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■2003/11/30(Sun.)■

 両親関係の用事で、山科に行ってきました。

 せっかく来たのにトンボ帰りはもったいないなぁと思い、近所のスーパーをなつかしんだついでに980円で靴をゲットしたり、H"の機種変更をしたり。

 7月にサンヨーの新機種が出て、前から気にはなっていたんですが、山科でかなり格安のショップを見つけ、ちょっと迷って変更を決意。しかしこのショップで待たされること待たされること。airH"のサービスやなんやで、ノートパソコン持込でネットの設定とかのサポートもしてるんですね最近は。で、やっと俺の番になったかと思ったら、お店に電話が。

 どうやら都合があって解約したい人かららしいのだけど、今日は休日のために即時解約は無理であることを、ショップのおねぃさんが一生懸命説明している。どうやら向こうは「そこをなんとか」などと言っているらしいのだけど、技術的にここではどうにもならないらしい。「では今回は特別に……」とか、そういうレベルじゃないことを、先方はちっとも理解できないらしい。どうにも困ったちゃんなのだ。

 結局機種変更が終了するまでに2時間半ぐらいかかった。やれやれです。


■2003/11/29(Sat.)■

 「女心」だとか「男のロマン」だとかいう言い回しがある。最初に言っておくと、僕はこういうのは嫌いです。

 ジェンダーフリーを旗印に、男女共同参画社会を提唱する一派や、大脳生理学を持ち出して、ある程度の性差は生まれつきのものであると主張する一派が対立していることも、何かで読んでちょっとは知っているが、どっちもどっちやなぁという感じがします。

 とりあえず先に結論を言うと、僕の感覚では、お互いがそれぞれ自分の都合のいい時に性差を利用し、都合が悪ければ「男女平等」とか言ってるだけのような気がする。どちらの派も、既得権益は確保した上で、さらなる力を得ようとしているので、まるでお話になっていないというのが僕の感想です。

 個々人の場面になるともっと始末が悪く、「これは女にゃぁ分からない、男のロマンだよ」とか「もうっ!この女心、わかんないのッ!」とか、そりゃぁオマエ、君の個人的な願望やろう、と思えてならない。男女でくくるな。見解が食い違った場合、まず各々の具体的な要求を申し述べることから、対話の可能性が初めて生まれるのだ。性差を持ち出すなんて、ハナから相互理解を放棄しているのも同然じゃないですか。「わかりあえない」ということを前提に進められる議論ほど空しいものはない。

 ……などと書いたら、なんとなくぼくがジェンダーフリー思考っぽい感じがするけど、大脳生理学一派の差し出すデータを見ると、はぁなるほどねという感じも確かにする。問題なのは、双方が、相手のことを完全否定している点じゃないか。性差は生まれつきだ!いや、環境が作るんだ!……やれやれ、そんなの「両方」に決まってるじゃないか。それがどのように発現するかは極めて個々の問題のような気がするよ。だからどっちもむやみに男女論を持つ出さないで「自分の気持ち」として発現しなきゃぁ。

 ……そのための基盤を作るべく、現行の性差を意識改革してくことには賛成なんだがなぁ。

 仕事や制作関係で、いわゆる「女の子向けおもちゃ」のコーナーを見てまわることが多いんですが、「アブナイお兄さん」と思われなくて済む社会の実現を切に望みます。あくまで俺個人の要望として。


■2003/11/28(Fri.)■

 会社で、フォトショップの小技なんかをお教えさせていただくことが時々ある。社歴ではカスみたいな俺だが、フォトショップ歴は部署の中では長い方みたいだ。今日は線画レイヤーの作り方なんぞを伝授していた。みんな教えるたんびにほめてくれるのは嬉しいが、あんまり持ち上げられるとおもはゆくてしょうがない。「すごーい!」のは俺じゃなくてフォトショップなのだ。

× × ×

 ボーダーフォンのテレビCMを見た。

 遠距離恋愛のカップルをモチーフにした、ドラマ仕立てになっている。新幹線ホームでの別れ。女の子は列車に乗り、新幹線は無情にも発車。デッキでひとりたたずむ女の子。そこへメールが!来たゼムービー写メール!

男「家まで送っていこうか?(ニカッ)」

うあぁぁぁぁぁ!!!やらねー!!絶対やらねーよ!!というか、こんなメールに家までつき合わされたら彼女の方もたまったものではないでしょう。それよりも、パケ代……。

 絶対このCMのシナリオを書いたヤツは、遠距離未経験者だと思った。ありえへん。「家まで送っていこうか?(ニカッ)」って!!!!!!


