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■2003/06/30(Mon.)■

 両腕はまだ痛い。なんか日に日に痛みが増しているような気もする。明日もこんな状態だと、さすがにちょっと医者でも行った方がいいのかと思ってくる。もっとも、おそらくは年をとったということなのだろうけど。ウチのおかんも、何かやって、痛みがやってくるのは数日後だったとか、そういうこともあった。そんなブロントザウルスみたいな……。

× × ×

 久しぶりにカップ焼きそばなんぞを買ってきて食った。

 あれ、お湯を捨てているときに、麺がニュルッと出てしまっても「あらぁー」ぐらいしか思わないのに、わずか2ミリ四方ぐらいのオモチャみたいなかやくの肉片がこぼれ出てしまったときに「うわぁ!うわぁ!」などと思ってしまう俺は、もはや末期的骨髄性貧乏性だと思った。


■2003/06/29(Sun.)■

 突如ヒマになったアッチからの誘いを受け、四条方面に。元々今日は、相当マズイことになっているチャリのブレーキを修理すべく、コーナンあたりへ行ってパーツを買ったりする予定だった。チャリのブレーキは本当にまったくきかないと言っていいほどになっており、「これを直さない限り街には出られない」と申し上げたところ(アッチとなら絶対呑むに決まっているのでバイクは不可)、

途中でパーツ買えばええ、ほんでどっかで直しぃや

という、力強いアドバイス。そして従う俺も俺。川端ニックでブレーキシューを買い、三条ラウンドワンの駐輪場でエッサエッサを修理を始めだす。明らかに目だってました。アミューズメント施設の駐輪場でブレーキを修理している男。目立つに決まっている。

 合流後は、ロフトを冷やかしたり、信長書店を冷やかしたり。信長書店ですごい同人ゲームを発見。島本和彦本人のサークルが出している、彼のキャラクター総出演の落ちモノパズルゲーム。その名も『燃え!ポン』(リンク先は第2作『吼え!ポン』の解説ページ)。パッケージには、連鎖か何かを出した時のスクリーンが載っていて、炎尾燃が熱い書き文字で「リテイクだ!!!」とか叫んでる。うわー、メッチャexit君ごのみ。

030629.jpg その後藤井大丸地下生鮮食品売り場にてパック寿司を買い、案の定酒屋でカンビールを購入。鴨川三条川原にて即席宴のはじまり。いやしかし、藤井大丸で買った「あぶり寿司」がメチャウマです。ネタの表面をその名の通り軽くあぶって焼き目をつけてあるのだけど、素材のうまみと、あぶりによる香ばしさがあいまって、かなりの絶品でした。

 今日は本当に「何週間ぶりやねん!」というほどの晴れの日でして、ちょっと汗ばむほどの陽気。昨日はそこそこの豪雨だったので、鴨川もいささか増水しており、流れも急。でも、もう熱いしヨッパラッテご機嫌だし水を見て心踊るして、そのままジャブーン。

 あ、手の痛みですが、まだまだ終わらんよ。もうちびっとだけ続くんじゃ(亀仙人)。


■2003/06/28(Sat.)■

 相変わらず両腕の激痛は続く。いや、昨日より痛いんじゃないか。しかしまぁ130度固定というのは、絵を描いたりパソコンをいじるのにはまったく問題がなく、久しぶりに部屋にこもって作業をしていた。

 イラストの所に2点ほどあげている「ミハル」だけど、この子を動かしてやりたい欲求が日に日に高まってまいりまして、このほど新企画としてスタートいたしました……って、これを書いてる今からしたら相当古い話題ですが。しかしまぁ、日記にブックマつけている人もおられるらしいので、そういう輩様は、WORKSの方へどうぞ足をお運びやがってくださいませ。各コーナー全部にメニューが装備されているのは、そのためでもあるのだ。


■2003/06/27(Fri.)■

 そんなわけで、タダ風呂とビール腹矯正のため、ジムの体験版に連れて行ってもらったのだった。もちろん俺は泳ぎたかったのだけど、上司が「まず“ぼでぃばんぷ”をやってから、各自自由行動にしましょう」というので、なんとなくそれに従う。ボディバンプって何や?という疑問は消えないが、まぁ、準備運動のようなものなのかなぁと(全員参加だし)、その地へ赴く。

 鏡張りの、エアロビなんかをやるような部屋でその「ぼでぃばんぷ」は行われた。ようは筋トレだ。めいめい自分の体力にあったバーベルを上下したり持ち上げてキープしたり。ぼくはいくら腹プヨプヨとは言え、肉体労働バイトの経験はダテじゃない。5Kgのバーベルを。左右5kgで計10キロ。まぁ単純に持ち上げるだけなら誰だって問題のない重さです。しかしこの判断が間違い。

