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■2002/07/31(Wed.)■

 昨夜、ぜんぜん寝られないため、昔の大河ドラマ『信長』のビデオを観る。見終わってテレビモードに切り替わったら、アフリカのマリあたりの映像が。どうやら放映終了後に流れるビデオ映像みたいなんだけど、当然ながら解説ナッシング!!研究室の面々が丁度マリへ旅立った直後だったので、「あぁ、もうすぐみんなココに着くんやなぁ」と、しばらく眺めていたんですが、一体何をしているところなのかとか、いや、そもそもマリなのかセネガルあたりなのかとか、多少は説明欲しかったッス。

 そんなこんなで結局徹夜明けで学校へ。お茶入れてコーヒー入れてひたすら、中島梓『コミュニケーション不全症候群』を読む。

 今日は助手バイトさん来訪。来訪って言うかシゴトですけど。お昼にカラアゲランチを食いすぎて苦しい。ゲプ。先週のテンコモリごはんも参ったのだけど、ちょっと食が細くなったかな。もっとも、以前は一食に米4合とか平気で食べていたんで、今ぐらいで丁度な気もします。

 午後、9割ほど読み終えたところで飽きてきたので図書館へ行き、高野悦子『二十歳の原点』を借りてきて読む。『文化社会学への招待』という本で、web日記を書き続け、最後は服薬自死に至った南条あやの日記と対比されており、気になっていたのだ。

 なんか、しばらくこんな断片的な日記が続きそう……。


■2002/07/30(Tue.)■

 夏休み、海外へ長期旅行に行く学生のノートパソコンをあずかることになった。少々不安定なので、よかったら見ておいてほしいとのこと。まぁ確かにちょっとフキゲンな感じもするんですが、実用に耐えるレベルとしては全然問題なし。期間限定とは言え、うまいぐあいにサブマシンが入った。しかもAirH"つなぎ放題で、DVDまで見られるのだ。ウハウハ。こういう役得でもないと、似非サポセンもやってられまへんわなぁ。

 PCを引き取った帰りにスーパーで買い物。たまたま小銭が豊富にあって、金額ピッタシで払えた。でも、普通はおつりが必要なことの方が圧倒的に多いですよね。で、スーパーではレシートっておつりと一緒に渡しますよね。レジのおねぃちゃん、ついいつもの癖か

レシートお返しします

 あの……、レシートを預けた覚えはないんですが。


■2002/07/29(Mon.)■

 数年前まで仲の良かった人のサイトをフト見てみた。あるとき、些細なことで(当時は両者にとって重大ごとだったのだけど)完全に縁が切れてしまったのだ。とてもいいヤツだったのだけど、正直言うと少し物足りない感じがぬぐえない部分もあった。

 ただ、どんなに物足りないヤツだと思っていた人でも、仲良くできたはずの人と、あるとき瞬時にして決裂してしまうということが実際におこると、本当に悲しいものだと思う。


■2002/07/28(Sun.)■

 今更ながらなんですが、昨日明楽と会った時に、『ファイナルファンタジー7』を借りてきて、まぁチョコチョコやっとります。飽きっぽいので、ホント遅々たる進度なんですけども。

 で、ルーファウスというキャラが出てくるんですが、なんかこの名前聞いた事あるなぁと思ったら、むかし同人やってた頃にリクエストされて一度だけ描いたことがあったんでした。たしか送る前にコピーをとったハズ……と探していると、同時期の手紙の山の中にありました。そのまま流れで他の手紙も読みふけったりなんかして。

 しかしあの頃は特に疑問を持っていなかったけど、若い女性を中心とした同人誌の世界で、ああも住所や実名が出回ってるのって、スゴイよね。ネットの感覚に慣れきった今じゃ、とても考えられない。同人やるってことは、リアル住所さらすってこととほぼ同義な頃があったんですねぇ。

 というか、ダンボール2箱分の手紙の山。コレ95%以上が女性からのものなんですけど、何も知らない人がこの箱開けたら、めっちゃプレイボーイだとか思われそうです。そんなことないですか。そうですか。

