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■2004/08/31(Tue.)■

 人種雑多なアメリカでは、ポリティカル・コレクトとか差別問題というのが厳しくて、表現にいろいろと気を遣うらしい。『恐竜戦隊ジュウレンジャー』がアメリカ版になって『パワーレンジャー』になった時も、5人の変身前キャラは日本の原作を捨てて、全て撮りおろしになったらしい。特に、子どもが見る番組なので、戦隊である5人の構成は、必ず以下のものでないと社会的に認められないらしい。

・リーダー(これはアメリカン・マッチョでOK)
・女性
・黒人
・アジア人
・頭脳派

 要するにマイノリティに対する配慮というやつらしいが、もし日本がこういうことになったらどうなるんだろう。昨今、我が国で「マイノリティ・および虐げられている、とされている人達」を思い浮かべて見ると、戦隊の人員構成は以下のようになるのではないか。

・リーダー
・女性
・身体障害者
・在日外国人
・オヤジ

 あっ、別に身障者や在日の方々をダシにしているわけじゃないですからね。いいですね。……という言い訳はさておくとしても、どうにもいまひとつパッとしない。「何をマイノリティとするか」によってここまで雰囲気が変わってくるとは。


■2004/08/30(Mon.)■

 会社でプリンタのインクがなくなって、昼休みに急遽北大路のミキまで走る。ミキはプライベートでも良く利用するので、なんだか会社とプライベートの妙な接点を感じて微妙な気分である。会社が日常行動圏内にあるというのも善し悪しだなぁと思った。

 無念なことに月曜日は王将中立売店は定休日なので、北大路大宮下ルの御旅飯店でメシを食う。ここは昼メシ時はいつも戦場の様相を呈しており、闘う料理人の熱い生き様を見ることができ、それはそれでお気に入りのヒルメシスポットである。飛び交う注文!炎をあげる中華鍋!いやー、大衆中華はつくづくジャンプ系ノリだと思います。

 Comicon参加を機に、もうそろそろいい加減『剣をもつもの』を形にしてしまおう、と決意。でも俺はコピー本しか作ったことがないので、どうしたらいいのかよくわからない。昔同人をやってた頃は印刷所のパンフとか山ほどあったんだけど、春の引っ越しで全部処分してしまったのだ。ワラにもすがる思いでtomozouさんに電話をして、印刷所のこととかその他いろいろ聞いてみる。「ナディアの本早く返せ」と言わないtomozouさんに感涙。


■2004/08/29(Sun.)■

 自動販売機のディスプレイになっている、「MIU」のタケシの写真ですが、あれいつ見てもタケシがペンギンの着ぐるみを着ているように見えるんですが俺の目が悪いんでしょうかそうですか。

 ホリデイ・インの古本市場に行ったら『ブレイクショット』が全巻揃っていてウハウハでした。迷わず全巻購入したかったんだが、持ち帰りにやや難あり、ということでとりあえず5巻まで購入。いやー前川たけしいいっす。荒唐無稽なのに、画面をみてたら何だかなっとくしてしまう、という。「漫画がうまい漫画家」として俺ン中で浦沢直樹とともにナンバーワンヒット。

 そして読んでいると無性にビリヤードがしたくなる俺はまったくもって単純明快。

 結局誘われるままに9月26日のComiconに参加することにした。コミコンて!うわー懐かしい響きや。


■2004/08/28(Sat.)■

 相方と四条方面へ出向いて、グッズ作成用の材料を物色しに行く。相変わらず判断は保留にしたままなんだが、おそらく誘われるままに同人活動を再開してみたりするんだろうなぁ、と自分の中でボンヤリ感じている。「作るものリスト」が自動的にバババッと浮かんでくるあたり、あぁやっぱり俺ってこっち畑の人間なのかいね、という感じで。

 信長書店でお互い漫画を購入して、新京極のケンタッキーにて読みふける。いったんタガがはずれると、どこまでもイッてしまうのが我々なんだなぁ。しかし、昼下がりのケンタッキーで、黙々と『彼氏彼女の事情』を読みふける男女、というのもいかがなものかと。

 寺町で欲しいものがなかったので、西院のJ&Pまで走る。最近西院は何かとアツいらしく、僕が職探しをしていた時も西院の会社がやたらと多かったし、お気に入りの「大衆酒場本」にも西院の店がやたらと載っている。実際に出向くのは実に久々の西院だったのだけど、行ってみるとなるほどなんとなくヒトの流れに、四条とはまた違った活気を感じる。大衆酒場本に載っていた、このあたりの店は本当にそそられる店で、俺も会社帰りにイッパイひっかけて帰りたいのだけど、西陣から一旦西院に下りて、また北に帰るというのがどうにも億劫で結局行かずじまいになっている。また今度のぞきに来よう。