■2003/11/27(Thu.)■

 何を思ったか突然「大久保さァ!!!!!!」な気分になって、ツタヤに行って『翔ぶが如く 総集編』の全4巻を借りてきた。NHK大河ドラマ。本放送の時に確か僕は中学生で、幕末よりもむしろ戦国・三国志に傾倒していたので、あんまり話の内容も良く分からなかった。今見返すと、西郷のワガママっぷりが見ていてイライラしてくる。「うぅー」とか思ってみていたら、

大久保「子供よぃ始末が悪かァッ!!!!!もう知らんッ!!!!」

 あちゃ〜。というか喝采。

× × ×

 話は前後するけど、晩飯に、たまたま見つけたカレー屋に入ってみた。高野郵便局裏の「久留味」。並で450円という価格設定に引かれて入ってみたら、ログハウス風のつくりでなかなか良いカンジです。早速「カレー!」と注文したところ、店のオヤジから「受けた!」と返しが。「受けた!」って初めて聞くんですけど。

 で、出てきたカレーは「これが並なん?」というほどのボリューム。間違って大盛りを注文しなくて良かった。というのも、壁のあちこちに「食べ残しは罰金」などと書いてあるからだ。「いい大人なら、自分の摂取可能量ぐらい把握できて当然。食えない量を注文するな」とはオヤジさんの言。まったくもってごもっともなのだ。外食するたびに、他の客の食べ残しを見る機会が多くあるのだけど、本当にまさしく「食えないなら頼むなよ!」と思う。

 「久留味」では、罰金とは言え金額は50円とか100円とかだった。崇高な理念があるのだから、思い切って1000円とか2000円取ってもいいと思う。罰金の方が売上高に貢献しそうだけど。


■2003/11/26(Wed.)■

 サコさんところで、サイトに関する打ち合わせ。

 今日は、具体的な作業を引き継いでくれる学生さんと対面いたしました。例の、絵がとてつもなく上手な1回生なんですが、やっぱりうまかったです。ほんで、サイトも拝見したんですが、やっぱりうまかったです。安心して任せられそうです。

 サイトの方針をあれこれ検討していたら、掲示板の話になった。それで、各人意見を出し合っていたら、突然サコさんが「まぁ、それこそ2ちゃんねるじゃないけどさ……」などと言い出してビックリした。見とるんかい。まぁな、確かにいい情報源だからな。


■2003/11/25(Tue.)■

 連休ボケのせいか、仕事で凡ミスを連発。あうー。

 昼休みは珍しく家まで帰ってみたのだけど、とてつもなくせわしないのでもうやらない。帰ってきて、メシ作って食ったらもう時間ギリギリなんですもの。

 夜はカナートでカレー。そういえば先週は煮詰めに煮詰めたカレー三昧だったのにな。同じくカナートで靴下購入。穴の開いていない靴下のほうが少なくなってきたからだ。……この表現だと穴の開いた靴下はそのまま存続しているように読めるけど、実際そうなので仕方がないのだ。

 だめ。ミスが堪えて文章も冴えません。


■2003/11/24(Mon.)■

 相方様料理に挑戦。……といっても、できあいの揚げソバに野菜炒めあんかけをブッかけるだけなんですけども。まぁ、味は添付スープの味でした。最初、パイロットのインク瓶ぐらいのトリニクをぶち込もうとするのでどうなることかとハラハラ。

 ちょっと近所の雑貨屋などを徘徊して、京都駅までお見送り。

 そういえば前回見送りに来た時、新幹線待ちの行列で、ぼくらの前に立っていた2人も同じく遠距離アベック風だった。でまぁ、ちゅぅしたりくっついたりイチャイチャされておったわけです(ぼくらは「1,2,3,4,からあげやん!!!」とかで笑ってました。それはそれで問題あるかも)。

031124.jpg でまぁ、正面から抱き合うと、お互いの顔が相手の肩の上に乗っかるようになりますよね?お互いに顔が見えない状態で密着。ウッフン。

 ……男、ハナクソほじってますけど。

 そんなことは露知らず、次なる逢瀬を夢見て女の子はウットリ……。いや、女性の顔はこちらから見えなかったんですが、もしかしたら歯クソでもとってたかもしれません。

× × ×

 帰宅後、柄にもなくテレビを見た。夏にロケ現場を目撃した「月曜ミステリー」。ネットで調べたら、なんでもオール京都ロケとかで、フーンとか思いながら見たわけです。

 こりゃ、みんな京都来たがるわ。

 露骨なまでの京都プロパガンダ映像でした。大体祇園・鴨川・南禅寺エリアを中心に映っていたんですけど、これって多くのリアル京都人にとって日常あまり関係ない場所ばっかりなんじゃないですか?あ、鴨川は違うか。こういうので京都を何か勘違いした観光客が大量に流れ込んできて渋滞はするわゴミは増えるわでなかなかにいい迷惑なんですけどねぇ。