■2002/07/27(Sat.)■

 明楽と夕食。ココイチでカレー。

 明楽さん、ココイチに行くときは必ず「チキンカツカレーにほうれん草トッピング。辛さ甘口で量普通」というのが決まり文句になってまして、言い回しっていうか、節回しも決まってるんです。たまには「ほうれん草カレーにチキンカツトッピング」とか言ってもいいと思うんですけど、その辺にヤツの固い信念がうかがい知れる。

 で、問題のほうれん草なんだが、最近まではおひたし状のほうれん草が文字通り「トッピング」されていたのに対し、突然ルーの中にグシャグシャに溶かし込まれるようになり、いたくご立腹の明楽。どれだけご立腹かと言いますと、「ご要望カード」なるものに、ほうれん草を溶かすなと書いて出していくほどの勢い。

 彼女なりに「ゆずれないもの」はたくさんあるようだ。

 ココイチを辞し、最近リニューアルオープンしたカフェへ行ってみる……のだが、メニューに「タコブツ」を発見した時から何かが狂い始め、気がついたらヤツはチューハイを、僕はビールを呑んでおりましたとさ。

■2002/07/26(Fri.)■

 昨夜終電を逃してしまったので泊まり。ていうかさ、毎回親の家に行った時って、終電間際にたいてい話がメチャクチャ盛り上がってしまうというフシギな現象があって、まぁ翌日の状況によってムリヤリ話を終わらせたり、昨夜みたいにもぉそのまま泊まっちゃったり色々なんだけど、コレっていったいなんなんですかね。

 朝、父にクルマでアパートまで送ってもらう。途中、賀茂川沿いにあったマンション、「ハイツかも」。かも、ってどういうことやねん!自信ないんかい!!??とツッコミそうになったのだけど「ハイツ賀茂」という意味なのね。

 夕方から、フリースペースの職員さんが当分京都を離れられるとかで、みなで歓送会。調理室を借りて、みんなで準備。ちらし寿司を丸い型にはめて、ケーキ風にデコレーションするという、かなり「ちょっとどうなん?」的メニューだったんですが、なかなかどうして、ウマかったです。もっとも、取り皿に分けたら「ただのちらし寿司」なんですけども。


■2002/07/25(Thu.)■

 山科の両親の家へ。

 「こだわりが減る」というのが、「大人になる」ことのひとつの現象らしい。というのも、最近露天風呂のある銭湯に行かなくなってきたのだ。ちょっと小汚いのだけど、アパートのすぐ裏に別の銭湯があるので、そっちに行くことのほうが格段に増えてきた、とまぁそんな話題出てきた話なんですけども。

 実際そうなのかもなぁ。ビールをやめ発泡酒を呑み、吟醸酒をやめて合成酒に近い日本酒を呑んでいる両親を見ると、そんな気にもなった。なによりも、「ゆずれないこと」をなにひとつ持ち合わせていない自分を省みて、オトナになっちゃったなぁ・・・と感慨もひとしお。いろんな意味で。

 3年前、なにかとしんどかった図書館員の仕事、今なら優秀職員になれることうけあい。


■2002/07/24(Wed.)■

 研究室でお勉強。カフェの研究をやっている3回生がやってきて、文献探しをチョコチョコ手伝ったりもしていました。研究室には、日本建築学会の論文集が山ほどあるのですが、飲食店舗の研究というのはあまりメジャーではないようです。建築学会では、の話ですけど。

 それとは別に気になったのが、ほぼ毎号ちょっとした小論文を発表している人。名前は忘れてしまったのだけど、毎回毎回DIY(日曜大工)をテーマに取り上げていらっしゃる。シュミ?シュミなのか?


■2002/07/23(Tue.)■

 バカflashのセリフや歌詞なら即座に覚えてしまうのに、本を何度読んでもコトバを自分の引き出しに入れられないのはなぜだ、なぜだ。態度的にはむしろ逆で、当然ながら勉強の本は、すこしでも自分のものにしようと思いながら読んでいるのだけど……。

 もしかしてそれがマズいのか?バカウケするつもりで(そしてもちろんその時には即、アッチに情報送信)読んだ方が頭に入ったりして。


■2002/07/22(Mon.)■

 久しぶりにゴミが出せてすごくうれしい月曜日は、一日本を読んで過ごすのがふさわしい。

020722.jpg 夜、近所の王将で定食(ゴハン大盛り)を頼んだのだけど、『まんが日本昔ばなし』に出てくるみたいなゴハンを出してきやがった。なんだこりゃ、大盛りすぎるよ!!!