 ただ持ち上げるだけのバイトと違ってこういうエクササイズは、まさしくアチコチの筋肉を鍛えることを目的としているため、俺の経験からは考えられない動きを要求してくるのだ。頭上まで持ち上げたバーベルをゆっくり、じわじわと下げていくとか。ううっ、きついかも……。でもまぁまだなんとか普通にまわりのリズムについていけているので、そのまま続行。あとで考えたら、たしか他の皆さん、種目(?)が変わるたびに重さを調節なさっていたような……。結局分かったのは、ぼくがあの日雇い生活で身につけたのは別に筋力でも何でもなく、重いものをいかにラクに持ち運ぶかという「コツ」にすぎなかったということだ。終盤にさしかかると、もうたかだか10kgのバーベルを胸元まで持ち上げることもかなわぬ状況。全身つゆだく汗だくです。

 終わってみて初めて分かったのだけど、このボディバンプは勿論準備運動などではなく、それ自体ひとつの立派なプログラムであり、これをしに来ているという人もかなりいるということだ。まぁ終わるまで気づかなかった俺もどうかとは思うけど、しかしインストラクターの説明が、マイクギンギンエコーバリバリで、何を言っているのかさっぱり分からない。我々をのぞくほとんどの人は常連らしく、そりゃぁ説明不要も同然なのかもしれないけれど、どういう運動でどこの筋肉を鍛えるのか、ちゃんと説明が機能していれば俺もこんな醜態をさらさずに済んだのに……と、人のせいにしてみる。

 すでにかなりヘロヘロだったのだけど、そもそも泳ぎに来たというのにこのまま帰れるわけがない。何しろ入場口でゴーグルまで新調したのだ。というわけで、「よーやるわ」という先輩様方を尻目にそそくさとプールに向かう俺。

 ……ハイ、泳げるわけがありません。最初の50メートルぐらいはイケたんです。久しぶりにおもいっきりクロールやって気持ちよかった。でも、100メートルを越えたあたりから何やら両腕の動きがあやしくなっていき、150メートルに達するともはやおぼれかけているのとあまり変わらないバチャバチャっぷり。進まないんです、前に。疲労と痛みで、本来あるべき泳ぎのフォームが崩れていくため、掻いても掻いてもそれはムダな動きとしてすべて水に吸収されてしまう。即座に「あ、ヤバい」という判断を下し、結局200メートルの時点で切り上げました。人間引き際が肝心。むー……、しかし最初は1kmぐらい泳ぐつもりだったのになぁ。

 ここでいきなり時間軸は本日分の、つまりは6月27日に飛ぶのだが、案の定起きたら両腕に激痛。ひじの関節が130度ぐらいのところで固定され、伸ばすも曲げるもともに声にならない痛みをともないます。

 ……そんな状況で、本日は我々の新オフィスの大掃除をしていました。こんな日に肉体労働。うげげ。


■2003/06/26(Thu.)■

 上司に連れられて、スポーツジムへ。こういう施設には実はもう何年も前から食指が動いていた。というのも、俺のアパートはフロがなくいつも銭湯通いだ。現在銭湯は1回350円で(ちなみに俺が一人暮らしを始めた当初は280円だった。ものすごい高騰だと思う)、なかなかバカにならない額を毎月費やしている。一時期足しげくジムに通っていたアッチは、それはまさしく彼が俺の隣の部屋に住んでいた頃なのだが、いつもジムでシャワーを浴びていたため、銭湯代というのはほぼゼロに近かったのだ。

 俺はといえば、最初に働き出したとき、その運動量激減具合に驚愕し、そういえばもう何年も本格的に泳いでないなぁと思い(元水泳部)、いくつかのジムのパンフを集めていた時期もあった。で、計算してみるとだいたいジムの平均的月会費と、俺の1ヶ月の銭湯代がトントンということが分かったのである。つまり、ジムの会員になれば銭湯がそのままシャワールームに移行し、おまけに泳ぎ放題という「どっちがオマケだよ」的展開をとげるはずであった。

 が、元来グータラな俺は「まぁ、いつだっていいや……」などと毎夜仕事を終えるとなんのかんのと理由をつけて仲間と、あるいはソロで、アルコール漬けの日々を送っていたのである。

 抜き差しならない事態に気がついたのは、丁度先月の今頃だった。いつものようにフロに行ってフト体重計に乗っかってみたところ、ナント針はジャスト64kgを指している。ショックはこれだけではない。部屋に帰って短パンであぐらをかいたところ、短パンのゴムの部分に見事にハラの肉がのっかっているではないか!!!!ありえない!!そんな!!だって、つい先月(当時から見て)アタマまで毎日日雇い肉体労働で体重は常に59〜61をキープ。ハラなんて6つに割れていたんですよわずか1ヶ月デスクワークをしただけでこんなにおなかプヨプヨニナルモノナンデスカワタクシドウシタライイデスカ。何コレ!!何コレ!!