 あと、例の「丸、竹、夷、二、押、御池……」という唄が出てきて「やっぱり!」という感じだったのですが、続くセリフ「これさえ覚えといたら、京都で道に迷うことなんてあらしまへんぇ」……って、縦の通りは????「寺、御幸、麹屋町、富、柳……」も覚えておかないと相当困ると思うんですが。


■2003/11/23(Sun.)■

 滋賀県の「わんわん王国」という恥ずかしいネーミングのテーマパークに行ってきました。根っからの犬好きのため、前から気にはなっていたのだけど、本日ようやっとのお目見え。

 その名の通りいろんな犬を紹介したり説明したりさわれたりレースをさせたり汽車に乗れたりフランクフルトを食べられたり歩いたり座れたりする所でありました。

 でまぁ、俺なりに期待はしていたんだけど、いざ目の当たりにすると色々と「ふむぅ」と考え込んでしまうような施設だった。というのも、ワンコロ達に対するケアが実のところどうなっているのかはよく知らないのだけど、彼らは相当のストレスなんじゃないかなぁ、と。いつもいつも衆人の目にさらされ、追っかけまわされ、眺められ、接客サービスもせにゃならんし。

 あと、けっこうどこででも煙草が吸えてしまうところ。これは喫煙者の僕からみてもちょっと問題があると思いました。犬というのは個体が小さいので、何でもかんでも影響力というのは人間の数倍はあるのです。あと、小さいお子様連れも多数おられたので、やはりこういう所こそ、分煙をきっちりすべきなんじゃないかなぁと。むしろ禁煙でもいいと思います。

 帰りのバスの中で一緒になった女子大生風がうるさくてうるさくて、もういいから!1日にネット3時間なんて別に普通だから!ハシャぐことじゃないから!あとオフ会のことを悪くいうな!ある意味こっちは「オフ会」の延長なんだから……。

 夜は例によって天下一品へ。相方様「こってり」初挑戦。やはり「あっさり」の方がいいらしい。むむむ。

 酒やツマミなどを買い込んで、ライトを落としてしみじみと呑む。久しぶりに絵のことや、生き方の話なんぞをした。ゆっくりと時間を愉しむのは気持ちのいいものだ。


■2003/11/22(Sat.)■

 2人してチャリで四条方面へ。やはり点と点をむすぶ鉄道ではなく、街全体を面で捉えられるチャリ、徒歩、原チャなどでの移動がこの街には向いている気がする。他府県の方を案内すると、特にそれを感じる。

 メシ食ったり、店を色々まわったりして信長書店へ。相変わらずのディープスポットを堪能してまいりました。

 そういえば先日、同僚が「コピックを知らない」と言い出して驚愕したので、会社に持参してたっぷりとその魅力を味わっていただいた。同人時代には非常に重宝したのだけど、すっかりCGに移行してしまったためになんだかとても懐かしかった。で、今日はロフトの画材エリアでコピックを眺めてたんですが、当時1本380円という超高級マーカーのため、青色1本選ぶのに「どの青にするか」執拗なまでに試し描きをしていたことを思い出した。今なら箱買いも夢じゃないなぁ。でも、多分いまのボクには箱買いをしても使いきれないだろう。頭がすっかりフォトショップ化しているため、マーカーの塗り方など忘れてしまった。イカンのだなぁ。

 夜はその、コピックをご存じなかった同僚様宅にお邪魔して、みんなでナベをつついた。相方様は、音楽や漫画の話で同僚たちと盛り上がり、ボクはもう口を差し挟むスキすらなかったよ。

 で、夜の大文字登山。別段キツい、というほどでもなく本当にアッサリしたもので、ガキの頃1日かけて登っていたあれは一体何だったんだ?とも思ったんですが、しかしそれでもこれを「毎朝の散歩コース」にしているexit君は、それはそれですごいなぁと思ったり。


■2003/11/21(Fri.)■

 関東某所より相方様来訪。毎度毎度すまぬすまぬ。今回も新幹線。ボクもリーマンになって金銭的にもいくらか余裕ができたはずなんだが、未だに新幹線に乗る度胸がない。体力でカネを買うのがマイ・スタンダードになった今、同じ移動距離を、倍払って動く気になどとてもなれない。

 そういえば、高速バスって飲酒……。

× × ×

 さて、会ってから何をしてたか皆目記憶がないので、相方の方の日記をのぞいてみたところ、

疲れてたためにあまり記憶がございません(笑)