■2002/07/21(Sun.)■

 研究を進めれば、過去に自分が思い悩んだことはおおむね言葉で説明付けることができて、ある程度スッキリしてきた。小さいながらもひとつの前進だとは思う。でも、それにかわって「今現在」色々と考え込んでしまっていることはスッキリしない。

 こういうのってつまり、「今」持っているコトバだけでは難しいということか。「知」というものはこのようにして成長してきたのかもしれない。

× × ×

 なか卯に行くとあのオッチャンがカムバックしてきていた。店長っぽいおじさんで、気さくないいヒトなのである。ジャラジャラの小銭しか持ってなくて、「すんません、これでいいですか?」とか言って食いに行った時も嫌な顔ひとつせずにこやかに食わせてくれて、フランチャイズらしからぬ店員だったのだけど、ここんとこついぞ姿が見えず「本部で管理職に抜擢されたんやろか?」と淋しがっていたのだ。なか卯の帰りに上賀茂神社で缶コーヒー。小川が気持ちいい。シーナ風に言うと、これがいわゆるひとつの人生のヨロコビというやつですな。

× × ×

 冷蔵庫の庫内が結露して困っていた。結露というか、バカでかい氷の塊が壁面一帯に付着しており、容量を相当圧迫していたのだ。本日決意し、ドライヤーと布巾を手に、庫内容量拡張作戦を決行。バケツ一杯分の水になった。おそるべし。

 庫内は広くなり、それはいいのだけど、氷水の入ったバケツを捨てようとして畳にブチまけてしまい、鬱。かなり鬱。階下のオバサンに「水が落ちてくる」とか言われてさらにショボーン。


■2002/07/20(Sat.)■

 高野一乗寺かいわいを闊歩。っていうか、毎年この時期に行われる、下鴨神社の「みたらし祭」の日程を知りたかったんやけどね。まぁ誰ぞヒマな奴でも誘って行こうかと思っていたんですが、今日でした。それはキツいっす。

 下鴨のジャンボカラオケの前を通りがかった時のこと。ビラ配りのおねいさんが、通り過ぎざまにササッとビラを渡そうとした。おそるべきスピードでした。俺、20km/hくらい出してたで。

× × ×

 S.N.氏の職場仲間のヒトが、なんと17インチモニタをタダでゆずってくれるというので、研究室の学生にクルマを出してもらい、ひきとりに。2人ともに感謝!!学生には謝礼にビール券を買っておいたのだが、車中で話しているウチに、彼のデジカメのデータをDPEに出して「写真」にしておく、という労働でOKということに。ウハハ、ビールのめるぜ。まさかCFを店に持っていくごときの仕事で済むとはな。

 しかし17インチすげぇ!!!!デスクトップ広ぇ!!!!無意味にやる気がわいてきます。この辺、モニターも、新しいノートも大差ありませんな。


■2002/07/19(Fri.)■

 16日のサポセン騒動で、やっぱりモバイルを持っていると格段に便利だという結論に達する。気分転換に、どこにでも場所を移せるというのは、集中力の持続時間が短い俺には嬉しい要素である。というわけで、プラッツ近鉄のソフマップにモバイル機を見に行く。

 が、ほとんどがPDAでやんの。やはり文書執筆用なので、キーボードは必須。いわゆるCE機とかミニパソとかいわれるやつだが、展示品はHP社のジョルナダがあったのみ。うーん、まいった。

 ついでにタブレットも見てみたんだけど、インテュオス(本格仕様)とFAVO(趣味レベル)と両方試せるようになっていて、ちょっと違いがつかめたかも。やっぱ筆圧感知のレベルが全然違う。タブ買う時はインティオスに決まりかな。

 ソフマップを後にし、新京極のMOVIXに『少林サッカー』を観にいく。最高。これまで俺が見た映画史上最高やもしれん。『ドラゴンボール』実写劇場版は、米帝のハリウッドなんぞに作らせずに、チャウ・シンチーに作ってほしかった。いや、マジで。