 ……続きは明日。


■2003/06/25(Wed.)■

 最近街を歩いていて、ほんと最近特になんですが、異常に肥えた方を見ることが激増したような気がする。それも、ちょっとポッチャリ系とか、小学校のプールの時間にかならずチチもまれるとか、そういうレベルじゃなくて、なんというか、根本的にシルエットとして間違っている、タテよりヨコの方がでかくないか?という人。もっと露骨に言えば、あるべき人間の形をしていない人。仲間内では、通称「ビヤダル」。

 なんでなんだろう?俺が市街地を闊歩し始めた高校時代はこんなことはなかった。ここ1年ぐらいでそんなのが急に街をウロウロするようになったのだろうか。おそろしい話だ。どうでもいいけど、そういう人が原付乗ってるのを見るといつも、サーカスで三輪車に乗ってるクマを思い出すんですが。

 少し前に相方殿とメシ食いに行った時も、向こうの席にそういう女性が座ってらっしゃって、思わず「アイツはこれ以上もう何も食うな」と、小声で申し上げたところ、相方様から「あぁ見えても乙女なんだから、そんなこと言っちゃダメ!」とお叱りを受けた。乙女ならそうなる前になんとかしろ、と思ったのだけど、よく考えたら「ああ見えても」という表現もなかなかキツいもんがあると思うぞ。


■2003/06/24(Tue.)■

 エロムービーとか見てて思うんだけど、本番シーンはまぁいいとして、オーラルな場面で、女性がたてひざになって、男は後ろ手組んでエラソーに突っ立ってる、というのがよくあるでしょう。あれ、なんともマヌケに見えて笑ってしまうんですが俺だけでしょうか。オマエ、何フリチンでふんぞり返ってるんだよ、みたいな。

 ……こんな話題でずびばぜんね。


■2003/06/23(Mon.)■

 先週の金曜から、弁当を作って出社するようにしている。会社の近くでいつも買う弁当に飽き始めたということと、食費の節約が主な理由だ。弁当といえば中学の時から作らされていた経験があり、ダンドリはわりと頭の中に残っていて実に助かった。

 思えば俺の料理レパートリーというのは、ヤキメシ・野菜炒め・タマゴヤキ・揚げ物(冷凍)など即時即決うまい早い安いシリーズばかりで、これはよく考えると、俺が料理を覚えたきっかけというのが弁当作りとキャンプ、という背景事情に深く関連しているように思う。朝のドタバタや、空腹に耐えられるか否かというわずかな時間での短期決戦を強いられてきた俺は、だから煮物なんかはぜんぜんわからない。

 それはさておき、アタリマエの話がだが弁当持参だと、一日に使うカネはタバコ代だけになってしまい、正直その節約ぶりに驚いている。だが最近なんとも蒸し暑くなってきているではないか。会社から10分ほどチャリを走らせて帰宅するだけでもう汗だくだ。やっぱりこの時期、ヒトップロあびてビールを飲むのがサイコーに幸せに決まっている。

 というわけで浮いたカネのほとんどはサッポロ様に貢いでいるという体たらくであります。ゴキュゴキュ。

 関係ないけど、夏になると7188の『あぁ青春』が聞きたくなる。こちらもビール同様、「マイ夏の風物詩」として重宝しております。


■2003/06/22(Sun.)■

 今更ながらだが、Googleの検索精度というやつはまったく恐れ入るほかはない。Googleの登場から、ネットの使い方が大きく変わったように思う。いつでもどこでもネット環境があれば、膨大な百科事典を持ち歩いているようなもので、研究でも仕事でも趣味でも生活でも、よく活用している。超マニアックな社会学系論文から、すしめしの炊き方までその範囲は多岐にわたる。

 今日もちょっと調べごとがあって「ゲイ」で検索をかけた(ホモセクシュアルの意で)んだけど、「ビル・“ゲイ”ツ」がやたらとひっかかってきてあまり使い物にならなかった。パソコンで検索するとやはりパソコン関係の文字列の方が優先されるということか。こいつも万能ではないんだなと痛感した次第。


■2003/06/21(Sat.)■

 好きなもの、欲しいもの、見たいものを形にしてみたくて、描き続けてきたように思う。僕にとって絵を描くというのは、何かを手に入れることの代替手段だったのではないか。実にまったく個人的な理由であるにも関わらずというか、だからこそというか、飽きっぽい僕が唯一続けてこられたことが、絵を描くことなんです。

 欲しい、見たいという思い入れがあるからこそ、そのイメージを忠実に画面にトレスしたいと思うわけで。だから、絵に関して言えば、僕にとって対象を好きでいることと、思考することはまさしく表裏一体なわけです。好きだから、考えてしまうし、考えてしまうということはすなわち好きだということなんじゃないだろうか。

 もちろん、技術的な向上心というのもそれなりには持っているつもりだ。しかしそれとて、自分の思い入れをどれだけ掘り起こせるかという動機に基づいており、プロとしてのそれとはいささか離れたところにあるような気もする。

 だから、描いたものが半直接的に金銭的価値に直結する世界で仕事をはじめてみると、じつにこれが申し訳ない気分でいっぱいになってしまう。

 ……というようなことを知人に話したら「モノカキなんてみんなそんなもんだよ」で一蹴されてしまったヨ。


■2003/06/20(Fri.)■

 何度か書いたと思うけど、俺のいる部署は俺以外全員女性である。しかも、いち部署で全社の平均年齢をぐぐっと下げているような若人揃い。入社時に「気になりませんか?大丈夫ですか?まぁ、ハーレムだと思ってください」などと言われたりもしたのだが、当初からわりとあまり意に介さず毎日やっている。女性陣があまりオンナオンナしていない、ということや、こちらもあまり男として見られていないということもあって、他部署の男性から同情されるほどの「ケツの座りの悪さ」というのはまったくなく、気楽なもんだ。