……そ、そうでありますか。


■2003/11/20(Thu.)■

 これ最高。本年度ナンバーワン。現場仕事のことを知ってるだけに尚更。

× × ×

 『プチ日記(11/18分)』に、「ビールでうがいをするとすごい」と書いてあったので早速敢行してみたところ、確かにすごかった。

 あと、うがいの後のビールは胃液のにおいがしたことを名倉氏に加えて付記しておきたい。うげー。


■2003/11/19(Wed.)■

 毎年わが部署の繁忙期がすぎると、入れ替わりに繁忙期に入る別セクションの応援にかりだされる、という話は聞いていたのだけど、今日はそのようなことをしてきました。

 ウチの部署の同僚さんたちは、なんだかそこへ行くのを激しく嫌がっておられたのだが、僕にはその理由が皆目分からなかった。普段やらない仕事を、普段会わない人たちとできるなんて、新鮮で面白そうじゃないか、などと案外気楽に構えていたのだけど、まったくその通りでありました。「こわい」と聞いていたそのセクションの方々も、わりと気分よく接してくださり、作業も丁寧に教えてくれた。

 「おい!そこのメガネ!ちょっと来い!」と言われ、いつ殴られるかビクビクしながらの現場も多かった学相時代のことを思うと、相当の極楽なんじゃないのか。なんせちゃんと名前で呼んでもらえるし。


■2003/11/18(Tue.)■

 ナショナリストでもないのにどういうわけだか『日本神道入門』などを読んでおります。レッキとした民俗学者が書いておられるようだが、どことなく布教のにおいがそこかしこに目に付き、なんだか集中して読めないので困る。「〜に神がいる」と言うよりも「〜に神がいると信じられている」と表現した方が、より客観的で民俗学的だと思うのだけどなぁ……。

 でも、そんなことは「……神が光臨し……」の一文でフッ飛んでしまったのでした。キターーーー(・∀・)ーーーー!!!!!!


■2003/11/17(Mon.)■

 風つよし。それでもまだ、部屋着のままで外でタバコ吸ってても大丈夫だなぁ。去年の今頃はすっかり真冬装備だったことを思い出し、やっぱり今年はなんだか色々とおかしなことになっていると改めて感じた。このままどんどんズレていけば、来年のゴールデンウイークあたりにはまだ雪が降ってたりするんじゃないのか。そして紅葉で迎える2005年。

 そして今日の昼飯は入社以来初のまずしい食事。おにぎり2個にからあげ1個。同僚は「今日はえらい貧しいやん!!」と言い、相方様からは「じゅうぶんだよ!」と言われた。うーむ。

 俺としては、「節約のためにがんばっている」と思いたかったのだけど、案外定時まで腹持ちしてしまい、なんだか拍子抜け。


■2003/11/16(Sun.)■

 洗濯をしてダンボール整理。整理は、なかなかはかどらんなぁ。

 土曜出勤が増えてきて、会社の面々は「1日じゃぁぜんぜん休んだ気がせぇへんなぁ!」とのたまっておられますが、洗濯ができてその上ダンボール整理ができるなんて、この上ない休日で楽人は幸せであります。

 ああ休んでいるさ!激しく休んでいるとも!!


■2003/11/15(Sat.)■

 やべ、金ない。昼の外食しずぎたなぁ。なんか今月みんなカネがないらしい。

 今月は給料日前に3連休という、8月と同じシチュエーションなわけだが、「給料日前に連休ってイヤやな!」ということを言い出した人がいてビックリした。遊びまくった翌日にまた金が補充されてくるというのはこの上ないことだと思うのだけどなぁ。夏に岡山行った時もそうだったし。

 疑問に思ってきいてみたら「補充以前に、あそびまくるカネがまずないのよ!!」だってさ。カネのかかる遊びしか知らないわけだ。ふーん。

 ……というイヤミはさておき。でも連休明けに給料日だと「全財産使うぜ!!!」という芸当が本当にできてしまうあたり、やっぱりなかなかない機会だと思うのだなぁ。というか、連休前に給料が入っても、残しておかなければならない生活費などは一定量決まっているわけで、なんかこう、セコセコした遊び方になりませんか?