■2004/08/27(Fri.)■

 夜、相方宅にて『青春デンデケデケデケ』を見る。

 浅野忠信が若くて何かと楽しい。タイトル通り、高校生のロック青春物語なので、何かとアツいのも、今の浅野とイメージが違っている。

 とりあえず、何か言われたら「おうよ!」と返すのが2人の間で急遽ムーブメントを起こしております。満面の笑顔で「おうよ!」と答える浅野を見たい方はぜひ『青春デンデケデケデケ』を。


■2004/08/26(Thu.)■

 終業後、相方に北大路のバーミヤンに誘われた。行ってみると、おぉなつかしきヲタ情報誌「Find Out」を持っているではないか。なんでも、怠惰な日常に活を入れ、なおかつ世界を広げるためにサークル活動を始めるそうな。

 同人活動が果たしてそういう人生の目的に貢献するのかどうかはさておき、どういうわけか俺も熱烈に誘われている。昔ドラゴンボールで2年ほど同人をやって、その後さっぱりご無沙汰なわけだが、なんかもうこのトシになると別に張り切って友達作りに躍起にならなくてもエエやんけ、という気分が濃厚でどうにも億劫である。こんなんだけどサイトもあるしなぁ……。

 店を出て、ビブレに移動。画材屋や手芸屋でアレコレ見ていると、あれも作ろう、これも描こうという気分になってくるからフシギだ。なんとなく「同人、再開するんだろうなぁ」という気分をかかえつつ、とりあえず判断保留ということに。

 しかし「Find Out」はいつの間にか有料になって、エライ分厚くなって、カラーページなんかもできちゃったりして、大変なことになっていたのだなぁ。高校時代、アニメイトでトーンなんかを買うと、袋にタダで入れてくれたりした8ページ程度の冊子だったんだけど。


■2004/08/25(Wed.)■

 今日も今日とて中立売王将。あんまり思い入れると飽きがくるかも、という危惧もあるのだけど、昼休みになると足が無意識にそちらへ向かってしまう。こうなったらもう、王将中立売店のファンサイトでも立てるしかないのか。

× × ×

 仕事をしていたら、給与明細が配布されてきた。そうか、今日は給料日だったのか。完全に忘れていた。働いたらその場でカネもらって、そのカネでメシを食って生き延びていた頃から考えると、ずいぶんと金銭感覚が変わってきたなぁと思う。別にそんな高給取りでもないのだけど。

 とにかく貯めましょう。来春にはフロつき部屋に栄転するのがマイドリームなのだ。


■2004/08/24(Tue.)■

 人には、「それ」がなければもはや生きていくことなどできないというものがある。仕事、趣味、信条、友情、愛する人……それのない人生などもはや考えることなどできず、むしろそれのために生きていると言うに近い。

 王将中立売店……まさしくそれはオレの生き甲斐。そこで500円を払って定食を食うためなら、どんなに不穏な空気だってみごと耐え抜いて昼休みを勝ち取って見せる。魅惑のナス肉炒め、卵ほうれん草炒め……。

 「本日の定食」、それはまさにオレの人生そのもの。間違っても「定食ちょーだいッ!!」などという不遜な態度で接するものではない。おごそかに、そしてしめやかに執りおこなうのが「ヒルメシの儀」の極意。

 そして帰社した際には、明るく・正しく・元気よく「ただいまーッス!」と言うべし。まさに「帰社するまでがヒルメシですよ」の世界なのだ。これがあるのとないのとでは、午後労働の重圧に対する抵抗力に雲泥の差が出る。

 万が一、その重圧に抗しがたくなった折には、明日の定食に思いを馳せるのが、正しい「ヒルメシ道」のあり方なのだ。


■2004/08/23(Mon.)■

 昼休みの希望の星、王将中立売店定休日ってオーイ!!頼みの綱の御旅飯店も休みってオーイ!!おれのワンダフルレストタイムが台無しだぜまったく。

× × ×

 夜は影山ヒロノブ「アコギな1人旅だぜ」@磔磔に参戦。いや久しぶりです影ちゃん。最後に行ったのが、確か「アコギな2人旅だぜFINAL」だったので、3,4年ぶりですか。

 磔磔は初めてだったんですが、まずその空気のユルさに圧倒的に感動しました。みんなテーブルでサケのんでツマミ食ってるし。ずーーっと前に、影ちゃんが「アコギで全国回りたい」っていう話を初めてライブでした時に、なんかこういうイメージで喋ってたような気がします。