 しかし

 油断しているとものすごい会話が飛び交っていてまったく恐れ入る。パンツの話で盛り上がっていたころはまだ可愛い方で、今日なんかは「インキン」について至極詳細な分析合戦がおこなわれており、正直ひるんだ。昔、女子高出身の友達が平気で「チンポ」とか言い出して驚いたことがあったのだけど、もしかしたら僕は「いない」ということにされているのかもしれない。


■2003/06/19(Thu.)■

 オレのいる部署が、近々場所を移転するとかで、今日初めてその移転先に連れて行かれた。同期どのや先輩様方もそこへ行くのは初めてらしく、部屋に入った途端総員あからさまに困惑した表情を浮かべていて、見ていてなんだか可笑しかった。「ここが我らのネオ・オフィス!!」という夢と期待に満ちた場所とはいささか遠く、陰気で陽のささない、どちらかと言えば廃ビルを思わせるワケアリ物件、という感じが。絵描き系オフィスによくある、ラジオのDJがBGMがわり、というよりも、どこからともなく聞こえてくる女のすすり泣く声の方がよく似合う。

 1ヵ月後にはここが我々のオフィスになっているとはちょっと信じがたい気がする。まぁ、内装をちょっといじると言っておられるし、機材やら資料やら入れば大分変わるんだろうけど。

× × ×

 夜にフロに行ったら、4,5歳くらいの女の子が、オトウチャンに連れられて男湯に来ていた。銭湯ではわりあいよく見る光景で、おれも9年間の銭湯生活の中で幾度と無く経験済みだが、今日フト思った。真性ロリって、これかなり困るんじゃないかなぁ、と。


■2003/06/18(Wed.)■

 「自慢ではありませんが……」といって始まる話は、たいがいが自慢話である、というような法則(?)は置いておいて、素直に聞いていただきたい。自慢ではない。

 会社に入って、なんだか褒められることが増えたような気がする。それは仕事で描いたも(かわいいの描くなぁ)のであったり、アッチ達との「呑み・スタイル」(それ、楽しそうやなぁ)だったり、その日の服装(そのシャツええやん)だったり。ちょっと意外……というか、フシギでならない。褒めてくださっている面々には申し訳ないが、もっとハッキリ言うと、信じがたい。

 もともと褒められることに慣れてないのだ。それには色んな理由があって、ひとつにはもちろんオレの諸々が褒めるに値しないということであり、もうひとつは、オレとセンスの合う人は、なぜかことごとく「褒め」を言葉にしない人が多かった。だから、改めてこう自分のことを良く言われると、どういう反応をしたらいいのか戸惑ってしまう。

 世渡りの長けたやつなら、謙遜してみたり、会話の流れに乗って自慢して見せたりいろいろできるんだろうけど、オレはほんっとそのへんブキッチョで、「はぁ…」などと言いつつニヘヘ式薄笑いを浮かべるのが関の山というわけで。

 そういえば面接のときに「大学院ではコミュニケーション論を専攻しておりました!!」などと言ってしまった。バケの皮がはがされるのも時間の問題か。


■2003/06/17(Tue.)■

 会議の議事録とやらが回覧で回ってきた。とある自社製品にまつわるアレコレが議題。

・課題
 従来品に比べ、コスト高(通常の3倍)

 ……えーと、やっぱりイメージカラーは赤でしょうか。

× × ×

 そういえばなんだかんだで入社二ヶ月を超えた。俺自身ビックリしています。2ヶ月も居座ることができたという事実もそうなんだけど、そもそも、もう2ヶ月もたっているという時の速さにビックリなのだ。日雇い生活は2ヶ月弱だったから、もうあれより長い時間をサラリーマンとして過ごしていることになる。ちょっと信じられない感じだ。あの、初春の日々のほうがずっとずっと長かったように思うんだけど。


■2003/06/16(Mon.)■

 やっとこさ3Dが終わったと思ったら、また仕事がたてこんできた。

 そういえば、論文にしても自分の漫画にしても、かなり力を入れて書(描)いてきたので、終わったら「おわったー!」という開放感でいっぱいだった。期末試験が終わった時なんかの、あのカンジ。「おれはもうこれでしばらく勉強なんかしないからね。論文も書かないからね、漫画も描かないからね……」などとブツクサつぶやきつつ、いつもよりちょっと上等の酒を買いに行って、夕方の特売のサシミなんぞをついばんで「旨い」と一人ほくそ笑み、酔いざましにフラッと散歩に出たら明神川にはホタルがユラユラあぁまた今年も夏が来ますなぁ……と、もうこれは本当に文字通り「終わった」という感じなのだが、仕事というのはまさに終わりがなくて(あったら困る)、一息つく間というか、セルフお疲れさん期間を設けたりすることもないのだなぁ。