■2003/11/14(Fri.)■

 毎日いろんな店を食べ歩いていると昼メシ日記になってしまいそうですが、本日は今出川知恵光院下ルの「新座」というラーメン屋。ウマかったっす。

× × ×

 先日運び込んだダンボールの中から、小学校時代の日記帳が出てきた。当時、毎週末には日記を書くという宿題があったのだ。1987年。小学校5年生か。以下、5月17日分。

今日は、朝から雨でした。しとしとして、いやでした。お父さんが「中国の歴史がよくわかる「三国志」いうマンガ買う」と言いました。ぼくは、中国にも歴史にも興味を持っているので、「ついでにほかのマンガも買おう。」と思ってついていきました。「三国志」の1巻があったので、父さんは「お、あったか。よしよし」と言いました。ぼくのついでのマンガは、前からほしかった、前川たけし先生の「鉄拳チンミ」というマンガの1巻でした。

 『三国志』と『鉄拳チンミ』。今の俺を作る重要な素材の一部ではないか。アッチとも、元々は『三国志』を通じて知り合ったことを考えれば、1987年5月17日というのはなかなか記念すべき日ということになる。

 ちなみに『鉄拳チンミ』の「拳」の字は、当時の担任教師の手によって乱暴に「挙」と訂正されていた。鉄挙。そんな言葉聞いたことない。

 北斗の挙。少林寺挙法。


■2003/11/13(Thu.)■

031113.jpg 一昨日、ほんやら洞体験談をみんなに自慢しまくったところ、本日総出で食いに行くことに相成りました。ご満足いただけたようで幸いであります。本日は鮭のソテー。魚種以外は先日とまったく同じでありました。でも相当ウマいんだけどさ!最高。

× × ×

 ここんとこ会社では、「先生」と呼ばれる外部顧問のような方を招聘して、我々のスキルアップタイムを週に2,3時間設けている。今日もその日だったんだけど、この先生、独特の語り口調でアツく講義されるため、話の内容というよりも、日本語そのものを理解していくので精一杯な感がある。今日のキーワードは、コレ。

「3つにひとつ」

 これ、みなさんパッと聞いてどうイメージされますか?俺は「3分の1」をイメージしたんです。ところが先生は「3つに対して、1つ」の意だったらしく、どうも話が食い違ってきて困惑しました。

俺 →○●●
先生→○●●●

 あと、「ちなみに」「ついでに」「そういえば」と、イモヅル式に話が出てくるので、しまいには元々なんの講義だったか分からなくなることもある。

 でもよく考えたら、俺が大学院の時に代理で授業をやった時なども似たような感じだった気がする。気がついたら同じことを何度もしゃべってたり。そう考えると「教師」という職業というのはすごいなぁと思う。小学校〜大学院まで、「授業がつまらない先生」はたくさんいたけど「授業がわからない」先生というのはそんなにたくさんいなかった。「教えるプロ」「語るプロ」というのはすごいのである。


■2003/11/12(Wed.)■

 昨日の外食に味をしめて、今日もフラフラとメシ屋を求めて走っていた。住宅街の一角にこぢんまりした中華料理屋があり、入ってみたのだけどこれがハズレでかなりトホホな気分で帰社したのであります。

 テーブルの上のお冷を指して「これあなたのお水ですか?」とか聞いてくる店員。しらねぇよ!オマエが置いたんとちゃうんかいな。そしてラーメン+ヤキメシのセットを頼んだら、どういうわけか茶碗に入ってくるヤキメシ……。おもいっきり粉末中華スープの味。くそ、モウ来ネェヨ!

× × ×

 サコ研究室(久しぶりの響きだな)のサイトをリニューアルするとかで、セイカに呼ばれた。僕が作っていた頃とはメンバーも活動内容も変わってきているので、その引継ぎのための話し合いだ。まぁ話はつつがなく終わったんですが、帰りがけにサコがなかなか嬉しいことを言ってくれた。

 昨年は、「ああしよう」「こうしよう」「こんな考えはどうやろう?」というネタが挙がるたびに、議論をしたり即実行に移したりしてくれる楽人くんがいて良かった……と、こうなると話はたちまち自慢めいてくるのだけど、何が嬉しかったって、それが「助かった」じゃなくて「楽しかった」という表現で、いや、そらもう俺も楽しかったっすよボス!

 迷い性+怠け者の性格のために、研究も仕事も遅々としてはかどらず……というのがむしろ常態で、なかなかに申し訳ない気分がユルくまとわりついている2年間だったのだけど、それなりにお役に立てていたようで本当に良かったのです。

 そういえば、サイト引継ぎの一件に関しては「楽人くんには給料払った方がええんやろかウェッヘッヘッヘ」などと、なんだか笑ってごまかされたような気がしなくもない。


■2003/11/11(Tue.)■

 最近、昼はずっと会社の近所の大学の学生会館で格安の弁当(というかテイクアウトメニュー)を買って、会社で食っていたのだけど、丼メニューが数点しかないこともあり、さすがに飽きてきた。先日フト思ったのだ。このまま5年も10年もこの数点のドンブリをローテーションで食い続けるのかと。なかなかにぞっとする想像だ。