 「一人旅」ということで、今回はエッチーは無し。少々寂しい気もしましたが、ギターもトークも格段にレベルアップしていて、すごく良いライブでした。なんか、こういうサイズで、ステージと客席の一体感にまったく無理のない雰囲気が僕には合っている気がします。影ちゃん、普通に客と雑談するからなぁ。

 ってゆーか、エッチー来てるやんけ!終盤にゲスト出演。相変わらず歌詞間違えまくりで、妙に安心したり。

× × ×

 帰り道、雨の中をトボトボと木屋町通りを歩いていると、イヤっちゅうくらいポン引きに声かけられた。姿かっこう見ろよ!汗&雨でズブ濡れのTシャツで、ヨレヨレのリュックしょって前だけ見てひたすら雨を耐えつつ歩いてるんだよ!どう見てもこれから女を買うカオじゃないだろ!


■2004/08/22(Sun.)■

 最近パソコンを使っていると、意図しない広告ウインドウがヒョコヒョコ出てきて正直困っている。ブラウザのポップアップ広告ではなく、なんだかOSの動作そのものに干渉しているようだ。

 調べてみると、最近ハヤリの「アドウエア」とかいうやつらしく、何かをダウンロードしたりインストールした時に、背後で無言のまま一緒にインストールされてしまう厄介なものらしい。結構、くだらないムービーとかソフトとか落としてるからなぁ。

 でまぁ、一体何の広告なんだコレは!?(パッと見た感じではわからない)と思ってクリックしてみたところ、精力剤の広告だったのでした。

 いらねぇよこんな起爆剤は!!


■2004/08/21(Sat.)■

 イモ焼酎を呑みながら、紅芋チップスをツマミにしております。今なら屁でエイトビートも刻めそうな気がする。ボボボボボボ。

 屁でもいいから、ダレダレの俺を目覚めさせる爽快な起爆剤が欲しいところだぜ。


■2004/08/20(Fri.)■

 我が部署は相変わらず不穏である。ちょっとこれはどうなのか。

 それはさておき、27、8歳にしては遅まきながらケッコン話が相次ぎ、出費の予定が増えていく。「あぁ、これがいわゆる結婚貧乏というやつなんだなぁ」などと妙にしみじみ納得したりもしてみる。いやマァ、僕にしてはガラにもなく真面目に貯金なんぞもしていたので、別にいますぐ生活がどうこうというわけではないのだが。

 9月末に招待された式では、なんと大学時代の友達は僕1人しか呼んでいないという。また、昨年末のように「その他大勢」のテーブルに配置されて所在なく数時間チビチビと酒を呑み続けるのだろうか。「新婦しか知り合いがいない」という結婚式も、ちょっとツライものがあるかもしれない。今から新郎の座席奪取作戦でも練っておかねば。

 ……あくまで「座席」ですよ。って誰に言い訳してるんだ。


■2004/08/19(Thu.)■

 ちうわけでLIFE SIZE ROCK '04、3日目。今日は早めに大阪まで出向き、ソニータワーや東急ハンズなどをウロウロ。先日も書いたソニーのNW-HD1、思っていたよりいいじゃないですか。とりあえずリモコンがお粗末すぎるipodと比べると操作性の点では圧勝。重量もまぁ良いカンジです。問題は、僕は普段こんなに音楽を聴かないということなんですが。

 ……いらんやんけコレ。

040819.jpg 東急ハンズで、良さげな三角リュックを購入。とあるファッションチェックサイトで「とにかく三角形の物はダメ」などとミもフタもないことを書かれたりしていますが、なかなかどうして、そう捨てたもんじゃぁありません。しかもこのリュック、ポケット部分がそのままウエストポーチとして着脱可能で、昼休みに重宝することうけあい。「本体から切り離して」というのが、なんだかロボットアニメみたいでいいじゃないか。迷わず「コアファイター」と命名。

 実は一昨日、「“ノリノリ”とか言っていい子チャンしてんじゃねーよ!」的に多少暴れすぎまして、色んな人に迷惑をかけてしまいましたが為に、今日は相方様より「最前列不可!」とのお達しが出てしまいました。だもんで真ん中あたりでのほほんと聞いておりましたとさ。

 ボニーピンクが京都の人だと初めて知ってビックリした。


■2004/08/18(Wed.)■

 盆もあけまして、久しぶりの仕事。

 何だかよく分からないけど部署全体に唐突に不穏な空気が流れている。オレ何かやったのか?とりあえず誰1人として目を見て話さなくなった。ナンダナンダ?この前までいくぶんユルい空気でまったり仕事していたわけですが、別に急に忙しくなったわけでもないのに、誰もヒルメシに行こうとしない、帰ろうとしないというのも唐突で不自然です。おかげで帰りづらいことこの上なく、自分の仕事は終わっているのに、意味なく資料なんかをペラペラやって時間をつぶしている始末。