■2002/07/18(Thu.)■

 今月上旬、現実逃避用にRPGを1本買っておりました。中華ファンタジーの『射[周鳥]英雄傳』(シャチョウエイユウデン。「チョウ」の字が出ません)。これ、戦闘がカンフーアクションで、しかもセリフが北京語なんですよ。『剣をもつもの』は、元々RPGっぽい中華ファンタジーにする予定だった(というか、実際ゲームの企画が根本だった)ので、前々から気になっていたんですね。

 期待は裏切られませんでした。ゲームとしての面白さは、まぁなんというか、イマイチなんですけども、演出がいちいちド派手で単純に笑えます。技を習得した時に、画面いっぱいにあらわれる筆文字の技名!そして鳴り響く中華風雅楽!!チョインチョイン!ボワァァァーン!!

 途中にミニゲームがあって、クイズに答えたりするんですが、答えが「麻婆豆腐」だったりするんですね。そうするとまた画面いっぱいにあらわれる麻婆豆腐の絵!!!チョインチョイン!ボワァァァーン!!

 ラストはなんか武術大会みたいなのに出るんですが、フツーの山みたいなところで突如開催。観客ゼロ、参加者数名のみの武道会。ツッコミどころ満載です。

 アニメ『中華一番!』で笑えた人ならかなりオススメです。ストーリーはかなりシリアスなものなんですが、とてもそんな気分になれません。


■2002/07/17(Wed.)■

 いよいよ中間発表。ボスはもちろんのこと、S.N.氏や明楽も聞きに来てくれています。ありがたし。キンチョーしていたものの、案外よどみなく喋れたんですが……。

 ボスによると、よどみなさすぎだったそうです。あくまで「中間」発表なんだから、もっと自分の未熟なところをさらけだして、ツッコミを糧にしていかなきゃイカンらしい。なるほど。というのも、研究の背景とや理論などをしゃべった後「以降は勉強不足なので、今後の課題であります」なんてことをバシッと言っちゃったもんだから、傍聴者の方々も「あ、そうですか…」としか言いようがないですわなそりゃ。あー恥。

 ということで、私もいよいよマジで論文にかからねばなりませぬ。というわけで、今夏以降、研究室の雑用をやってくださる助手バイトの方が、今日来られていました。例によってボスは超多忙だったんで、ヒマをもてあましたそのヒトと色々喋ってたんですけど、なかなかオモロそうな方です。期待age(何を)。

■2002/07/16(Tue.)■

 ここ数日、明日の中間発表に向けてのカキモノをガシガシとやっておりました。とにかく頭の中をいったん紙に落とさんとニッチもサッチもな感じでしたので。めずらしく気合を入れて十数枚の文書になったんですが、半分近くが個人史で埋め尽くされているという体たらく。ここから“ケンキュー”っぽい部分を抜き出して、なんとか体裁よくまとめんとイカンのだわな。

 昼前から気分転換に作業場を学校に移した。家だとついネットやソリティアに手が伸びそうなので、退路を断つつもりだったんである。今日は珍しく集中していたとはいうものの、油断は禁物という判断。が、コレが間違い。丁度学部生たちもレポートの時期で、図書館や研究室のパソコンでみんな頑張っております。それはいいのだが、漢字変換がおかしくなったとか、ワードでのレイアウトの方法とか、挙句はプリンタの紙詰まりとか、いちいち俺に言うてくんなっつーの!いつからサポセンになったんだよ俺は?

 トドメエピソード。紙詰まり(3人目くらい)のレスキューに行くと、プリンタがこれでもかというほど分解されている。紙は救出できたらしいが、部品の戻し方がわからないのでなんとかしろ、だと。あの……、コレはもう「パソコンに詳しい」とかいうレベルを超えたバラバラ状態なんスけど……。というか、サポートはしますけど尻拭いは専門外なんで。

ところで、まぁそんな(レポートの)時期なんで、研究室はものすごい行列でした。俺の指導に入ったが22:00頃。番号札制とか導入するか?