 というわけで今日は西陣ほんやら洞(オフィシャルサイトではありません)へ行ってみた。かなりイイ!イイっす。750円でお昼の日替わりランチ。今日はスズキのソテーにゴハンと味噌汁。木製を基調とした店内。店先には無農薬パンなども置いてあり、フライヤーやフリペが山と積まれているあたり、どことなく「さらさ」を思わせる作りです。会社の昼休みという気がまったくしない至福のひとときを過ごしました。

 休み時間に会社の人とすごさない、というのも気分転換として悪くないなぁと思った。入社直後とは言うことがエライ違うような気もするけど。また外食に飽きたら弁当買ってみんなで食ったりしよう。


■2003/11/10(Mon.)■

 久しぶりにバイクなんぞで出勤してみた。

 やっぱり不便だなぁと思う。アパートを出たらいきなり一方通行なのでしょっぱなからゲンナリする。左折や、右折のみのT字路(「ト」字路?)では、チャリだとそのまま行けるのに、バイクだといちいち信号で止められる。あいやー。

 絶対、走ってる時間より止まってる時間の方が長いと思う。

 これは前も書いたかもしれないけど、おおよそ「移動するもの」の中で(動物から、人工の乗り物まで)、一番エネルギー効率がいい(カロリー当たりの走行距離)のはチャリらしい。

 合理主義者はチャリに乗れ!イェー!


■2003/11/09(Sun.)■

 今日も今日とて『三国志』。

君主「なにっ!では○○が××で〜したと申すのか!」
配下「はっ」

 この説明丸出しのセリフ回しが好きだ。配下による報告シーンは省略されているが、実は本質的になにも省略されていない。これを現代に応用するなら、以下のようになるだろう。

部下「部長、○○株式会社の××様がお見えですが」
部長「なんやて!?では○○株式会社の××様が来はったっちゅうんか!」
部下「はい」

 会話が増えれば職場も明るくなることだろう。

 「食卓に 会話の絶えぬ 明るい家族」


■2003/11/08(Sat.)■

 ダンボールだらけの部屋で、やっぱり『三国志』を読みふけっておりました。なつかしい。「ふむぅ」とか「ムム」とか「ジャーンジャーンジャーン」「うっ」とか。

× × ×

 Cafe OPALの11/04の日記が面白い。特に後半。アメリカによる自己中・似非グローバリズムについては随所で論議されているみたいだけど、それとまったく似たようなことが国内でも起こっているという点は、なぜかさほどに取りざたされないのがフシギである。

 とにかく、最近とみに感じていたテレビというものへの違和感が、俺的にはかなり的確に表現されており、モニタを前に一人喝采したのだった。


■2003/11/07(Fri.)■

 18で家を出るときに、アパート容量の都合で実家に残してきた本などが、一気に運び込まれてきた。いよいよ山科の家は売っぱらうらしい。ていうか、結局ここに来るんかい、荷物。およそダンボール6箱ぐらい。とりあえず何も考えずにドカドカと運び入れたので、現在アパートのドアを開けるといきなりそこにダンボール。またいで中に入るのだ。ヒィィィー。

 当然、最低でも半分以上は捨てなければちょっと大変なことになるので、ボチボチ選別していかなければならないのですが、『三国志』『ブッダ』『ブラックジャック』『まんが道』……なかなか作業がはかどらなそうな、素敵なラインナップ。

× × ×

 そういえば先日父と話していたのだけど、岡山に持っていった本を整理しながら眺めていると、両親の蔵書では椎名誠がダントツで多かったらしい。やっぱりな、という感じがする。次点として司馬遼太郎。それもなんだか分かる。というか、漫画を除くと俺とほぼ一緒だし。


■2003/11/06(Thu.)■

 上司集団の部署から呑み会に誘われました。しかもウチの部署からはなぜか俺ひとりだけ。40歳以上の御大がズラズラ並ぶ席に、一人で平均年齢を下げるべく座っておりましたそんなアタシは26歳。昨年までは一人で平均年齢上げてたんだけどなぁ。

 今日は一人で呑み会経費を上げてきました。

× × ×

 ここ半月ほど、気分転換でアゴヒゲを伸ばしていたのですが、上司に「剃れ!」と怒られてしまった。あと、「早よ免許とれ!!」とも言われた。剃ったり取ったり会社員は色々大変なのだな。


■2003/11/05(Wed.)■

 ……今日の日記は書くのがはばかられるのである。あまりにはずかしく、ナサケナイ事態を露呈するハメになるからだ。でもまぁ、読者の方々は「何を今更」と仰る向きもあるかとは思うので、恥を忍んで記述させていただきます。

『剣を持つもの 第2部』の草案が唐突に浮かんだ。サブキャラから、おおまかなストーリーの流れまで、イモヅル式に出てきたのである!!