 以前いた職場は接客業に近く、「やりとげた!」というような業務はなかったし、その次の職場ではあまりに壮大なプロジェクトを任されてしまっていたのだが、完成する前にクビになってしまったし、とにかくこういうサイクルは初めてなのだ。

 「漫画家になることより、漫画家でいつづけることの方が何倍も難しい」という話を聞いたことがあるけど、書き続けたり描き続けたりというようなことが、果たして本当にオレにできるのか、いささか期待まじりの不安というか、不安まじりの期待というか。


■2003/06/15(Sun.)■

 何にも予定がないと、2連休ってこんなに長いのか。

 原チャでブブーンと七条七本松の業務用スーパー、ODAまで行き、格安冷凍ピラフをガッスガッスと買いあさってきた。しかしあそこは一人で行ってもあまり楽しくないね。冗談みたいなバカデカさの業務用食料品をツレとゲハゲハ笑いながら店内練り歩くのがいい。よく、観光地のお土産屋さんなんかで、バカデカポッキーとか売ってるじゃないですか。あれの“メシ”バージョンといったところ。プラモデルの箱みたいな「バーモントカレー」なんかがあって普通に笑えます。

 ODAに行く途中、新風館に寄った。ここも久しぶりだなぁ。日雇いやってた頃は京都市中を走り回っていたんだけど、会社に行くようになってめっきりうろつかなくなった。それはさておき、新風館では中古ビデオのセールを行っており、見たかった映画が300円とか500円なんかで売られているではないか。『ホワイトアウト』と『グリーン・ディスティニー』を購入。なんだか休日らしい休日でした。

 夜は「人間のイメージ能力ってスゲェ!」と思える出来事に遭遇。いやまったくビビります。


■2003/06/14(Sat.)■

 ひっさしぶりに何もない休日です。一ヶ月以上ぶり。あぁ、休日とはこういうのを言うんだなぁと思いつつ洗濯やら掃除やら洗いもの。あとは絵を書いたり駄文を書き連ねたり。


■2003/06/13(Fri.)■

 陰毛にも枝毛ができることを知った夜。これからも、少年の好奇心を失わないようにしたいと決意。

 dionからモデムが到着。接続設定、ものの15分ほどで終了。ホンマにこんなんでエエんか!?というほどサクッとできて拍子抜けでした。「インターネットにつながらない!!」と、サポートセンターに電話したら今度は「いくらかけてもつながらない!!」とお怒りのみなさん、ごめんなさいねー。

 さて、これでNTTのフレッツADSLモデムを返却しなければならず、その返却先の確認のため、昼休みにNTTに電話した時の話。こっちとしては「返却先は高野局でいいのか否か」の答えだけ欲しかったんですよ。だからカンタンな住所と、事情だけ話してあとは「イエスかノーかでお答えください」の世界だったんですけども、やれ電話番号言えだの、やれ正式な住所を言えだのせっつかれて、挙句の果てに「少々お待ちください」と言われて待つこと10分。何をそんなに待たせるような調査が必要なんだ!?

 ……まったく役人商売はこれだから困る。


■2003/06/12(Thu.)■

 約束通りS.N.氏と呑み。一乗寺だとか、俺ン家だとか色々案があったのだけど、結局ウチの近所の焼き鳥屋へ。メニューにある焼き物を一通り頼んで、ビールをあおる。そういえばこうして彼と、キチンと呑むというのは本当に久しぶりな気がする。昨年11月頃、王将でのんだの以来なんじゃないか。

 それはさておき、もう5年ぐらい原チャに乗り続けていた彼だが、俺の免許取得と入れ替わりに、ふたたびチャリに乗り始めたらしい。しかもけっこうまとまったカネを出して「それなりの」マシンを新調したというから、その気合もうかがい知れるというものであろう。一体彼のいかなる心境の変化が、この大転換をもたらしたのか、というようなところから語りモードは開始された。

「なんかね、原チャって、“椅子が走ってる”って感じがするんだよ。それに気づいてから、なんだか気持ち悪くなってさ。やはりこう、乗り物には“またがる”というのが重要だと思うねん」
「うーん、確かにスクーターの、あの足をチョコンと揃えて乗るタイプは俺もかすかな抵抗を感じるわ。だからと言って足をおっぴろげたらたちまちヤンキーになってまうしなぁ。しかし“またがる”ということであれば、スクーターからカブに乗り換える、というのも手ェやったんちゃうの?」
「またがる揃えるというのもまぁ、重要な問題だったんだけど、俺は改めて“自分の足で前に動いてみたい”と思っただぁよ」

 色々聞いてみると、どうやら彼はスクーターという乗り物に、彼の人生における目下の現状を見たようだ。椅子にチョコンと座っていたら、そのままどこかに連れて行かれそうな気がしてしまうらしい。もっとも彼自身が「スクーター人生」というような言葉をハッキリと使ったわけではなく、関連付けとしてはまだ曖昧さが残る言い回しだったが。とにかく、彼の内部における何らかの「現状打破」の象徴的事例として、今回のチャリンコ転向がある、というのは間違いないようだ。