 他部署へ足を運んでみればいたって普通なんだが、我が部署は僕の知らないところで何か起こっているのかもしれない。

 あぁ恐ろしい。


■2004/08/17(Tue.)■

 行ってまいりましたLIFE SIZE ROCK '04。なんばhatch初であります。相方様お気に入りのピロウズって奴ぁ、一体どないなツラをしてはりますのんか、ちょっくら拝んできた次第であります。

 ……まぁ何というか、ライブ自体は全然悪いものじゃぁなかったんですが、どうも根本的にライブというものと相性が良くないんじゃないかと心底思えてきたのでした。

 みんな同じように揺れて、みんな同じように手を挙げて、ほいでもってMCになったら途端にみんな「いい子ちゃん」。それで「はっちゃけて来ました!」とか言われてもなんだかなぁ……な気分になるわけでして。

 僕も本当は、こういうイベントごとは心底楽しんで帰りたいと思うんだが、どうにもコトを冷静に観察している自分というヤツを払拭できずにいるわけですな。

 このLIFE SIZE ROCK '04は3日間イベントで、明後日はGO!GO!7188ということで楽しみでもあるんだが、いくぶん気の重さも感じております。


■2004/08/16(Mon.)■

 昼前に、相方にアパートの大家から電話があって、今日は普段閉鎖している屋上を開放するので、大文字の送り火が真正面に見えるわよ、ということらしい。これはまたとない機会、ということで僕も昼間ガッツリ作業をして夕方頃に相方宅へ。

 他の住民たちにも声がかかってるんだろうけど、どうするんだろうな、よかったらちょっとカンビールでも呑みながらノンビリ見られたらいいな、などと思いつつ2人して屋上へ向かうと、そこはすっかり宴席となっており、大家夫婦・その息子・親戚・そしてもちろん住民等、総勢15名あまり。アウトドア用のテーブルやシート、クーラーボックスには飲み物大量。うわー。

 確かに大文字は真正面。左大文字と舟形もチラチラと見えて、まさしく贅沢な夜とあいなった。

 住民のお姉さん方と色んな話をして盛り上がった。まったくいろんな仕事の人がいるもんだ。加えて、住民ならではの超ローカル話も混じる。どういうわけだか呑み放題・食い放題なので、別段腹は空いてなかったのだけど、ここぞとばかりに箸をのばす。このあたり赤貧学生時代とあまり変わっていないような気もする。

 バイトを終えてダッシュ帰宅してきたという大学生の男の子がやってきた。博多出身らしい。僕も博多は好きな街のひとつで、博多話に花が咲く。一方、大家さんの本業は僕の会社と同業に近いような所があって、訊かれるままに「いや、○○って会社で絵を描いてるんですけども……」と言ったところ「おぉ!○○かいな!あそこには××っちゅうやかましいヤツがおるやろう」と。確かに××さんは声も大きく口調も厳しめで、呑み会などになるといつも爆発的な破裂声でしゃべりまくっている。世間は狭いもんだ。

 とりあえず楽しかった、うん。年に1回、送り火の日だけなんてもったいないなぁと思った。できれば春と秋にもこういう宴会はやってほしい。と、住民でもない僕が言ってみる。


■2004/08/15(Sun.)■

 昼前に起きて、セカンドハウス>恵文社>キタバチ>カナート>北大路かつむらと市内北部を縦走。あれ、しかしこの場合移動は東西だから横走、とでも言うのかな。まぁいいや。

 毎年夏は高校時代メンツと何やかやで遊んでいたのだが、今年はメーリングリスト言い出しっぺにも関わらずパスすることに。いやぁ、あまり大量にまとまった時間が取れなかった、ってのもあるんですが。とにもかくにも、彼らは四国へ向けて旅立って行った。結局参加メンバーは3人だったようだ。なんとなくこのメンツもそれぞれの道を行っていて、順次離脱、というような感じもする。

 ちょっとさみしいけど。


■2004/08/14(Sat.)■

 99ショップへ買い出しに行き、あの妙ちきりんなテーマソングに洗脳されて冷凍チャーハン2人前を買ってきて平らげた後、作業にかかる。

 つくづく画面作りがヘタクソになっていると思う。センスとかそういう以前の問題で、頭に浮かんだ構図を紙にうまく定着できないのだからちょっと相当問題があるのだ。困った。