 以上が、11/05分のメモ日記。今これを書いている12/05現在、ほとんど進展はない。サブキャラの顔デザインと、要所要所におけるキメゼリフを数点考えただけ。

 ……マンガ家にならなくて本当によかった。世間に大迷惑をかけていたことだろう。夢破れた敗者は、こうやってチマチマとweb日記を書いているのが分相応なのだ。

 さ、呑も呑も。


■2003/11/04(Tue.)■

 先日から、両親が京都に来ているようなので、今夜は家族揃って呑むことになっていた。繁忙期もヤマを過ぎたようで、他のデザイン業の方々には申し訳ないくらい見事に定時に退勤できるここ数日の状況から判断して、実家到着時刻を連絡しておいたのですが……、

 なんでこんな日に限って「悪いけど今日中に」が2件も入ってくるの?しかも夕方に。

 それもなんとかバビッとこなして、山科へ。先月末の母の誕生祝を3人で改めてやろう、ということで、初めて自分で稼いだ金で買った贈り物を謹呈させていただきました。サザエの形をした酒器。まぁトックリみたいなものです。

 喜んでいただけたみたいで幸いなのですが、この後決まって「でもな……」と続くのが我が家流。今度はナンダナンダ。

「……お前なぁ、サザエのサイズで事足りと思うのか!?ほら貝を持ってこんかいほら貝を!!

…………恐れ入りました。


■2003/11/03(Mon.)■

 今日は、出身大学の学園祭最終日である。

 先週ぐらいに、今年のゲストバンドはフラワーカンパニーズである、という情報が入り、これは何としても行かねバ!!と息巻いていたのだけど、その数日後に「ごめん、ソウルフラワーユニオンやった」という、なんとも萎えるしらせが入り、気は一気にクールダウンしてしまったのだった。

 それでもまぁ、kousukeくんがバンド出演するとかなので、祭ならサケも安く呑めることだろうし、顔ぐらい出してみっか、と思っていたのだけど、起きたら生憎の雨。すっかりフテくされて、昨日exitくん家で借りてきたDVDを観ておりました。もうダレダレ。

 DVDは、『燃えよドラゴン』と『グーニーズ』。

 『燃えよドラゴン』は、恥ずかしながら所初見でした。それで中国アクション漫画などを描いていたのですから恥さらしもいいところなのですが、『鉄拳チンミ』の前川たけし氏が、ブルース・リーに影響されて描きだした、というのが実によく分かりました。かといって、「パクリ」を感じさせない前川さんの力量というのはものすごいな、と。画力や演出、ストーリーを総合的に判断して「漫画家」としては、浦沢直樹氏と双璧をなす実力の持ち主だと思うんですけど、前川たけしさん、もっともっと評価されていいと思います。

 『グーニーズ』は、公開時(小学生)に父に連れられて観たことがあるのですが、懐かしかったですねぇ。ゲームも出たんだっけ?俺はアメリカの、特にハリウッド系映画がかなり嫌いな方なんですが、この『グーニーズ』と『バック・トゥ・ザ・フーチャー』シリーズだけは好きです。単純な理由なんですが、「露骨なプロパガンダ作品でない」という点と「人が死なない」という点です。そういえば両方とも少年が主人公だな。そういうのもあるのかな。


■2003/11/02(Sun.)■

 起きたらexitくんはおりませんでした。用事があると言って出かけたとのこと。彼の部屋は、カギを閉めるのにキーを必要としないため、我々が部屋を辞す時にちゃんとロックして帰れば、それでいいんだって。フーン♪

 机の上は昨夜の惨状そのままだったので、アッチと2人して片付けものを。プライバシーを暴いてしまったせめてものお詫びです。でも、その後しっかりDVDで「ラピュタ」を見てたり。ラピュタって、全編通して見たのは初めてだ。こういう話だったのか。

 exit君宅を出たのは、なんと夕方でした。彼の家のすぐそばには銭湯があるのですが、アッチが「ひとっプロ浴びて行かへん?」と言い出だしたことにより、この後の段取りはバチバチバチッ!!!とキマっていったのである。

 どうせフロなら、鞍馬口の船岡温泉にしよう、ということになり、チャリを走らせる。この身軽さが素敵ですな。タオルを1枚借りて、各種湯船を一通り堪能した後、またちょっと移動。なぜか“ゴダイゴ”が延々と流れるフシギな鉄板焼屋へ。