 よく中高のガキが、そのエネルギーをもてあましてバイクでブッ飛ばしたり、何かしら悪いことをしでかしたり、というようなことを言われるけれど、彼の場合もてあます焦燥感が「自転車」という形に結実したわけだ。

 ……というようなことをウダウダと喋っているうちにもサケは進み、コンビニでワンカップを買って賀茂川で2次会。いくら呑んでも彼はもぅチャリダーだから問題はないのだ。


■2003/06/11(Wed.)■

 3Dデキタヨー!!!まだまだ(文字通り)荒削りの代物ですが、なんとかOKいただきマスタ。ついでに課のみんなに拍手もいただきマスタ。いやーよかった……って、夕方けっこう遅くの完成だったので、本提出は明日。だもんで多分かなり修正食らいそうだけど。

 セイカに本を返しに行ったついでに、S.N.氏のオフィスに立ち寄ってみる。なんと言うことなくたらたらしゃべっていて、続きは明日にビールでも呑みながら、ということになった。しかし毎度のコトながらとは言え、こうやって彼の仕事場にたびたびやってきてウダウダ話して去っていく、というような、どう考えても邪魔だろう俺は、的行為がいささか申し訳ない気分もあり、その上明日もビールだなんて、仕事は大丈夫なのか?と問うてみた。S.N.氏は「早速!」と言わんばかりの勢いでカレンダーに印をつけながら「大丈夫だよ。だって、楽人とビールものめないほど忙しいだなんて、せつないじゃないか!」と言った。まったくコイツはいつものことながらなんて艶っぽい言葉を繰り出してくるんだろう。まいったまいった。

 帰宅すると、dionからモデムが来ていたようだ。いよいよか。


■2003/06/10(Tue.)■

 相変わらず右足首をひっぱったつもりが、ひざをとんでもない方向に伸ばしたりしています(shade)。みなさんいかがおすごしでしょうか。

 まぁそんな風にシャレ抜きで難儀しておるわけですが、会議が入ったり、他の仕事のポカミス修正とかで遅々として進みません。おまけにシメキリが1日早まったし!!!

 この3D、「動かせ」とか言われたらもぉホントにサジを投げます。ダメ。3次元のことをオレに聞くな。


■2003/06/09(Mon.)■

 仕事ですが、相変わらずshadeで悪戦苦闘しております。まわりにshade使いがおらんのがキビシーですな。しかし、オノレの空間把握能力がこれほどまでにとんでもなくヘボヘボであったとは知りませんでした。基本的に、イラレのようなパスでポリゴン(のようなもの)を描いていくんですが、ほっぺをこう、ちょっと引っ張ったらなぜか後頭部が3メートルぐらい伸びたりして、もうヘルプミー!って感じです。もぉ、俺はおとなしく2次元に生きます。

 ところで毎週月曜日は「朝礼」なるものがある。週代わりで社員がなんとなくボソボソと「おはなし」をするのが慣例のようだ。で、今日はまさしく俺の番だったわけなんだが、

エー、そろそろ暑くなってまいりまして……、「味覚の秋」などと申しますが、いやはやまったく夏の味覚もなかなかに捨てがたいものがあります……。

 何を勘違いしたんでしょう、俺。これではまるで落語のマクラではないか。

 ……と書いていて思ったんだけど、月曜の朝というのは誰もがなんとなくケダルイ気分のはずだ。のっけからパワー全開、バリバリ仕事仕事!!というような人はどちらかと言えば少数派だと思う。もし俺が今日の朝礼で本当に独演会よろしく延々と喋り続けたらどうなったんだろう。やはりギョーカイの人っぽく、誰かが「詰めて!詰めて!」のポーズをしたんだろうか。それとも仕事したくなさに、みんなゲラゲラ聞き入ってしまうんだろうか。

 聞き入ってもらえるような話ができるかどうかはさておき。


■2003/06/08(Sun.)■

 え、春にチョイと世話になった人からの頼まれごとで1日中出ずっぱりだったんですが、そこでスゴイ奴とであった。経歴を書くと個人が特定できてしまいそうだが、まぁたぶん業界ではちょっとした有名人だろうからいいだろう。

・東京の文系大学で経済学を学ぶ。
・在学中、思いつきで書いた企画書を持ってソニーに殴りこみ。その場で採用。
・その企画書(新形態ショップ)の責任者(=ショップの店長)に就任。大学は中退。
・1年ほど経過、ショップが軌道に乗ったため、退職。
・1年ほどヨーロッパを放浪
・ヨーロッパで建築に目覚め、京都の某美大建築科に入学。

 もぉワケわかりません。「ソニーその場で採用」ってなんなん!?しかしながらワケの分からなさでは俺も負けていない。

・小学校〜高校までの、地元の子供会活動&震災ボランティアで、子どもとかかわる楽しさにハマる。大学入学直後いきなりそういう系のサークル設立。
・1年ほどあれこれやりながら、徐々に同人活動にハマる。チャリ旅にも同時にハマる。
・本気で漫画を描き、出版社に持っていってみるが「スポーツ漫画を頼む」と言われ、あえなく挫折。
・就職活動をしていなかったため、ズルズルと大学居残り職員(つーかバイト)。
・契約切れのため大学を放り出され、ようやく絵描きの職につくも、半年でクビ。
・なんだか色々メンドウくさくなり、半年の保留期間ほしさに大学院受験生と化す。ところがビックリ、合格。
・まじめにやると、研究活動もなかなか面白い。
・修士論文は(なぜか)好評を博し、学会発表に至る。
・が、生活のため肉体労働の日々(東京放浪生活含)。
・絵描き会社ばかり狙って攻めたところ、こともあろうに伝統産業系の会社に就職。