 うなりまくって机に向かい、気が付いたら夜だった。

 夜に相方様が参上。先日、会社を辞めたとかで、まぁ3ヶ月だったけどもとりあえずお仕事お疲れさんということで、ほんとうに久方ぶりに炭火焼をやる。やはり炭火で焼いて一番旨いのは、今のところ鶏のモモ肉だなぁと思う。貧乏性だからだろうか。

 はなわちえのリズミカルな三味線と、炭火の香りが酔い加減に拍車をかける。しあわせな夜だ。


■2004/08/13(Fri.)■

 今日からお盆休みであります。

 盆休み中、仕事関連で写真を撮る都合があって、会社へカメラをとりに行ったら主任が休日出勤でデータの整理をしていた。いやはやお疲れ様なのです。ちょっとしたトラブルがあって、「どうしたもんですかねぇ」などと腕を組んでいたら「早よ帰らんと巻き込まれんで」などと脅されてそそくさと逃げ帰った。

 ビブレで良さげなTシャツを見つけたので思わず買い。相方には好評だ。

× × ×

 ところでいつも遊んでいる高校時代のメンツ用に、メーリングリストの運用をはじめてみた。お互いけっこうバラバラな職業についているので、遊ぶ日の段取りとか、どこへ行こうかとか、そういう連絡を瞬時に共有できて大変良い感じであります。

 が、僕もそうなんだが、あまりメーリングリストに流したくない話題というのは、やはり各人それぞれあって、そういう文章は相手を選んで個別に送信されてくる。メーリングリストは確かに便利なんだが、ヘンに「パブリック/プライベート」という図式が構築されてしまい、これは少々困ったことになったのではないかとちょっと反省もしておるわけです。

 高校時代に、市場の原理の基礎の基礎を教わった時、「人間、みんながみんなそんな合理的には動かねぇよ」と思ったもんだが、やっぱりそうだったんだなぁとしみじみ感じてしまう。


■2004/08/12(Thu.)■

 最近、アクセス数がうなぎのぼり、じゃない、うなぎさがり(?)で激減してきている。やっぱりあんなどうしようもないグチと怒りにまみれた文章は誰も読みたくないようだ。当たり前だ。……ということは、それ以前のクーダラナイ文章でも、それなりに需要はあったということなのか。

 それはそれで自分としては果てしなくクエスチョンなわけだがそれはともかく。

 もっとやさしい目で世の中を見て、やさしい文章とやさしい絵を描きたいと思う。心底思う。

 単純に「親切である」、というようなやさしさではなく、もう少し広い意味での、寛大さをもってコトと対峙したい。


■2004/08/11(Wed.)■

 上司に連れられて、はるばる名古屋の得意先まで納品の手伝いに行って来ました。名古屋初上陸です!!気合いも入るってもんです!!しかし年に数回しか着ないスーツはヨレヨレでネクタイピンも行方不明でした!!イエー!!

 名神高速道路上り線というのは、ほとんど夜中にしか走ったことがなかったんですが、米原・関ヶ原・大垣などという地名を見ていると遠距離の頃を思い出されます。

 えーと、納品は1分ほどで終わりました。なんじゃそら。その後軽い商談に入ったんですが、先方の担当者がすさまじい早口の名古屋弁をまくしたてるので、僕はもう会話の半分も聞き取れず、上司の横で分かったような分からないような曖昧な顔をしてフンフンとうなずいているだけに終始しておりました。これでいいのか。

 アタリマエの話なんですが、名古屋市街をブラブラ見て回るわけもなく、そのままトンボがえりで京都へ。いやぁ、車中ではいろんな話聞きました。聞いてタメになった話とか、できれば聞かずにおきたかった話とか。

 渋滞で帰りがだいぶ遅くなり、帰社した時に、残業帰りの主任とバッタリ出会った。主任は僕の超レアスーツ姿(ヨレヨレ)を見て

「お疲れ様、サラリーマンさん☆」

 毎日サラリーマンだよ!Tシャツに短パンだけどさ!!