■2002/07/15(Mon.)■

020715_1.jpg 先日長野県知事選挙にも出馬していた、羽柴“誠三”秀吉氏の応援サイト『羽柴秀吉メモリアル』。いかにも素人が作ったくさいレイアウトとコンテンツ。しかも無料ホームページだし。しかしそれはさておいて、気になるのは丸で囲んだ部分。

020715_2.jpg拡大。

 待て待て待て!!

 カウンタ設置の後、テストもしていないというのか?それとも今まさに設置した瞬間に俺が見に来たのか?などとアレコレ思案するが、掲示板をのぞくと、以前よりけっこう書き込みがあるいたいなので、単にカウンタが壊れているだけと判明。こんな壊れ方もするんやな。

 しかし、人が人だけに「誰一人として見に来ていない」みたいで笑えます。支持者ゼロ。


■2002/07/14(Sun.)■

 終電を逃したため、父の家に泊まり。朝、本を読みつつ起床。この家もあと半年ほどで消滅するため、家を出るときに残してきた俺の古い荷物を整理しなくてはイカンのだが、結局父と2人で懐かしんで終了。

 昼ごろ家路に。疲れて勉強しつつ寝てしまう。夕食は王将。大量の割引券があるため、王将ばっかり食ってるんだが、さすがに飽きてきた……。

 引越ししたいなぁとフト思う。風呂に行って、ビールをのみ、カキモノをえんえん続ける。


■2002/07/13(Sat.)■

 来週、修士2回生は一般公開された場での「研究中間発表」というやつをしなければならないんだが、今日はS.N.氏に手伝ってもらって、中間発表の練習。模擬中間発表といったところか。

 しかし、全然その体裁をなしていなく、色々ともめる。まったくもって申し訳なかった。

 父と約束があったため、気の晴れないまま父の家へ向かい、色々なことをしゃべる。

× × ×

 父の家へ向かう前に本屋により、漫画を1冊購入。熊倉隆敏『もっけ』(講談社・アフタヌーンコミックス)。田舎住まいの姉妹を中心にした妖怪モノなんですが、これがメチャクチャ面白い!!!民間伝承というか、民俗学的な背景をしっかり踏まえた上で描かれているという時点で「おぉー」な感じで、その点では水木しげるさんに通じるものがあるんだけど、この『もっけ』が画期的な要素は実は他にある。

 これまでの妖怪モノで、妖怪というのはとかく倒すとか、仲間にするとか、使役するとかの対象だったわけですが(『鬼太郎』しかり、『うしおととら』しかり、『鬼神童子ZENKI』しかり)、この『もっけ』では、巷に跋扈する魑魅魍魎に対して「気にしない」というスタンスで、それでいてキチンと1話完結のドラマとして完成されている。スゲェ!!

 それと、何気に絵がかなり上手いです。なんか絶賛してますけど、買ったその日にもう4回も読んじゃうくらいのイキオイなんで、ええ。


■2002/07/12(Fri.)■

 『NARUTO』読者の方はこのページをご覧あれ。みんな上手い。コスプレも進化してるなぁと思うんですが、2段目と3段目の「ガイ先生」。ハマり過ぎです。ていうかガイ先生実在!?。


■2002/07/11(Thu.)■

 研究室に、ある授業のレジュメが捨て置かれていた。誰のどんな授業かはわからないのだけど、その回では靖国参拝のことを扱っていたようだ。しかし気になったのは、レジュメの端に、ある歌の歌詞が掲載されていたこと。

『すてごま』THE BLUE HEARTS 作詞・作曲/甲本ヒロト
おろしたての戦車で ブッ飛ばしてみたい
おろしたての戦車で ブッ放してみたい
何か理由がなければ 正義の味方にゃなれない
誰かの敵討ちをして カッコ良くやりたいから
君 ちょっと行ってくれないか すてごまになってくれないか
いざこざにまきこまれて 泣いてくれないか

 歌詞引用ヤバいな……。まぁいいや。この曲が湾岸戦争時のPKO派遣問題に関連付けられるというのはよく言われていることなので、靖国参拝と関係なくもないんだけど、授業内容……気になる。