 実に珍しいことなのですが、ここで2人して仕事に関するあまり明るくない話題になりました。俺の方からは「中間管理職の悲哀(現在は最下層民ですが、直属の上司が中間管理職であり、俺自身もまた、かつてそういう立場にいたため)」、そして彼からは思いも拠らない言葉が。

「……人と会わんでええ所で暮らしたい(ボソッ)」

 現在の彼は「これを接客業と呼ばずしてなんとする!」というような、それはもう接客業の見本お手本具体例でっせオラオラ!的職業についており、そういえばその前もそうだった。我々のメンバーの中では人当たり、第一印象ともにナンバーワンであり、よもや彼の口からそのような言葉が漏れるとは……。

 ははぁ、それでこの前の夏の田舎暮らしであんなにハシャいでたのか……、しかし田舎暮らしはもっと人間関係が云々……と言おうとしたのですが、彼の目はもっと遠くを見ている模様で、いわゆる東洋における神仙思想、隠者の生活に憧れている模様。おいおい、齢27にして隠者かよ。

 話も混み入ってきたところで、場所を変える。運良く用事を終えたexitくん合流の兆しが見えたので、少し東に移動して、下鴨の「芹生」へ。こぢんまりした造りの中で、ありとあらゆる酒肴メニューがズラリと並ぶ、ここもまたなかなかヨキカナな店。しかし、「移動」という気分転換をヘタに挟んだためか、そこで交わされた会話は「あのバイトの方がかわいい」「いや、俺はあのコや」などというもうまったくもってしょうもないこと極まりないものでありました。

 exitくんから、合流地点の指定があり、一乗寺の「わや」へ。このお店、以前は学生対象の、超大盛りが標準ゴテゴテドッサリ定食を常とするメシ屋だったらしいのだけど、そのせいなんだかどうだか、女将さんがまるで学食のオバちゃんである。初対面なのに「ホラ!兄さん!!!」などと言われたりするのだけどなぜか全く悪い気はしないんだな。そこで焼酎をチビチビとやり、ブタキムチなんぞをモクモクやりながら、夜は更けていったのだった。

 ……結局4晩連続で贅沢をしてしまったのでした。


■2003/11/01(Sat.)■

 exitくん及びアッチと、exit邸にて鍋。一昨日から、スキヤキ、海鮮、鍋と贅沢三昧で自分でもいささかちょっとどうなのかという気がしなくもない。普段どんなに稀なことでも、3日続けば「やりすぎ」というブーイングの法則。他の例としては、「雨の日」などが挙げられる。

 それは良いとして、早番で15:00には仕事を終えてこちらへ向かうはずのアッチと合流のメドが立ったのはどういうわけだか20:00過ぎ。ものすごい残業なんだなぁ。というか、残業の方が長いんじゃないのか。そんなわけで、exit君と私とで、買出しや準備を進めておくのだった。

 遅れてやってくるアッチのために、趣向をこらしておこうとネタを求めてスーパーをウロウロしていたのですが、実にナイスなものを発見。exitくんによる、ベタと言えばあまりにベタな前フリのおかげもあって、部屋に入るなり絶句するアッチ。

031101.jpgアッチ「……なんやこれは。え?なに。これ、アレちゃうの。」

 「ホネッコ食べてぇ〜♪」です。コイツを小皿に乗せ、上からダシをスプーン一杯ぐらいふりかける。オマケとして、春菊の切れ端をトッピングしてリアルさを演出。どう見てもこれでダシを取ったとしか思えないシチュエーション。まぁそんなワケはないのですけど。

 後はまぁ相変わらず食って呑んでくっちゃべってということだったんですが、だいぶヨッパラッてきた頃、exitくんの小学生時代の小遣い帳を発見。早速プライバシーの侵害を敢行。「コロコロコミック −330円」など、かなり同時代的キーワードが散らばっており、なかなか懐かしい感じ。しかし、その記述は後半、いささかあやしくなってくる。

「○○君にゲームボーイ貸出 +150」
「チョロまかし +500」

 ゲームボーイって、レンタル料をとって貸すようなものなのか?というツッコミも2万光年の彼方へ吹き飛ばしてくれる「チョロまかし」。しかもそれを小遣い帳にちゃんと記録しているあたり、よい子なのかなんなのかサッパリ分かりません。ちなみに「チョロまかし」た金額は時を下るにつれてだんだん大きくなっていたことを追記しておきます。

 「誰から、どのようにしてチョロまかしたのか」については、最後の砦として記載を控えさせていただきます。というか、聞いていないだけなんですけど。



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