■2004/08/10(Tue.)■

 m matterの睦月ムンクさんと四条でビールのんできました。西に夕焼け、東に八坂神社のライトアップというかなり絶妙なロケーションで宴は開催。お仕事のこととか、絵のこととか、大学のこととか、ヲタ話に花を咲かせてまいりました。

 ここんとこ、生活全般、煮詰まってたんで良い起爆剤になった感じデス。

040810.jpg 呑み終わったあとで、フラフラと八坂神社〜高台寺(?)〜方面へ。このあたりって僕は滅多にうろつかないエリアなんで、東山フリークのムンク嬢に案内されつつ「全然しらんかった!」の連発でマヌケ面もそこそこに歩き回る。

 帰路はブラブラと先斗町を北上したんですが、ここでは逆にムンク嬢の方が「知らんかった!」のバーゲンセール。先斗町は親父バイトでかなり出入りしていたんで、けっこう歩き慣れていたんですが、でも僕は「客」としては出入りしていないので、内装はともかく味や相場についてはまったくよくワカリマセン。

 ぼくは結構、あんまり相手の話を聞かずに1人でしゃべりまくってしまう悪癖がちょっとあるんですが、なんとなく今日は聞き役でした。こうまで僕を黙らせるマシンガントークっぷりは、相方の母上、先日の飲み屋のオヤジに続いて3人目です。

 まぁ何にせよ楽しかった。こんな風に、もう少し、ふだん話さない人とも会わなきゃなぁと思いました。


■2004/08/09(Mon.)■

 今月末に予定されている軍艦島行きツアーなんですが、かなりゆったりしたスケジュールで組んであるようです。、最低2日は会社を休まないと行けないっぽい。2日も休みをとって4連休を作り、さらには盆明けにも別件ですでに休みをひとつ入れている状態。

 うーむ、その度胸があるかどうかなんだな……。

× × ×

 進行中の絵の背景のために、資料写真を撮ってきました。市内某交差点。信号が青になったら横断歩道真ん中まで出てバシャバシャ。赤になったらひっこんで。何度かそんなことを繰り返して、かなり車から注目を浴びてしまいました。

040809.jpg 現在こんな感じです。さてどうなることやら。


■2004/08/08(Sun.)■

 けっこう色んな人に薦められて、今さらながら『DEATHNOTE』を買ってきて読んだ。それでまぁ今日は「実写化されたら俳優は誰か」という話になったわけですよ。以下、案。

夜神月→松田龍平
リューク→志茂田景樹・布袋寅泰
L→安藤政信・浅野忠信
夜神総一郎→緒方拳・長塚京三
レイ・ペンハー→織田裕二

 リューク志茂田派と布袋派で激しい対立が起こっております。

× × ×

 午後から久しぶりにODAへ行ってみた。今日は大量買い込みの用意がなかったので物色に終わったけど、もう少し涼しくなって、買い置きができるようになったらいろんなものを買いに来よう。

040808.jpg なんとなくそのままダイヤモンドシティ・ハナへ行く。前回は雨のため、大変な思いをしてバスを乗り継いでやってきたわけですが、なんだ、チャリだとこんなに近いのか。日常的に行ける範囲じゃないか。

 やはり目立って欲しい物というのはなかったんだが、ちょっと良さげなシガーケースがあったので買ってしまった。


■2004/08/07(Sat.)■

 耳の激痛にて目が覚める。もう数年来、耳の奥の方で異物感があったり、時折ガサゴソと音がするのでひっきりなしにミミカキでカリカリやっているんですが、それが良くないのかもしれない。知人に頼んで耳を覗いてもらうと、「メッチャきれいやで」と言われるから、どうも原因がよく分からない。耳鼻科に行った方がいいのかもしれない。

 昼前あたり〜作業。遅々として進まず。夕方〜すごい雷雨。

 先週、相方の近所のレンタル屋でで100円均一で借りてきたCDを返しに行かなくてはならないため、大急ぎでiTuneで取り込む。あぁ、早く取り込んで早く返却に行かねば……と思っていると、嘉門達夫が「ビデオを返しに行かなくっちゃ!!ビデオを返しに行かなくっちゃ!!」と歌う。ビデオを返しに行かなければならないのに、雨に降られたり職務質問されたり、道を尋ねられたりでサンザンな目にあう男の歌だ。やっとの思いで店にたどり着くと、「お客さん、中身がありませんよ」というオチ。

 俺もザックに一式詰め込んでダッシュで店に向かうと、「お客さん、中身がありませんよ」と言われてしまった。やってもうた感満点です。

 相方と合流して、「ギギギ」という変わった名前の居酒屋で呑む。主にお互いの会社話で盛り上がった。業務内容は別にして、部署のフンイキで言うと、おれたち入れ替わった方がうまくいくんじゃないっすかねぇ、ということに終始。

 でも、よく考えると、俺はどこにいってもうまくやれる自信があんまりないな。


■2004/08/06(Fri.)■

 S.N.氏と、ちょっと久しぶりに呑もうか、ということになった。僕がここに引っ越してから9年半、ずっと気になりつつも足を運ぶことにのなかった近所のこぢんまりしたヤキトリ屋に行ってみる。