■2002/07/10(Wed.)■

 最近の僕の心境をとある友人に話したところ、「それは嘘をついているか病気かのどちらかだ」などというコメントを頂戴した。

 同性愛って、差別や偏見はいまだ根強いものの「性的志向(嗜好)性」という観点はいくぶん広まってきたように思う。でも、つい最近まではこれも病気(=キチ○イ)扱いだったんだよな。江戸中期の博物学者、平賀源内は、科学的発想や技術によって国を富ませようと奔走したが、時代的に先を行き過ぎていたため、結局「奇人・変人・獄死」という運命をたどったという。

 自分に理解できないもの、エライ先生によって概念化されていないものはすべて「異常」ですか。

 この問題、9月11日現在も決着がついてない。僕の方にも多分誤解や独断があると思うので、いつかケリをつけておかんとな。


■2002/07/09(Tue.)■

 2002年6月26日朝日新聞朝刊のトップは、ドでかい写真で飾られた。前日のW杯ドイツ−韓国戦で勝利したドイツ選手の「喜びのポーズ」である。グラウンドにひざ立ちで両拳を高々と上げ、咆哮をあげている。

 野蛮だなぁ、とつくづく思う。野球やサッカーにおける得点時の様々なパフォーマンスには以前から言い知れないナゾとギモンを感じていたのだ。得点は素晴しい。チームにとっても、ファンにとっても実に喜ばしいことではあるが、なにもあんな風にさもオノレの功績であるかのようなアピールをド派手にやらなくても良いのではないか。

 そこへいくと、日本武道には「残心」という概念がある。

残心[ざんしん] 武道における心構え。一つの動作が終わってもなお緊張を解かないこと。剣道では打ち込んだあとの相手の反撃に備える心の構え、弓道では矢を射たあとその到達点を見極める心の構えをいう。 (大辞林第2版より)

 見よ!この緊張感。なんとも美しいではないか。「合戦」というものが消滅し、それを競技に転化する時、ゲーム性に重きを置いたか、精神修養に重きを置いたか、この差は大きい。

 幕末、日本の切腹やさらし首の習慣を見た西洋人たちが「野蛮国ジパング」というイメージを抱いたとも言われているが、ギロチンによって革命を遂げ、あのような競技を生み出したオノレらにそんなことが言えるのかエッ!?と問い詰めたい気分である。

 ……と、無知と独断と偏見をさらけだして終了。

<追加>
 日本生まれのチームプレイスポーツってあんまりないね。スポーツチャンバラの集団戦(剣道の集団戦とは違って、まさしく「合戦」)がそれに近いか。でもアレ、斬られると死んじゃうから、1人倒したからってガッツポーズしてるヒマなんてないんだよな。


■2002/07/08(Mon.)■

 10000HIT超えました。みなさんいつもどうもありがとさんです。思えばこの『Pallete』の前にやっていたサイトは12000くらいで凍結して、13000くらいでやめたんでした。当時はずいぶんと長くやっていたように思えたのですが、とうとう『Pallete』も、大したことをやらないままこんな所まで来ちゃいましたね。くそ、なんかやりたい……。

× × ×

 数年前、1年勤めた職場の契約が切れて、職探しをしていた頃のこと。小学校時代のクラスメイトから突然電話がかかってきたことがあった。久しぶりに会って喋ろうやないか、と。

 別段特に親しくしていたヤツでもなかったので「?」な感じだったんですよ。言ってることもなんかオカしくて、数キロ離れた俺の地元のほうで会おうとか、クルマは用意するから、とか。ちょうどその頃、北朝鮮のミサイル問題が大きく取り沙汰されていて、拉致疑惑もさかんに論議されていたご時勢。当時付き合っていた彼女が「拉致だ、拉致だ」と、いたく心配しておったんですけども、地元にも行かんしクルマにも乗らんという約束をして出向いたわけです。近所のファミレスへ。

 ひとしきり思い出話に花をさかせた後、彼の口から切り出された「本題」。

「なぁ、サイドビジネスやってみる気ない?」

なるほどね。それで「地元」で「クルマ」なわけね。とか、10年ぶりに口きくような俺に持ちかけてくるなんて、よほど困ってるんやろうな。とか、そういや大人しいヤツやったな。こういうのが引っかかるんやろうな。とか色々と考えることは多々あったんですけども、一番思ったのが、