 ……なんなんだこの脈絡の無さは。児童福祉はどこへ行った?しかも内容がいちいちセコい。もぉだめだ。ションボリして焼酎でもあおるしかない。


■2003/06/07(Sat.)■

 春にイベントの誘導員バイトをやった時や、あと道端で人に道を聞かれた時なんかにいつも思う。どうして自分で調べようとしないのか、と。いや、別にめんどくさいわけでもないし、人嫌いなわけでもない。情報のただ乗りをしようというその根性が気に入らないのだ。しかも、聞いてくる場所というのはまぁ十中八九、目的地のすぐそば。そこまできて、なぜ人に頼る?

 たとえば俺は(自分をひきあいに出すとどうにも自慢めいてアレかもなんだが、俺はこのくらいのことは当然だと思っているので)3月に東京でプチ生活もどきっぽいものをやった。「プチ」「もどき」「っぽい」と、どんどんあやしくなるがあまり気にしてはいけない。出発にあたり、東京にも学生相談所というものがあるということ、京都の学生でも登録できるということ、相談所への行き方等々に始まり、バイトの現場への行き方もすべて自力で調べ上げた。しゃら君チを追い出された後も、ネットカフェやカプセルホテルなど、費用、体力、時間などを勘案してベストチョイスをしたつもりだ。これしきのことが、なぜできないのか?おまけに、そうやってフニャフニャと降参してしまう奴に限って、ドコモとかezWebとか使ってやがる。俺に言わせてもらえりゃ、それはガイドブック付きの地図を持っているようなものなのだ。つまり、目的地が明確で、地図を持っているにも関わらず、すぐに人を頼る……。

 ……つい、にこやかに答えてしまう自分が一番腹立つ。


■2003/06/06(Fri.)■

 就職するといつも椎名誠の本を読みたくなるのだが。

 彼の著作との出会いは、はるか15年ほど前にさかのぼる。ぼくは小学校5年生で、親父から『わしらは怪しい探検隊』を薦められたのだ。先日久しぶりにこの本を開いてみたら、最初の挿絵に「なにはなくともビール ビール サケ サケ」などと書いてある。親父はいったい何を考えてこんな本を小学5年生に薦めたのか。これは余談だけど、嘉門達夫を最初に教えてくれたのも親父だった。そのアルバムの2曲目には「今日はもうオナニーして寝よう」というような歌詞が。後者についてはコメントを控えるが、ぼくのアル中の日々は、この時わずかながら予兆を見せていたのかもしれない。

 それはともかく、「ズッコケ3人組」シリーズ(なつかしいなぁ)にも飽きはじめていたぼくは、お昼の給食時間(配膳待ちの時間)に、『わしらは〜』を読みふけっていた。思えばオカシなことだ。数分後には「てをあわせてください」「おあがりなさい」「いたーだーきーます!」を控えているガキが「ビール ビール サケ サケ」とか書かれた文庫本を夢中で読んでいるのだから。

 それを見つけたクラスメイトが「よーそんなん(小さい字の本)読めるなぁ!おれ、アタマ痛なってくるわ……」と言ってきた。ぼくは「そんなに小難しい本じゃないんだけどなぁ……」と思ったのをよく覚えている。字の大きさで本を選ぶというのは、つくづくもったいない話だ、とも思った。その時話しかけてきたヤツも、当然今は26、7のオッサン一歩手前な年齢だ。彼は最近、どんな本を読んでいるんだろう。

 いまだに「ノンタン」シリーズとかだったらちょっと手に負えない感じがする。


■2003/06/05(Thu.)■

 先日も書いたけど、マイ未開の境地、3Dグラフィックのために勉強をしなければならず、そのため他の通常業務をガッスガッスと処理しております。

× × ×

 プロバイダの乗換えを画策してもう2ヶ月近くになっている。まぁ、NTTの方が未払いで回線の確認ができないとか何とか、俺にも落ち度は多分にあるのだけど、このままでは無料キャンペーンシメの6月を過ぎてしまうではないか。これまでも何度か問い合わせをしたのだが、具体的にいつつながるかは「お答えできません」の一点張り。

 新しいプロバでの接続をするには、NTTのフレッツADSLを解約しなければならず、その辺の顛末は先月の13日に書いた通りなんだけど、解約してから、最悪2週間ぐらいは新しいプロバに接続できないという話もあり、まったくコマッタコマッタ状態なんである。