 ビンビールを抜いてヤキトリをハフハフしながら、彼が最近立ち上げた会社の話や、今月末に予定されている軍艦島ツアーなどの話で盛り上がった。

 途中、テレビで「ことばのば」(だっけ?)が始まり、俺が「あ!これこれ!俺が最近唯一面白いと思うテレビ番組!」とハシャいでいると、ママによって容赦なくチャンネルはナイターに切り替えられたのであった。ションボリ。

 気を取り直してあーだこーだ喋っているうちに客は俺たち2人だけになった。するとどういうわけか俄然親父さんがハリキリだして、「オゥ!兄さんたち!呑めや!」などと言ってじゃんじゃんビールを抜いては勧めてくれる。メニューにはないツマミもじゃかすか出てくる。おぉ、なんだなんだコレは!?

 が、3時間を過ぎたあたりから何やら雲行きがあやしくなってきた。ママはろれつが回らなくなって何を言っているのかサッパリわからないし、親父も親父で完全にヨッパラってしまい、もう何がなんだか分からない。しきりに「男の夢」といったテーマで1人熱く語っている。会話の便宜上、俺ら2人とも名前を名乗ったんですが、もう終盤は「コラぁ!S.N.!!オマエの夢はなんや、て聞いとるんやぁ!!」と、もうこれはほとんどカラミ酒のようなものではないか。

 10時半頃になって、這々の体でその店を抜け出した。まさに脱出という感じである。途中kousuke君も呼び出したこともあり、3人で7000円ということでメチャクチャ安く大量に呑めたわけですが、どうも釈然としないものがある。なんだか7000円払って説教されてきた気分だ。そもそもあんなにヘベレケになって、7000円という数字は一体どこから出てきたのか。

 俺のアパートにて、再度泡盛でカンパイしなおしたのですが、俺はもうしきりに頭痛がして(俺の場合、二日酔いはほとんどないが、呑みながらすでに頭が痛くなることがよくある)、加えて耳の奥もぎしりぎしりと痛むので、もうどうしようもなくなって座はお開きとなったのだった。

 ……ちょっと、コレ、呑りなおそうよ。せっかく数ヶ月振りの逢瀬だったというのに。


■2004/08/05(Thu.)■

 昼休みに近くの王将へ行ったら、とんでもなく横柄な客が入ってきて驚いた。その中年の男はずんずん店内に入ってきて、ドッカと腰を下ろしたかと思うと、カウンターに向かって「定食ちょーだいッッッ!!!」などと怒鳴るのである。

 たかが王将の日替わり定食(500円)で何をふんぞり返っているんだ。

× × ×

 ちょっと思いついたことがあって、イラストレーターで三つ巴を描こうとしているのだが、これがすこぶる難易度が高い。陰陽紋はカンタンなんだがなぁ。補助線を引いたり、分割とかブレンドとかでなんとかできそうな気もするんだけど……。

 仕事柄、会社には紋の図鑑のようなものがあって、おびただしい数の紋が収録されており甚だ驚かされることしきりである。現代に比べると、極々原始的な製図用具で、よくまぁこんな精密に円とか菱形とか左右対称とか描けるもんだなぁと感心ばかりしている。

 こういう意匠家や図案家という職業は、いったいいつごろから定着したのだろうか。古代史はあまり詳しくないのだけど、奈良朝の頃にはすでにあったんじゃないかと思う。飛鳥朝の頃は、おそらく大陸系の渡来人がそういう仕事をしていたんだろう。最初は、そういう一族が世襲のようにして、おかかえの図案描きをやっていたのかもしれない。

 戦国合戦の頃なんか、ノボリを染める業者はずいぶん儲かっていたんじゃないかと思う。そういう職業人たちの日常生活というか、発注納品システムというのは、どういうふうになっていたのか大変興味深いですな。


■2004/08/04(Wed.)■

 なんだか会社でどんどんデザインが採用になって、「型」の作成指示書がワラワラ来る。どうなってんだ!?忙しくなるのはもう少し先なんじゃないのか?と、社歴1年半のくせにいっぱしに「社暦」についてボヤいてみる。

× × ×

 家にいると、特にアナログ作業をしないということに気づいた。最近、紙に絵を描いた場所というのは、相方宅・会社・同志社大食堂・大谷大食堂・カナートといった具合である。会社がひけたら、こういうところにいって2時間ほどガッツリ集中して絵を描いて帰ってくる、というサイクルを確立させた方がいいのかもしれない。

 サイトの作業もやりたいけど、サイトをやるためにどんどん外に出なくなってしまってマズイなぁと思う。街を眺めていてもさして面白いと思わなくなったからかなぁ。リアルタイムとの差・1ヶ月がデフォであったこの日記も随分追いついてきたし、少し何かを見たり描いたりする方に専念しようかな……って、日記は当日書くもんとちがうんかい……。


