚洋介」じゃなくて「ヨースケ」だったんですね。で、『街』では、新人ADとして見事にコキ遣われるというナサケナイ<サギ山>くんを演じておりまして、今日『GO』を見ててもなんか<サギ山>がチラついてしまうんですよね。

「生きている。恋をする。文句あるか」
……でも、サギ山。

「俺は何人(なにじん)だよ!!??答えろよ!!!!!」
……でも、サギ山。

 帰りに高野のミスドでドーナツ買って、明楽宅でコーヒーごちそうに。しかしミスドも今回「不祥事」とやらを起こしてますね。そのせいか店内も閑散としておりましたが、今時他のメーカーだって多かれ少なかれ絶対似たようなことやってるって。儲けることが至上命題なんだから。だからアンチミスドになってモスなんかに行っても結局同じことだと僕は思うよ。

■2002/06/05(Wed.)■

 S先生の授業。発表の番ではなかったんですが、なんか虫のしらせでこの一週間の流れをまとめてたんですよ。昨夜から。やっぱりって感じで発表でした。てか、明け方突然理論がひらめいたんですよね。先週からずっと悶々としていたものが、まるでパズルのピースがパチパチはまっていくみたいに!!いやー爽快でした。が、

先生「ふんふん。で、それをどうやって証明すんねん?」
おれ「え………」

 例えて言うとこんな感じ。絵柄のない、真っ白なジグソーパズル。各ピースは同型同サイズの正方形。そりゃピシパシはまっていきますわな。が、できた画像が「正解」であるとどうして言えるのか………??

 それはさておき、ラウンジにソフトクリームの機械を導入したようだ。

020605.jpg本日よりソフトクリーム
   売り切れました
     始めました!!

 そ、そうでありますか…………。


■2002/06/04(Tue.)■

 夕方、メシを食おうと大学のラウンジに行ったら、喫煙コーナーに人だかり。サッカーを観ているらしい。なんかどこからともなくテレビが持ち込まれてるし!!!うっとーしいんじゃヴォケ!!!煙草吸う所ないやんけゴルァ!!しかもうるさいし。「ニッポン!ニッポン!」とか言うてるし。アタマわいてるんとちゃいますか?日本勝ったら何かいいことあるんですか。ハラふくれるんですか。カネもらえるんですか。研究進むんですか。

 どーでもいいけど、ここ数年スポーツ関係、ちょっと調子乗ってるんちゃう?俺がガキの頃はこんなに猫も杓子も野球だのサッカーだのオリンピックだのとギャースカ騒いでなかったよな。

 今日までは、上述の通り「どーでもよかった」ワケなんやけど、学内で唯一「食事>コーヒー>煙草」というゴールデンコースを楽しめる唯一の場所(学内で楽しいことと言えばそのくらいである((C)nagura風))を奪われた俺の憤りはひととおりではない。ちゅか、サッカーごとき、家で見なさい。熱烈なファンなら会場へ行きなさい。

 日本に黄色い声でエールを送り、日本勝利の報道に沸きたつ昨今のバカどもの姿は、かつての日清日露や、太平洋戦争緒戦の勝利に酔いしれていた頃を彷彿とさせ、なかなかにサムいもんがあります。


■2002/06/03(Mon.)■

 近所を歩いていたら街頭で「餃子の王将」の割引券を配っていた。なんでもラーメンの味をリニューアルしたらしく、「ご試食券」となっている。要はラーメンのタダ券なんだが、それにプラスしていつも店でくれる、5枚つづりの割引券をセットでくれた。

 家に帰ってよく見ると、ラーメン券に「他の割引券との併用可」と書いてある。オイオイ今時めずらしいな。したら、これと餃子のタダ券(5枚つづりのうちの1枚)を持って行ったら、ラーメンと餃子のセットにして一銭も払わずに食っていけることになるじゃないか。フトコロの実際問題としてもうれしい話だが、合法的に無銭飲食ができるというのはなんだかワクワクしてくる。が、餃子のタダ券の方をよく見ると、

「他の割引券との併用はできません」

意味ねー!!!!!!!!くそ、そうか、そういうカラクリか。ラーメン券の「併用可」という記載は特に意味はないのね。まァそれでも観念してタダ券持参で食いに行ったんですが。

 リニューアルラーメン、うまくない……。てか、前のほうが良かったんじゃないのか?


■2002/06/02(Sun.)■

 祭本番だが、家事と読書で日が暮れていた。

 全然カンケーないけど、今年の4月7日の日記で『「rakuto.com」とかがエロサイトになってたりしたらヤだなぁ。』なんて書いていましたけども、調べてみたら「洛東自動車教習所」でした。なるほど、ラクトー・ドットコムね。てか、この教習所って俺の地元の教習所なんですが。母もクロイヒトもここで取ったんですよね。

 自動車教習所がホームページなんか持って一体どうするのかギモンですけども、そういえば最近あんまり見かけなくて「そんなヒトもいたなぁ」的芸能人がちゃんとwebサイト持ってたりもするし、もう誰が(あるいはどんな組織が)サイト持っていても別段驚くような時代じゃないのかもしれません。大手は大手で「namashibori.com(発泡酒・生搾りの公式webサイト)」なんて、商品ごとにドメイン持ってたりするしねぇ。

 遊牧民とかホームレスのホームページがあったりしても、ぜんぜん驚くに値しないですよ、いやホンマに。というか遊牧民やホームレスなんて、真の意味での「モバイラー」なんじゃないのか。


■2002/06/01(Sat.)■

 祭。

 今日から大学では学園祭の春バージョン「五月祭」です。「祭」が「蝿」だと「ウルサイ」になりますが、内実はたいして変わりないです。うる祭やつら。

 さて、Cafe de SACKOのスタッフからも除外されたっぽい僕(メンバーの態度を見ていれば分かる)は、ここぞとばかりに研究室に行って『ほしのこえ』DVDを観る。この作品、個人でフルデジタルで中篇アニメーションを完成させてしまった、という部分でかなり話題になっていますが、中身もかなりすばらしいなぁと改めて実感しました。普通に集団で作られた作品だったとしても、多分同じように感動していたでしょう。

 観終わったところで、「遊びに来たよ」というMichaelと合流。偶然ビラを見かけた「THE BLUE HEARTS BAR」に行ってみる。普通、祭になるとやたら出てくるのはヤンキーなんですが、ウチの大学の場合はブルーハーツファンです。アチコチでブルハやハイロウズがかかっています。普段はぜんぜん耳にしないんですが、彼らはいつも何を聴いてるんでしょうか?謎です。

 さて、そのブルハバー。入ってみると、聴いたことのない曲がかかっているじゃないですか!どうなんよ。看板に偽りアリでっせ。で、俺の一番のお気に入りアルバム『STICK OUT』をリクエスト。

あ、すいません!『STICK OUT』は前の祭のときに燃えちゃったんですよ!

 燃やすなバカ。

 そこで1時間ほど呑みながらおたがいの研究のことなんぞを話して、Michaelは次の約束があるとかでどこかにゆかれました。

 俺も店を出て学内を2往復ほどしたものの、別段会いたい人も行きたい場所もないということに気づき(元々DVD観に来ただけだったし)、早々に帰宅。明け方まで読書。

<<<先月  一覧   次月>>>



clear.gif

copyright.gif