 しかしまぁそのあたりはシステム上やむを得ない部分もあるんだろうし、スタッフさんの対応も、「解約」という語を発した途端ロコツに口調が冷淡になったり、あまつさえ解約を一月間違えたり、「サラリーマンがいつ問い合わせぇちゅぅねん!!」というような時間帯しか受け付けていないNTTとは雲泥の差がある。

 NTTというのは、元・公営事業の中では一番企業努力が足りてないんではないかとフト思った。JRもJTも、まぁなんとなくそれなりにやっているような気がする。郵政公社はこれからどうなるのか分からないけども、地方なんかに行くとモロに地元密着型だったり、以前から接客・サービス業の気配が漂うし。人にもよるだろうけど、最近区役所の方が親切だったりするぞコラ。


■2003/06/04(Wed.)■

 仕事後、俺の部署+αで、メシを食いに行き、そのまま歌いに行った。午後の仕事中に同僚が「カラオケ行きたい!」とわめきだしたことに端を発する。俺は先日アッチexitくんと行ったばかりだが、初めてのメンツでというこの発案は賛同するにやぶさかではない。というか、本当に盛り上がったのは歌の計画ではなく、「どこでメシを食うか」ということだったのだけど。で、結局大谷大学食堂に潜入する我々。歓迎会を除けば、初めて部署として「食事でも……」という具合なのに、こんなことでいいのか。

 しかし、午後になって突然「なぁ、今日カラオケ行かへん?」とは、まるで高校生みたいだ。

 歌は、楽しかったです。フツーに。なんだろぅ、何がどうというわけでもなく、アッチなどと行く時よりよく笑っていたというわけでもないのだけど、なんかうれしかった。基本的に絵描き系さんとはウマが合うのかなぁ。


■2003/06/03(Tue.)■

 会社の方がちょっとたてこんできた。会社から、俺の部署にやってきた案件を、主任が各部員に割り振っているのだけど、どういう基準でどのように割り振られているかについてはまったく分からないので、つい余計なことを考えてしまう。すなわち、主任さんは先日サイトバレしたうちの一人なのだが、その頃の日記には「まだそんなにやることがなくてヒマだ」というようなことを書いていた。それを見た主任が「おーししれならやってもらおうじゃねーか」と言わんばかりの勢いで俺にドッサリ割り振ってきているんじゃないかと。

 そういえば、同じくサイトバレした同期さんが、ここ最近昼メシを会社で食っている。これも「大丈夫なんだろうか」などと余計なことを書いたからではないかと、つい勘ぐってしまう。

 ……それはいいとして、大量に回ってきた案件の中に、3Dグラフィックのものがひとつまじっていた。3Dなんて触ったこともないし、操作方法のイメージすらもわかないのに大丈夫なんだろうか。2D系なら、初めてのソフトでもなんとなく「あ、ここはこうすればこうなんるんだ」的なものがオボロゲながらも思い浮かべられるんだがなぁ。


■2003/06/02(Mon.)■

 先日、マツリの帰りに見かけたもの。

030601.jpg 「オープンハウス開催中 ご自由にお入りください」などと書かれているが、いったいどこに「入れ」ばいいというのか。文字通りオープンだし。奥には、スチール製のアングル棚が置いてあり、のぼりには「好評分譲中」と書いてあった。こんなものを分譲されても困る。

 というか「ハウス」は一体どこにあるのか。不動産屋が「シオン」なのも拍子抜けです。ジオンにちょっと足りてない感。


■2003/06/01(Sun.)■

 そんなこんなで、相方様と別れました。あ、別れたって、見送ったということなんですが。今回カゼはお召しになられませんでしたが、残り2か月分の定期を紛失され、大打撃。ここに来ると何がしかよくないことが起こる相方です。さすが魔界都市京都と言われるだけのことはある。

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 最近「早番」というものができたアッチと、夕方京都駅で待ち合わせ。こうしてフツーの正しいサラリーマンの時間に遊べるということで、幸せそうなアッチ。exit君もよんでみたところ、快諾で即時合流。アッチとメールで「exitくん釣れた」「釣れた?」などとささやきあっていたことは内緒です。

 京都タワービルで、今日からオープンの屋上ビアガーデンに行った。3000円で呑み放題食い放題。食い物の方も量・バリエーションともに充実しており、さすが3000円も取るだけのことはありました。

 ここでまたいつものようにバカ話に明け暮れていたんだが、フト見ると我々の席の近くに、大学生風の7人連れが。男3人、女4人が向かい合って座っており、どうにもロコツに「合コン」という気配が濃厚に漂ってくる。しかし気になるのが、この合コンお世辞にも盛り上がっているとは言いがたい状況なのだ。男同士、女同士で完全に分かれて話してるし。しかもその会話自体なにやらボソボソとひたすら陰気で、まったくもうどうしようもないことになっている。

 面白がって観察していると、幹事とおぼしき男がうつむいてフニャフニャと眠りに入っていくではないか。どうなっているんだこれは。ますます盛り下がっていく一方。残った二人も自分らだけでゴニョゴニョしゃべってるだけやし、もう「あとは俺らが引き受けたからオマエらもうカエレ!」と申し上げたい気分でした。

 ……なんだったんだろうあれは。



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