■2004/08/03(Tue.)■

 会社で使う素材写真撮影に行ってきました。元々は明日の予定だったのですが、朝「ボチボチ起きなきゃなぁ」と微睡んでいるところに上司から電話がかかり、急遽本日とあいなった。

 新人の我々に技術しどうのために招聘されている、通称「先生」というヒトの運転で一路現場を目指す。車中でも、現場でも何かといろんな話を聞いて、楽しかったです。くだらないバカ写真や、普通のスナップしか撮ったことがないので、実践的に写真を撮ると言うことを初めてやったし、もの作りのメンタル的な話も聞けた。

 最近はこういった年配の方の話をじっくり聴くというのが楽しく思えるようになってきている。例え自分の意見と違っていたり、時代的なズレを感じたとしても、やはり50年60年生きてきた人が主張するセリフには、何がしか重みを感じる。すばらしかろうが下らなかろうが、その人はそのように生きてきたというリアリティを感じてしまう。

 まぁそんなこんなで、日ごろやっている会社の「実作業」の方はあまり進まなかったのだけど、「オレは今日は本格的に写真を学んで来たんやからな、フゴフゴ」と鼻息荒く帰宅すると、相方のサイトにけっこうスゴイ片手間絵がアップされていて、鼻息はたちまち溜息と化した。

 きわめてショボい劣等感と優越感の間をいつもフラフラしている。こんなのもう嫌だ。


■2004/08/02(Mon.)■

 どこかしらで見つけた、この手帳便利術。確かに便利そう。結局、こういう咄嗟のメモはやはり手書きで書き散らすに限るんだよな。図書館のような、公共の情報源は、万人に向けて整理されているべきだが、しょせん自分のアタマをトレースしたメモ書きなんて、キレイなわけはないのだ。

 しかし「発想してから白紙のページを開くまで1秒」と書いてあるのだが、「手帳を取り出す時間」はどうなってるんだろう?俺の場合そこんとこがけっこうネックである。何か思いつくのは、たいていチャリで走っている時である。しかも多くの場合、幹線道路を走っているので、思いついてから手帳を取り出すまでに、以下の行程が必要となる。

・次の交差点まで走る
・路肩に寄せて、迷惑にならない場所まで移動
・リュックを下ろし、手帳を取り出す

 こんなことをしていては、多分10秒でも済まない。だって、チャリがいきなり車道の路肩に停車したら迷惑だし、次の交差点までは走らないとダメでしょう。

 ……別に揚げ足をとりたいわけではなく、本当にココんところがけっこう重要だと思うのだ。起きてる間は常に左手に手帳、右手にボールペン、というような生活をしているなら話は別だが、「手帳を取り出す」という、コレが。

 昔、メモ用紙を常時5枚くらいポケットにつっこんでいたことがあった。けっこう重宝したが、お約束のように、それらの貴重なヒラメキは洗濯機の藻屑と消えていった。

 Tシャツにジーパンで、さっそうと街を歩くカッコイイあんちゃんなんかは、何かを思いついた時にどうしているのだろうかと本気で気になっている。


■2004/08/01(Sun.)■

 相方様が最近見つけたパン屋の話をしてくれた。なんでも、店内に漫画の生原稿とおぼしきものが展示してあるというのだ。「なんだかインディーズコミックの人みたいだったよ!」というので、興味津々で行ってみた。で、通りから店内を一瞥したんだが。

 『焼きたて!!ジャぱん』

 めっちゃ大手誌連載漫画じゃねぇか!なにがインディーズだよオイオイ。

× × ×

 メディアを買いに寺町まで行ったのだが、スピンドルで50枚より10枚の方が単価が安いヤツがあって驚いた。他にも色々とショップを冷やかして歩いたりしたのだけど、ガワでなかなかエエやつがあっていささか心動いた。やはりUSBは前面にほしい。それと、白い筐体は若干飽きた。

 その後大丸でデパ地下を見て錦をプラプラと通過してキクヤ書店で漫画や画材を見て回るが、大丸で買ったサケが重くて肩にくいこむ。しかし四条界隈のオタクショップは、高校時代によく通ったもので、こうやって何年かに一度足を運んでみるとモエるというよりもどのこなくノスタルジックな感じさえある。オタクショップにノスタルジアを感じている自分が嫌だ。

 帰り、久々にブックオフにも寄ってみる。文庫本をバカ買いしてバカ読みしたいという熱い衝動だけはあるのだが、そう思うとどれもこれも読みたくなって困ってしまう。



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