その前にメインビジネスをくれ。

この一点。


■2002/07/07(Sun.)■

 明楽と神戸のせいでんに、影ちゃんとエッチーの「アコギな2人旅だぜ!」インストアライブを見に。

 今年5月の影山ヒロノブ「POWER LIVE」が、なんかこう、不完全燃焼気味だったんですよ。で、やっぱりエッチーがいないとかなり淋しいということに気づいたんです。だもんで、今日のライブはマジ楽しみでした。

 せいでんでのインストアライブは一昨年の11月にもあって、その時もそうだったんですが、影山さん関係のCDがやたらと平積みしてあったり、PVが流れていたり、随所にポスターが貼ってあったり、なんか違和感が。後にMCで語られたところによると、せいでんのスタッフさんにLAZY以来の大ファンさんがいて、デビュー前後からここせいでんで何度となくライブをやってきたとのこと。なるほど。しかしそういうことができてしまう職場環境というのはいいやね。

 ライブ後、同フロアのDVDなんぞを見て回っていると、気がつけばステージ裏に。至近距離に影ちゃん&エッチー!!!思わぬところでオイシイ思いをしました。

 夕食を求めて元町へ歩く途中、ガソリンスタンドが。「ありがとっしたーーーー!!!!」と、元気にクルマを見送るバイト君。が、次の瞬間何を思ったかバイト君、その車を追って猛烈にダッシュ。ものすごい速さです。一体ナニゴト……!?と思っていると、トランクの上にのっていた何かをパシッとキャッチ。

 ぞうきん

 窓を拭いた後、置き忘れてしまっていた模様。壮絶なチェイスでした。そうか、スタンドでバイトしようと思ったら、足も速くないとダメなんやな。

■2002/07/06(Sat.)■

 フリースペース・ボランティアのミーティングに行って来ました。こういうミーティングって、かなり久しぶりです。今日はとあるパーティーのための打ち合わせ。

 ……はいいのだけど、なんか手際よくないなぁという感じ。どうなんだろ、こういうのって、メンバーの新密度とかも大きく関わってくるのかなぁ?ここでは僕はまだ新参者で、みんながどのくらい親しいのかすらもよく知らないし、体制も分かっていないので、今日は聞き役にまわってたんですが。

 で、しばらく聞いていたら分かってきたんだけど、言葉の使い方が、僕の経験してきた「ミーティング」とまったく違うなぁということ。要するに「単語」がキマっていないんである。高校の頃「参確(参加確認)」「資材」「演出」「会計」「裏プロ」「総括」とかいった単語がかなり日常的だったんですね。その辺が今日だと「来れる人」「要るもの」「かざりつけ」「お金の管理する人」……といった具合。

 単なる言い回しの違いにすぎないような気もしたんですよ、最初は。で、最初に引っかかったのが「かざりつけ」という表現。これって、会場の視覚的な装飾しか言い表せていませんよね。でもパーティーってそれだけじゃない。音響面とか、筋書きとか必要な場合もある。そうすると、「音響」とか「シナリオ」とかいった項目がドンドン増えてしまうじゃないですか。そういうのをひっくるめて俺が「演出」と表現したとたんに会議はサクサク進行。なんか見ていて俺が一番フシギな感じでした。

 この「漢字で喋る癖」は、あんまりやると嫌われる(経験済み)んで、できるだけひけらかさないように心がけてはいるんですが、使える所では使えるモンやなぁと実感。


■2002/07/05(Fri.)■

 修論指導日でした。

 僕もさすがに本格的に論文モードということで、代わりに夏から助手に来るという人を紹介された。何年か前、ボスがマリの研究をした時に同行して雑用を請け負っていた人らしい。個人的にも色々と話したんだが、なかなか面白そうな人です。


■2002/07/04(Thu.)■

 昨日も書いたけど、早寝早起きを実行している。もちろん午前中はすこぶる快適なんだけど、慣れない早起き。ゴールデンタイムにはかなり眠たくなってくる。昨夜なんぞは、テレホタイム前に撃沈。

 それはいいのだけど、やはり元来夜型のためか、数時間眠ると目が覚めてしまう。今朝なんぞは午前4時起床。漁師かよ!!とツッコミたいところです。午前4時といえば、モロ俺的ゴールデンタイム。で、ネットしたり本読んだりして……というように生活を開始。当然、夕方頃には眠たくなってくるわけで。こんな風にズレこんでいくと、周回遅れのランナーの気分を味わえそう。

 ……というようなことを話していた学生から、H"にメィル。

「楽人さん、用事があって会いたいんですが、なかなか見つかりません。漁師の格好しててくれたら分かりやすいんですけど」

 まずはゴム長からか。


■2002/07/03(Wed.)■

 6時起床。同じ8時間作業でも、日中にやるのと深夜にやるのとでは、その密度に歴然とした差が出る、という話は何度かきいたことがあるし、S先生にも言われていたんだけど、やっぱ午前中って大事やな。朝メシ食って、家事をテキパキとこなして、朝勉。万年夜型の俺が改めて感じたことだから間違いないと思う。

 「地域研究概論」TA。「地域」をテーマにプチ研究を行ってもらい、ここ数週間はその発表会になっているが、今日はラーメンマン雄一郎の発表。案の定「京都ラーメン」というようなテーマ。「○○(地名)ラーメン」を標榜しつつも、そこに隠された共通の「京風」を見出そうという大胆かつ無謀なコンセプト。マジメにやれば面白いかとは思うんですが、単なる京都のラーメン屋紹介に終わっていてちょっと残念。それはそれとして、あるラーメン屋の紹介に移ったとき。

「ここのラーメンはにおいが独特です。何とも説明するのが難しいんですが、例えて言うなら足のにおいといったところでしょうか」

 全然ほめてません。研究どころか、ラーメン屋紹介としてもかなりイッちゃってる感じがします。関係者がいたら殴られるで。


■2002/07/02(Tue.)■

 研究室のサイトリニューアル作業がようやく終了。しかし不具合がまたアレコレと・・・。全部で100ページ前後あるので、チェック作業をいいかげんにやってしまった報いか。

× × ×

 言語関係の授業で、「日本語を記述する訓練」みたいなことをやっていて思うのが、みんな文章書くの慣れてないネェということ。この授業では、文章の内容はさておいて、正しくて、読みやすくて、理解しやすい日本語文章を書けるようになることを目的としているんだけど、なんかちょっと論外っぽい人が日本人学生の中にもわりといて唖然。

 S.N.氏によれば、僕の文章というのは非常に読みやすいらしい。中身の面白さは別にして、とりあえず何を言いたいかが「よく聞こえる」のだそうだ。そうであるが故に、うかつに読んでいるとついつい説得させられてしまいそうになるが、実は論の形をして論にあらず、根拠のフリをして根拠足りえずというような表現が随所に見られるとのこと。

 こんなんで論文が書けるのだろうか……。さんざん書きたいことを書きまくった果てに「と、適当に言い逃げ」なんてオチは使えようはずもないしなぁ(というか、論文にオチいらんて)。


■2002/07/01(Mon.)■

 ここのところ、チョコチョコとなんですが、『ガンダム』のビデオを観ています。劇場版3部作ってやつですか?元々バカflashなどの元ネタを知っておこうか、ぐらいの気持ちで観はじめたんですが、なかなかどうして奥が深い。

 俺がまた小学校に上がる前に、一時期テレビでやっていたらしいんですが、母曰く「夕食の準備をしながら見ていて、ハマった」そうです。

 そうえいば庵野氏は、エヴァンゲリオンの第1回について「ガンダムの第1回を超えられなかった」と言及しているそうですが、俺には「そうかなぁ」という感じもします。それぞれ面白く観られたんですけども。

 しいて例えるなら、ドラクエの「ロト編」と「天空編」の違いかなぁ、と。はじめから敵(ジオン=魔王)が明示されている「ロト編」はガンダム的であり、なんかよくわかんないけど戦っちゃってる、という「天空編」はエヴァ的であるかな、と。あくまで出だしの話なんですけども。RPGの出だしが時代とともにそういう風に移り変わってきた(クロノトリガーなんかもそうでしたし)ことと、「ガンダム」→「エヴァンゲリオン」への変遷というのはもしかしたらかぶっている部分があるのかも。

 適当に言い逃げ。

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